月別アーカイブ: 2016年7月

お宮さんを描こう!in 新川神社

禰宜です。7月12日、晴天のもと、地元新庄小学校の5年生が約90名写生に来てくれました。こういう大人数が境内に集うときのために参集殿の便所の数を男子は小3、大1、女子は3室用意しましたので、オファーがありましても安心してご利用いただける事に関してやはり便所は大事だなと思います。境内には木陰もありますし、神社には色々な物がありますので子供の興味を惹く狛犬や手水舎の龍なんかもよく描かれます。

今回の写生の課題は奥行きのある構図と細かい線の描写がテーマだそうで、神社の社殿は写生の題材としてはうってつけであろうかと思います。

IMG_0587 IMG_0585 IMG_0583

富山県神社庁主催「お宮さんを描こう!」のご案内

禰宜です。恒例の神社庁主催の「お宮さんを描く写生大会」ですが、本年より若干エントリー要項が変わりましたので、毎年エントリーの方は御確認ください。

参加者数が年々増加するので(良いことです)、それに対応することと、表彰式の会場が手狭になったことなど色々あるようです。ですが、締め切りも以前よりも長くなりましたし、グランドプラザで表彰式をしてもらえるので、以前よりバージョンアップ感がありますので、是非トライしてみてください。今年は我が地元の新庄小学校がクラスで初参加です。賞をすべてかっさらってきてもらいたいもんです。頑張れ。

H28niikawaお宮さんを描こう

7月3日鷹乃羽雅楽会温習報告

禰宜です。今月の温習は第二期生は引き続き基礎練習です。笙は越殿楽の2行目、3行目をレクチャーいたしまして、「手移り」という笙の指運テクニックを伝授しました。笙の指運は擦りながら指を一定の動作にて順番に動かして次の和音に移る作法があります。最初は難しく感じますが、マスターすれば物理的にも理にかなった奏法であると私は感じておりますので、今後気長にお伝えできればと思います。他の管は講師に進捗内容を聞くのを忘れました、すいません。

後半の一期生はついに「打ち物講習」を開催いたしました。多賀さんから三鼓をお借りいたしまして、2セット準備して実際に叩いてもらいながら先ずは体験していただきました。最初からはなかなか思うように打てないので、今後は交代で役割分担して練習して参りたいと思います。

 

6月30日夏越大祓斎行。

禰宜です、梅雨らしい毎日ですね。今年も恒例の夏越大祓、茅の輪神事を斎行いたしました。平成24年から当社でも初めて5回目ということになりますか。準備の要領もわかってきたようですが、茅の採取にはやはり気が抜けません。天候を見ながら、茅の生育を見ながら、6月30日にベストな状態で新鮮な茅の輪を作りたいと思いますので短期決戦です。本年は良い茅を採取できたので良かったです。毎年、採取場所や気候で茅の出来もまちまちですが、本年は良かった方だと思います。茅の輪守りは私が綯いますので、手の感触で茅の葉のみずみずしさと言いますか、弾力やコシが直に感じられます。この時期に茅の葉が生育して伸びてきますので本当に初物と言いますか、生き生きした茅の葉には邪気を祓う生命力が宿っているような気がします。長袖で扱わないと肌が負けてしまってかゆくなるんですよ。

本年は新庄遷宮400年祭のアニバーサリーバージョンで御神札に一筆書き加えました。皆さんの無病息災をお祈りいたします。基本的に私はテレビを見ないのですが(大学時代〜京都修業時代を通じてテレビを自由に見れる環境に無かったので、見る習慣が無くなりました。)、聞こうとしなくても色々な禍がちまたでは溢れて耳に入ってきます。半年に一度、世の中全体を祓い清めて魂の浄化を心がけてこの世をたくましく生きてきた先人の前向きな思いがこの大祓に託されているのではないでしょうか。(pict by kazuto kawashima)