日別アーカイブ: 2016年10月7日

宮フェス:DOZAN11(ex 三木道三)さんの事。

禰宜です。今日はいよいよ宮フェスの大トリを務めて戴くこの方、DOZAN11(ex 三木道三)さんの事をお話ししたいと思います。先日、ファイルを整理しておりますと’01 07 05 Lifetime Resoectのプロモチラシを見つけまして、やはりご縁があったんだなぁと感慨深く感じております。私、結構PRチラシとかカードとか、気になる物や良いデザインの物はストックしておりまして。

話の始まりはいつも私が飲み に行く近所のジャマイカ料理ジェリーズで吞んでいたときのことです。ジェリーズの事はブログ 多国籍屋台(produce by JELLY’S) の事。

をご覧ください。で、そんな中で店主の神田さんと色々レゲエの事やジャマ イカの宗教や風俗など色々なことを教えて貰いました。とある日、今から1年以上前ですかね。400年祭の構想を店で何となく話していく中で、多国籍屋台の話と同時にライブの話もする中で、神田さんからライブに大事なのはやはり中心になる大トリが誰か、ということで「舩木さん、三木道三って知ってますよね。最近こんな歌を出しておられるんで、神社のイベントに良いんじゃ無いかと思いまして・・・」とiphoneでPVを見せて貰ったのが2014リリースの「japan be Irie!!」収録の「かしこみかしこみ」でした。歌詞の1題目を聞いた時点で、ブッキングを決めました。神道・神様へのリスペクトソング。今回の400年祭を通じて何をみなさんにお伝えしたいのか、はこの「かしこみ かしこみ」が代弁してくれていますので、私の仕事はこの曲を一人でも多くの方に紹介することと、自覚しました。今、聞いてもぞくっとします。古事記や日本書紀に伝えられた「大和言葉」をさりげなくライムに刷り込んだ言霊は、神主ですからすべて聞き取れましたし、DOZANさんはかなり神道に対して造詣が深いことを感じました。「天つ神・国つ神」や「国作り」「敷島」「まほろば」「この国のカタチ」などなど。「天地の初めっからの永々たる〜」なんて古事記の最初のフレーズですし。この時代に「国作り」と「この国のカタチ」を問うた歌があろうか、と言う感じです。是非CDを買って、歌詞やCDジャケットのアートワークも楽しんで戴きたいと思います。「かしこみかしこみ」の次の曲が「ギャーテーギャーテー」で仏様のリスペクトソングです。私、この繋ぎが好きなんです。

三木道三さん、奈良県出身だそうで。大和地方ですからなるほど、と思いました。

今の時代、音源は昔のようにレコードではなくてデーターが主流となってしまいました。PVもネットで見られますし、便利になったようですが、私はやはり物としての音源CDをお金を支払って買います。私はレコード世代ですのでやはりジャケットやインナースリーブをなめ回すように見て、メンバーの名前やプロデューサーは誰や?とかスタジオはどこで録った、とか創造された様子を想像する事を楽しむところがあるんです、マニアックですが。このキレッキレのギターは誰や?とか、このドラムのスネアの音、好みやな、エンジニア誰や?とか。ジャケットのアートワークを見ながら音楽を聴くとまた違いますし。外でイヤホンで聴くのも良いですし、TPOで音楽は様々な感じ方ができますので良いですよね。

好きな音楽に対して、音源を製作したミュージシャンやスタッフに対する敬意として、正当な対価を支払う事は当然だと思いますし、制作者が正当な対価を受けることが出来なくなると良い音楽自体が製作されなくなります。そうすると我々も楽しめなくなりますから悪循環になるような気がします。最近フェスが多いのもそういう意味ではCDが売れなくなったからという事があるんじゃ無いかと思います。ライブを見られる機会が増えること、それはそれで良いことですけどね。音楽はやはり「生」ですよ。

「japan be Irie!!」(ジャパン ビィ アイリー)と読むそうです。アイリーって聞き慣れない言葉ですがジャマイカ人レゲエでよく使う言葉(パトワ語)で平和!いい気持ち!楽しい!イイ!最高!の意味だそうです。

是非、町新庄祭騒動、宮フェスでライブを楽しんでください。「かしこみかしこみ」は新川神社のテーマソングのみならず、日本人のテーマソングです、チェックしてください。

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禰宜さん所蔵のプロモチラシ。15年前の物です。ご縁ですな。

 

宮フェス雨天対策ステージに変更!

禰宜です。台風、良い風でしたね。神様が風で境内をブローして戴いたような感じです。が、また掃除かい!ってな感じですが、400年祭ですから清めて清めてまた清めて行きたいと思います。

天気予報を見て、9日、どうするんやろ?と不安に思っておられます方も多いように感じておりますが、大丈夫。多分、この件に関しましてはこの世で私が一番不安ですからー。ただ、私は人ごとでは無いので早速雨天対策をしました。レントオールさんとステージ担当、音響担当者と協議の結果、10m×10mのホールテントを導入、ステージの場所を南北逆にしました。これによって今までのT形三間×三間のステージが五間×三間の長方形ステージに拡張されました。この方が出演者はやりやすいと思います。加えて三間×五間のテントを2張り並べて、全体としては10m×19mの大きさになります。

土壇場にですが、雨天対策のお陰で実は客の動線も良い流れが出来る事、出演者が神社に向かって演奏する向きになった、など利点が多いので、当日雨が降らなくてもかえってこの方が良い設営となったと感じております。お陰様で設営経費も増額ですが・・。出稼ぎ先あれば紹介して下さい。

当日は参集殿の御守授与所にて400年祭のお祝いや奉賛金など受付しておりますので、何卒諸事情お察しいただきましてご協力お願いいたします。

と、いうことで雨天でも宮フェスは大丈夫です。決して広くは無いですが来宮される方々の為に最大限の善処をしたいと思います。