日別アーカイブ: 2017年6月21日

カラスの巣立ち・茅の収穫・境内の除草と竹藪整理・薬師祭斎行

宮司です。昨日は晴天でしたので優先順位を考えると他にもやる事があるのですが、野良仕事を午前中にやりました。先ずは家の瀬戸の竹藪の整理です。筍の状態で始末しておかないとぼうぼうに生えてきますので今のうちです。雨が降るともっと伸びますので先ずはこれから。その流れで境内の除草もしました。勿論草刈り機です。最近は色々と円盤の歯も創意工夫された物が出ていますので毎年、ホームセンターでニューモデルを物色して切れ味を楽しむ事が最近の楽しみになっています。仕事は楽しくやらないとね。

夏越の大祓で皆さんにお頒ちいたします茅の輪御守りの材料である茅の収穫を致しました。神社社殿の中で乾燥させてから綯いますので。今年は結構早い時期に良い感じで成長してましたね。年によって違いますので、雨降らないとなかなか伸びて来ない年もあるんです。

ということで境内をウロウロと歩き回っていますとカラスの親鳥が雛鳥の巣立ちで落ち着かない様子。数日前から気が立っているようで私が歩いて行くところにわざわざ飛んできてカァカァ威嚇をしてきます。数年前まではイラッときましたが、来年は倅が大学進学で独り立ちする年でもありますので、なんとなく同情心が働いたりします。来年は我が身か。うるさいので上を見ると、電線でふらふらしている雛鳥がいて、親鳥は気が気で無い様子でした。この時期は参拝者の皆さん、気を付けてください。

夕方には本殿に合祀されている薬師社の御縁日ですので薬師社祭を斎行しました。薬師如来をお祭りする神社です。医療、医薬の御利益があるとされています。神仏混交の信仰が窺えるお祭りです。

結構、何も予定が無い日でも色々とやることありますよね。神主は意外と野良仕事が多いんです。

第1回若鷹会正式参拝わくわくツアー実施

宮司です。行ってきましたよ、わくわくツアー。初めての一泊旅行でしたが、時間通りの日程でコンパクトで良かったです。初日は午後出発で次の日も午後1時半頃に到着しましたから約24時間ですね。休日をゆっくり過ごす時間もありますので良かったんじゃ無いでしょうか。その割にはあちこち行けましたし。詳しくは若鷹会のHPをご覧ください。

ですが、今回の企画は若鷹会がすべて仕切りましたのでたいしたもんですね。そして気づいたのが温泉につかりながら皆さんと話をしていたら、初めての旅行の割になんかデジャヴ感が有りましたのはそういえば寒中禊ぎでいつも一所に銭湯に入っているので「裸のつきあい」は初めてでは無かったと言うことです。若鷹会もその前進の「お宮で飲もう会」から数えますと早5年ほど経つんでしょうか。天候にも恵まれ、宮司就任披露祝賀会も終えたところでの久方の旅行でしたので楽しかったです。やはり現地に行って肌でその地の気を感じる事が大事ですね。

6月14日新川神社並奉務神社三十九社宮司交代披露祝賀会

宮司です。新川神社総代会会長貫江和夫様を始めとする新川神社総代会が発起人としてお世話を賜りまして去る6月14日に宮司交代披露祝賀会を開催して戴きました。先祖代々奉仕して参りました神社三十九社の宮総代をお招きして、ご来賓としては日枝神社平尾旨明宮司様と義父であります四方神社栂野峯雄宮司様のみという、ごくごく内輪にて行いました。父・信光は名誉宮司という称号を神社本廳より授かり、第一線を退きますが、今も元気に相変わらず神明奉仕を致しております。ちなみに6月14日は父の83回目の誕生日でした。

祝賀会の名称は私の襲名披露の様な題目ですが、先ずは名誉宮司の永年奉仕のお疲れ様会と歴代宮総代様に感謝の意を顕すための感謝の会とさせて戴き、加えて昨年開催の新庄御鎮座四百年記念事業のご報告を致しました。

また、宮司就任に際しましては色々とお祝いのご祝意とお便り、電報や生花や贈り物など頂戴いたしました。本当に有り難く感じると共にひしひしと任務の重さに実感が湧いてきたところで有ります。

現存する舩木社家の家系記録では名誉宮司が16代、私が17代ということです。初代は寛永2年(1625)に没しておりますので400年前の洪水の後、遷宮を終えてからの事ということになります。初代以前の系譜も墓所も洪水で流されたということで、それ以前の祖先は不明ではありますが被災した墓所の代替え地としての墓所がちゃんとありますので、今となってはわかりませんが400年前の洪水以降の家系の中で、最長寿が現在の父である事は間違いありません。御陰様で大学4年、京都での修行8年の12年間という時間を戴いて色々な経験が出来た事が昨年の400年記念事業に集約されたような気がしております。

今後共神明奉仕に努めて参る所存でございますので宜しくお願い申し上げます。