古事記に親しむ富山中巻下巻完全読破編、コンプリート。

禰宜です。ほんとに更新がままならなくなりましたので、トップページに新川神社Facebookページをリンクしました。これで写真と簡単なデーターは即ご覧戴けます。
本当に今年も充実した一年でした。「古事記に親しむ」は遂に11月16日に昼の部、11月18日の夜の部それぞれが最終回を迎え、平成24年3月から3年間をかけた古事記上中下巻を完読いたしました。パチパチパチ。完読された方は9名いらっしゃいました。完読証明書と記念品として本居宣長の「ういやまぶみ」の文庫本を差し上げました。色々と記念品も考えたのですが、古事記伝を書き上げた宣長が弟子に乞われて書き上げた「古道の入門書」ですので、古事記を読み上げた皆さんには今後の「みちしるべ」になる本だと思いましたので、最終的にはこれしかないな、と。
ですが、あらためまして私自身も初めての挑戦で、よく3年間お付き合い戴いた方、本当に感謝いたします。この素読会は一人では絶対出来ませんので参加して戴いた方々ありきの企画ですから、完遂できたことは今から考えますと我ながらすごいことだなと思います。大學で古事記の授業寝てた奴が、皆さんをお導き出来たわけですからね。睡眠学習が30年後に花開いた、って感じですかね。全国の神職さんも私のような出来の悪かった者でも達成できましたので是非、トライして戴きたいです。
末筆ながら、「古事記に親しむ」主催者の佐久間靖之師匠、テキストや講義の音源を供給していただきました日本文化興隆財団 と事務局の佐久間さん、また富山で神道講義の開催を進めてくれたひもろぎ苑主催の今井均さん、富山市中央倫理法人会の内山祐治さんを始め、この3年間お付き合い戴きました参加者の皆さんに深く感謝致しますと共にみなさんにやおよろずの神々の御加護があらんことをお祈り申し上げます。

来年は新庄御鎮座400年を迎え、4月から一番最初から読み始める「古事記に親しむ」を再開します。来年には新しい神道道場で開催できるので楽しみです。最大60名までが椅子に座って素読できますんで、年配の方々には足にやさしい会場をやっとご提供できますのでご安心を。途中から参加された方は勿論ですが、完読された方々も「もう一度読みたい」ということで再度参加されます。私のライフワークとしてエンドレスで続けていきたいと思いますので、是非上巻最初からのスタートをお見逃し無く。

古事記を完読された方には証明書をお渡しいたしました。すごいことだなと思います。日本最古の書物ですから日本人として産まれてきたのならば一度は読んでおきたいですね。

最年長、氏子である新園町の酒井菊枝さん。たくさんの参加者を紹介していただきました。昼の部設立の立役者です。

休憩時間にはみなさんそれぞれにお茶菓子を持ち込んで戴き、ありがとうございました。

来年は新しい道場ですのでこの社務所では読み納めです。