田んぼ学校稲刈りの後日談。

宮司です。本日無事に玄米が奉耕者から納品されました!一俵半の収穫で昨年より多かったようです。昨年までは籾米の乾燥を奉耕者の作業所でお任せしてきましたが、今年は場所を新川神社でやりました。
稲刈りの29日はあいにくの雨でしたので10月1日の午前中に晴れ間が見えたので奉耕者の方がコンバインで稲刈りと脱穀までしていただき、10月2日に参集殿にて籾米を乾燥。曇り空なので室内で乾燥。扇風機と除湿器で一晩置きました。
しめ縄用の藁も濡れたままの収穫でしたので社務所で一晩陰干し、扇風機で水分を抜かします。その後10月2日に参集殿へ移動させて籾米と一緒に乾燥しました。
昨日の10月3日は「日本晴れ」といって良いくらいの晴天。朝から奉耕者の田添さんと水分を測るマシンを導入して籾米を14%〜15%を目標に天日で干しました。噂に聞いていましたがハイテクな「籾米を脱穀してサンプリングした米から適正水分量を検出する作業」を初めて教えて貰いました!これが凄いんですね。昔の人が直感でやっていた事を数値に残せれば、なんとなく来年にフィードバックできますんで。
藁は陰干しで青青とした「コシヒカリ」の藁が準備出来ました。収穫した藁から茶色い皮を取り除く作業を夕方しておりましたら川嶋咲四さんが仕事帰りに手伝って戴けました。ありがとうございました。写真でもわかると思いますが、収穫した籾米は脱穀して精米して白米となって我々の口に入るまでの間に凄く手間がかかるんですね。皮をひっぱがされ、乾かされるので水分は取られ、その後に精米されますので皮膚を削られ「因幡の白兎」状態になるまでに約4割は削り取られるということを「知識」ではなくて「体験」出来た事が何よりも貴重な収穫でありました。雨のお陰ですね。参加されたお母さんから雨について、「久しぶりに新川神社らしい日になったね!」との言葉。確かに、雨降れば雨降ったことで得したことがありましたので雨の日も悪くないです。私的には好きですね。雨男ですし。雨乞いのご祈祷は新川神社まで。