月別アーカイブ: 2016年10月

町新庄祭騒動、大成功。

(これが見たかったんだー映像 氏子神輿勢揃いで神輿振り魂の儀:桑名聖子さん撮影)

まだ夢の中を漂っているような感じがしております、禰宜です。お陰様で無事に町新庄祭騒動、納めさせて戴きました。本当に奉賛会貫江会長をはじめとする総代会、奉賛会役員の方々、各氏子町内会、児童クラブ、若鷹会、田中町獅子方、藤木獅子方、、Jelly’sをはじめとする多国籍屋台、神道体験エリアにお手伝い戴いた神職各位、参集殿の癒やしエリア出店者各位、宮フェス出演者の方々、そして御奉賛戴きました大勢の方々、企業、奉務神社の皆さん方、近隣遠方からご参加戴きました皆々様に深く感謝申し上げます。

写真は若鷹会 Web Site に上がっていますのでご覧ください。

http://niikawajinjya.com/wakataka/

当日は心配した雨も天気予報通り、五本榎の元宮地に着いた頃には上がりましたが、神社から五本榎までの道中、小雨が止まず、たまに強くなる雨脚に参加者の方々が次第に濡れていくのを見るのが辛くて辛くて、大麻を祓いながら、一心に「龍神様、雨、止めて〜」と祈っておりました。そんな雨の中、先頭を歩く田中町獅子方のお囃子と、鷹乃羽雅楽会の楽の音が励ましてくれました。あれが無音で歩くだけでしたら惨めだったと思います。音が途切れずに鳴っているだけで気が紛れるモノですね。雨が上がってからはもう、こっちのもんですよ、今まで幾度となく打ち合わせしてきたことを実行するだけです。私、雅楽演奏が終わるまではお酒は飲まないつもりでしたが、晴れた喜びでそんなことは吹き飛んでしまい、吞まずには居られなくなってしまいました、すいません。宮フェスの最後の方には完全に出来上がっていました。祭典終了時の挨拶も、宮フェスのグランドフィナーレでの挨拶も、本当に何も言うこと無し、でした。唯々、町新庄が気合い入れて元気を出すことだけしか頭に浮かびませんでした。文句なしです。

語り出すと切りが無いのですが、やはり今回改めて感じましたことは何か見えない物に導かれ、後押しをされ、色々なことが繋がって上手く運んでいく様に神々の存在を感じました。

実際、次の日に境内を眺めてみますと、なにかいつもと趣が違うといいますか、境内のエネルギーが高まって神様の力がパワーアップしたように感じます。キラキラ輝くというのでは無くて、なにかぼわーっと優しい感じに磁場が和らいだような感じですか。

顧み致しますと10年前からこの400年祭の企画を総代会に提示していったので構想10年、実際に動き出すのは5年前ということになりますか。私が平成8年4月1日に新川神社禰宜としてご奉仕してから20年、その集大成が結実したような気がします。が、構想の途中からも常々感じて居ましたのが400年祭が目標では無くてキックオフなんだと言うことです。これからが本番、ということですが、今はこの20年間に思いを馳せながら運営を共にしてきた宮総代さん、若鷹会の小川博司頭をはじめとする若衆、協力者のJelly’s神田さん達と喜びを分かち合いたいと思います。

町新庄祭騒動が終わってやはり感謝の心が湧き出てきました。綺麗事では無くて本当にこれは色々な方々がサポートしていただいたりしたお陰だと感じましたし、今まで修行させて戴いた明治神宮や石清水八幡宮、富山の日枝神社、富山県神社庁での色々な行事の経験が私の基礎となっていることも改めて感じ入りました。そして奉賛会を立ち上げる際に総代会研修として色々ご指導戴きました富山県の宮司様各位のお陰様であります。

また、色々な批判に晒された時も「あんたなら出来る!」「記念事業・奉賛活動は、色々な困難を乗り越えながら目標に向かって達成していくもんだ!」と援護射撃をして励まして戴いた総代さんの言葉が私を支えて来ました。言葉一つで人は強くなれるということを実感しております。

そしてなんと言っても若鷹会の存在が今回の大きな成果であります。本当にたくましく頼りになる若衆がいてくれるので今後が楽しみです。思い出せば、町内会長になって間もない小川博司君と最初に家の座敷で酒を飲みながら色々とぶっちゃけ話をして、新川神社の現状と将来の展望を話したこと、そしてそれを理解して飲み込んでくれた事、そして色々なことを企画して挑戦して行ったことが走馬燈の様に思い出されます。

最後になりましたが新川神社の神々、町新庄を支えて来た祖先の御霊達、龍神様のお導きに深く深く感謝を申し上げ、今後も楽しい人生を氏子をはじめご縁のある方々と共に過ごして、少しでもこの世が良くなる事に精を出していきたいと思います。

追伸、400年祭と参集殿新築に際し、様々な御奉納品もたくさん戴きましたので場を改めてご紹介して参りたいと思います。

追々伸、最後に出費がかさんで家計も大変なところでも深刻にならずに笑顔で「お金なーい」と言いながら、好きなようにさせていただいた配偶者と、事業推進の力となった「なにくそ精神」を醸し出させて戴いた両親に深く感謝をいたします。私、怒った方が仕事、進んだりします。ネガティブパワーをクリエイティブエネルギー源として使うんですな。

 

宮フェス:DOZAN11(ex 三木道三)さんの事。

禰宜です。今日はいよいよ宮フェスの大トリを務めて戴くこの方、DOZAN11(ex 三木道三)さんの事をお話ししたいと思います。先日、ファイルを整理しておりますと’01 07 05 Lifetime Resoectのプロモチラシを見つけまして、やはりご縁があったんだなぁと感慨深く感じております。私、結構PRチラシとかカードとか、気になる物や良いデザインの物はストックしておりまして。

話の始まりはいつも私が飲み に行く近所のジャマイカ料理ジェリーズで吞んでいたときのことです。ジェリーズの事はブログ 多国籍屋台(produce by JELLY’S) の事。

をご覧ください。で、そんな中で店主の神田さんと色々レゲエの事やジャマ イカの宗教や風俗など色々なことを教えて貰いました。とある日、今から1年以上前ですかね。400年祭の構想を店で何となく話していく中で、多国籍屋台の話と同時にライブの話もする中で、神田さんからライブに大事なのはやはり中心になる大トリが誰か、ということで「舩木さん、三木道三って知ってますよね。最近こんな歌を出しておられるんで、神社のイベントに良いんじゃ無いかと思いまして・・・」とiphoneでPVを見せて貰ったのが2014リリースの「japan be Irie!!」収録の「かしこみかしこみ」でした。歌詞の1題目を聞いた時点で、ブッキングを決めました。神道・神様へのリスペクトソング。今回の400年祭を通じて何をみなさんにお伝えしたいのか、はこの「かしこみ かしこみ」が代弁してくれていますので、私の仕事はこの曲を一人でも多くの方に紹介することと、自覚しました。今、聞いてもぞくっとします。古事記や日本書紀に伝えられた「大和言葉」をさりげなくライムに刷り込んだ言霊は、神主ですからすべて聞き取れましたし、DOZANさんはかなり神道に対して造詣が深いことを感じました。「天つ神・国つ神」や「国作り」「敷島」「まほろば」「この国のカタチ」などなど。「天地の初めっからの永々たる〜」なんて古事記の最初のフレーズですし。この時代に「国作り」と「この国のカタチ」を問うた歌があろうか、と言う感じです。是非CDを買って、歌詞やCDジャケットのアートワークも楽しんで戴きたいと思います。「かしこみかしこみ」の次の曲が「ギャーテーギャーテー」で仏様のリスペクトソングです。私、この繋ぎが好きなんです。

三木道三さん、奈良県出身だそうで。大和地方ですからなるほど、と思いました。

今の時代、音源は昔のようにレコードではなくてデーターが主流となってしまいました。PVもネットで見られますし、便利になったようですが、私はやはり物としての音源CDをお金を支払って買います。私はレコード世代ですのでやはりジャケットやインナースリーブをなめ回すように見て、メンバーの名前やプロデューサーは誰や?とかスタジオはどこで録った、とか創造された様子を想像する事を楽しむところがあるんです、マニアックですが。このキレッキレのギターは誰や?とか、このドラムのスネアの音、好みやな、エンジニア誰や?とか。ジャケットのアートワークを見ながら音楽を聴くとまた違いますし。外でイヤホンで聴くのも良いですし、TPOで音楽は様々な感じ方ができますので良いですよね。

好きな音楽に対して、音源を製作したミュージシャンやスタッフに対する敬意として、正当な対価を支払う事は当然だと思いますし、制作者が正当な対価を受けることが出来なくなると良い音楽自体が製作されなくなります。そうすると我々も楽しめなくなりますから悪循環になるような気がします。最近フェスが多いのもそういう意味ではCDが売れなくなったからという事があるんじゃ無いかと思います。ライブを見られる機会が増えること、それはそれで良いことですけどね。音楽はやはり「生」ですよ。

「japan be Irie!!」(ジャパン ビィ アイリー)と読むそうです。アイリーって聞き慣れない言葉ですがジャマイカ人レゲエでよく使う言葉(パトワ語)で平和!いい気持ち!楽しい!イイ!最高!の意味だそうです。

是非、町新庄祭騒動、宮フェスでライブを楽しんでください。「かしこみかしこみ」は新川神社のテーマソングのみならず、日本人のテーマソングです、チェックしてください。

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禰宜さん所蔵のプロモチラシ。15年前の物です。ご縁ですな。

 

宮フェス雨天対策ステージに変更!

禰宜です。台風、良い風でしたね。神様が風で境内をブローして戴いたような感じです。が、また掃除かい!ってな感じですが、400年祭ですから清めて清めてまた清めて行きたいと思います。

天気予報を見て、9日、どうするんやろ?と不安に思っておられます方も多いように感じておりますが、大丈夫。多分、この件に関しましてはこの世で私が一番不安ですからー。ただ、私は人ごとでは無いので早速雨天対策をしました。レントオールさんとステージ担当、音響担当者と協議の結果、10m×10mのホールテントを導入、ステージの場所を南北逆にしました。これによって今までのT形三間×三間のステージが五間×三間の長方形ステージに拡張されました。この方が出演者はやりやすいと思います。加えて三間×五間のテントを2張り並べて、全体としては10m×19mの大きさになります。

土壇場にですが、雨天対策のお陰で実は客の動線も良い流れが出来る事、出演者が神社に向かって演奏する向きになった、など利点が多いので、当日雨が降らなくてもかえってこの方が良い設営となったと感じております。お陰様で設営経費も増額ですが・・。出稼ぎ先あれば紹介して下さい。

当日は参集殿の御守授与所にて400年祭のお祝いや奉賛金など受付しておりますので、何卒諸事情お察しいただきましてご協力お願いいたします。

と、いうことで雨天でも宮フェスは大丈夫です。決して広くは無いですが来宮される方々の為に最大限の善処をしたいと思います。

 

町新庄祭騒動・古事記かみさまぬりえお手本納品。

最近、アートの御奉納続きで芸術の秋にふさわしい感じな新川神社です。前回の「古事記に親しむ」の時に、参加者の竹野小百合画伯より、町新庄祭騒動 で出展する「古事記かみさまぬりえ」の原稿と、お手本を収めて戴きました。ご本人は当日、八尾の「坂の町アートinやつお」に参加されるので残念ですが、 「坂の町アートinやつお」は8〜10日までですので9日は町新庄祭騒動に参加して他の日に「坂の町アートinやつお」にご覧戴いくことが出来ます。

彼 女もかなり前から新川神社の「古事記に親しむ」素読会に参加いただいておりまして、今回上中下巻通じて完読されました。おめでとうございます。竹野

さんも 古事記を全巻読破されていますし、神道に造詣が深いので、竹野さん独自のアイデアとイマジネーションで作品を仕上げていただけるので仕事がやりやすいで す。富山県神社庁の「絵解き年中行事の図」も彼女の筆に因る物です。

また、参集殿の参道ギャラリーの「アマテラス」は竹野さんの個展で見 ま して、私が惚れ込んで「いいね、いいね」攻撃をしたらご奉納いただいた一品です。竹野さんは「描き直して奉納します」と申し出てくれたのですが、「そのま まの女神様が良いからあの絵が欲しいんです」と言いました。なんか、女神様が「そんだけいうがなら行ってあげっちゃ」と、お嫁に来てくれたような気がし て、たいへんうれしいです。多分、富山弁では無いとは思いますけど。

「絵解き年中行事の図」 

「坂の町アートinやつお」HP

http://www.bunanomori.com/art/index.html

神饌田の新米、納品。

一昨日、奉耕者の吉田榮一さんより、先日稲刈りしたコシヒカリの納品がありました!本年は藁の衣装を作って戴きまして、400年祭にふさわしい感じです。ありがとうございました!12月4日には皆さんでおにぎりにして食べたいと思います。

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龍神の図 奉納。

禰宜です。参集殿が完成してからですが、それに併せて色々な方々からアートワークの御奉納を戴いておりますので、やわやわと紹介して参りたいと思います。

昨日ですが、米田昌功画伯より、新川神社の「龍神の図」を御奉納いただきましたああああ!

米田昌功画伯は私と高校時代の同級生で、立山曼荼羅の現代的解釈の独自表現で評価が高く、北日本近代美術展で大賞を受賞。言い方を変えれば近代美術館が絵画お買い上げ、ということになりますか。審査員の横尾忠則さんが高く評価され、米田氏の個展にも足を運ばれたと聞いております。神道に通じているので、私としましては色々と言葉で伝えなくても意を汲んでいただけるので仕事がやりやすく、新川神社や神社庁関係の絵画を数多く描いていただきました。400年祭の奉納者記念品の手ぬぐいの絵も米田氏の作品です。

忙しい中でも精力的に芸術活動や障害者のための絵画の指導やボランティア活動をされている姿を見て、私も刺激を受け、がんばれる力をくれる希有な友人ですので、尊敬しております。本人には言いませんけど。

白龍は神々しいです。青龍を描くのが多いので新鮮です。是非、町新庄祭騒動に遊びに来ていただいた際には参道ギャラリーもご覧ください。

多国籍屋台(produce by JELLY’S) の事。

昨日の肉体労働で爆睡した禰宜さんです。秋の長雨とはいいますが、今年はほんとに続くので、昨日の晴れ間に粗方境内のメンテできて良かったです。今も雨降ってたみたいですし。

さて、今日は町新庄祭騒動の台所を賄う多国籍屋台の仕掛け人、ジャマイカ料理JELLY’Sの事についてお話ししようと思います。話の始まりですが、店主の神田さんとは店の地鎮祭の時が初対面で、印象的だったのは地鎮祭は普通、施主と施工がいるんですが、神田さんの場合、施主も施工も神田さんだったわけです。つまり「セルフビルド」という事です。それで何を建てるのかというと「Barを建てる」ということでした。近所に飲み屋が少ないのでそれは良い、と楽しみにしていました。実は私、カラオケが苦手ですし、女性と気の利いた会話はもっと苦手ですので、Barが好きなんです。静かに本が読めますし、店の人もほっといてくれますし。で、数ヶ月ぐらい経ってもなかなか進んでいないようなので本当にできるんかな〜と思っていましたが、1年後くらいですかね、ちゃんと完成したので行きましたらジャマイカ料理の店でCafeもBarもあるということで一人でもよく行きますし、家族でも通うようになりました。ジャークチキン、スパイシーで美味しいです。他の料理も全部美味しいです。メニューを順番に食べても大丈夫です。 そんな中でジェリーズさんが店の駐車場で「多国籍屋台」というその名の通りのイベントデイを催すようになられました。その頃には神田さんともお互いのことを色々と話す仲になっていましたので、「新川神社の400年祭にクオリティの高い屋台を出しませんか?」の言葉に「もちろん」と答えたわけです。もしくは「こんなん、うち(400年祭)でもやってよ!」って私がお願いしたような気もします。出店される屋台は普段飲食店や飲食関係のプロです。今回は新川神社とJELLY’Sさんの企画である「多国籍屋台」がコラボする、という形になっているわけです。神社境内と言うことで場所も広いので今回はおでんや焼き鳥などの和食も参加。なによりも「屋台Bar」!楽しみです。鷹乃羽雅楽会で出演ますので、演奏後にドライマティーニとギネスをカッと吞みたいと思います。

と、いうことで当日は町新庄祭騒動イベントそのものと参加者のみなさんのお腹を盛り上げてくれることでしょう。是非遊びに来て下さい。駐車場に限りがありますので、なるべく電車か乗り合わせてお願いします。