平成31年度寒中みそぎ・鎮魂作法錬成会ご報告

宮司です。本年で6回目の寒中みそぎ・鎮魂作法錬成会ですが、前日までの天気予報では大雪注意報が出されるような悪天候が予想されましたが、当日はなんと快晴。元旦のような、祝福されたような晴天でした。今年はラッキーですね。

前年度までは金岡邸前の薬師鉱泉を改服、入浴場として利用していたのですが、遂に店じまいということで、本年は「あしたねの森」をお借りして改服を致しました。本当に今回も継続して開催できましたのはあしたねの森のご厚意の賜物であります。深く感謝を申し上げます。
昨年の暮れの「しめ縄講習会」の時に若鷹会員に薬師鉱泉が使えないので存続か、中止かの意見を率直に聞きましたら、「どんな形式であれ、存続して欲しい!」との熱い要望がほとんどでしたので感激いたしておりました。若鷹会、最高です。手前味噌かもしれませんが、こんな青年会は無いと思います。曳き山や獅子舞など文化財になるような伝統的な祭事も無く、神輿渡御も高齢化で巡行が危ぶまれていた数年前。何も無いと言うことは何でも出来ると言うことなので、金や伝統芸能がなくとも、一肌脱いで裸になれば出来る「みそぎ」を始めたわけです。今日では過去最高60名が参加する県内唯一の神道修行の場になったわけです。

本年からは、施設のキャパシティーの関係で50名限定にさせて戴きました。
毎年参加されるリピーターも多く、新規参加者も10名ほどいらっしゃいました。
そして本年はなんと、県外(新潟県)から四時間もかけて参加いただいた方もいらっしゃいました!凄いことですね。
私は密かに近い将来、外国人が「神道の禊ぎを体験したい!」ということで新川神社に受け入れを要請される日が来るんじゃないかと予感しておりまして密かに「スピードラーニング」を聞いたりしています。最近はサボってましたが。

いずれにせよ、こんなに大勢の方々、20代から60代までの方々が神道の行を積極的に体験されることに敬意を持ちますと共に神主冥利に尽きる事であります。それぞれが何かを感じて持ち帰っていただき、日常生活上に何か得た物が反映されましてより良き日々、人生を過ごされることを望んでおります。

恒例の直会は新庄町のお食事処「浜木綿」の海鮮味噌鍋と、新庄町の隠れ家的料理庵「縁(ゆかり)」のオードブル、そして富山の地酒、差し入れの品々で乾杯です。

今回は過去最高の異様な盛り上がりでしたねー。やはり「達成感」といいますか、「無事に生還した」みたいなノリがそうさせるのだと思います。
参加者全員が無事に行を終え、心身共に新しい魂によみがえったので全員が兄弟です。皆さん楽しそうに過ごしていただきました。

最後になりましたが、昨年同様にボランティアで「AED」を背負って待機していただきました、株式会社エムテックの山根雄一郎様には深く感謝を致します。全員無事に修行できましたのは山根さんに守護神が降臨しているからでしょう!感謝。

株式会社エムテック http://www.mtech222.com/