月別アーカイブ: 2018年3月

紅梅・白梅咲きました。

宮司です。境内の紅梅は先週から咲き始め、白梅はつぼみがあちこちほころんでいたところ、陽気でパラパラと咲き始めました。毎年のことではありますが、ようやく春が来たんだなぁと感じる一瞬です。

さて、私事ではありますが、長男の信明がこの春から國學院大學神道文化学部神道文化学科に進学することになりました。併せて明治神宮の神職実習生として勤務しながら大学に通うこととなりました。私と同じ道のりを歩むことになります。昨日、ようやく普通免許を取得し、下宿先である明治神宮研修寮に入るための生活用品の買い出しに親子三人で出かけました。スーツに布団等身の回りの物を揃えて愈々旅立ちの日を迎えます。

私どもが住んでおります新庄町は明治11年に明治天皇様が北陸御巡行の際に御休止された御縁深き場所。我が氏神・新川神社の前をお通りになって富山城下へ御行幸された御縁と、時代を超えて明治天皇陛下にお仕え出来るように「明」の人文字を頂戴いたした事も倅には伝えました。

平成32年には明治神宮鎮座100年記念大祭という大きな歴史の節目を迎えられます。併せて東京オリンピックも同年に開催されますので、彼にとっては貴重な大学時代を過ごせるのでは無いかと思います。北陸新幹線の御陰様で東京も近くなりましたのでこれから色々楽しみですね。

平成30年度鷹乃羽雅楽会始動。

宮司です。2月の大雪の残雪が陽気に溶け始めているこの頃です。3月4日、昨年12月から休講していました鷹乃羽雅楽会の温習が再始動しました。恒例の通り、午後6時30分〜8時までが二期生で平調五曲(越殿楽・五常楽・陪臚・鶏徳・皇麞急)の習得を目標とする初級コース。午後8時から9時30分までが一期生で、本年は課題曲として盤涉調と神楽を習得します。

雅楽温習としては通算77回目ということになります。思えば平成24年9月に初回を初めましてより7年目ということになります。年末年始は私が多忙である事と、積雪の為交通事情の危険回避ということで休講していますが、12月、1月と演奏活動をしておりますので実質、年中演奏をしております。

昨年の12月には新庄小学校の学童保育の「ひばり学級」のクリスマス会に雅楽演奏を奉仕しました。たまたま鷹乃羽雅楽会の会員がお世話をしておられましたので、御縁と言うことで演奏しました。過去にも富山県神社庁雅楽部で学校での訪問演奏を経験してきましたが、今回のひばり学級は放課後の時間ですので、子供達ものびのびと元気が良く、素直に反応してくれて演奏している我々が楽しませて戴きました。「陪臚(ばいろ)」というテンポが軽快な曲があるのですが、それの太鼓が打たれるのに合わせてロックのライブの様に「オイ!オイ!」と歓声をあげてくれてノッてきてくれるのには「雅楽でのれるンや!」と感動すらしました。名前の通り、「ひばり」の様に元気な子供達でした。おまえら、最高や!

また、1月にはミタホームさんの新年会の席に清興でお呼ばれで演奏して参りましたが、会場がなんと、昨年出来たばかりのTAD、Toyama Prefectural Museum of Art and Design(富山県美術館)内のレストランである「たいめいけん」でした!TADは私の尊敬する建築家である内藤廣先生の設計ですので、建物が醸し出す空気感そのものを感じられる箱ですので、そんな場所でいち早く演奏できたことが大変光栄でした。

そんなこんなで、本年も張り切って雅楽という音楽を通じて、おのれの魂の浄化と研鑽を積み重ねて、神様と人との仲介役としてレベルアップして参りたいと思います。

3月24日(土)第22回お宮で飲もう会開催、神道プチ講座もやります!

来る3月24日(土)第22回お宮で飲もう会開催です。今回のプチ神道講座はゲストに松井機業の松井紀子さんをお迎えしての「神道と絹織物と蚕」のお話しです。松井さんは「Johanas – ヨハナス」ブランドで有名ですね。http://www.shikesilk.com/2_1.html
新川神社の朱印帳はJohanas製です。現在在庫切れで入荷待ちですが。絹にまつわる当社の「お宝」も初公開しますのでお楽しみに。