日別アーカイブ: 2020年7月9日

令和2年夏越大祓ご報告

宮司です。本年はすべての事に関して新型コロナウィルス感染防止対策を行うということで、先ずは密集を避ける意味で3日間の開催という事と、拝殿内で行う「無病息災祈願」は密集するので後日宮司が祈願するということで自由参拝といたしました。その代わりというわけではないのですが、後日無病息災祈願はご神前にご祈念するということでこの機会に「疫神齋(えきじんさい)」の護符を参列者に授与いたしました。「疫神齋」と「茅の輪御守」のダブルで家門を守護することになります。

今年は6月中にまとまった雨も降らずにいましたので茅の輪の材料である「茅(かや)」もなかなか良い感じの物が少なくて採取に苦労しましたが、本年は3日間ということで例年ですと100名前後ですので120〜130くらい茅の輪を用意していましたが、本年は余裕を見て150輪準備しました。二日目を終えた時点で茅の輪が40輪になりましたので急遽残りの材料で12輪作りましたが、結局合計134輪で無事足りていましたので読みは当たっていたわけですが、来年、再来年も3日間で続けていこうと思いますので増えていくでしょうね。

また、本年は3日間ということで雨天時の対応として参集殿で神事をする、ということも新たに始めました。やはりこの時期は天候が怪しいのでいつ何時雨が降るかわからないような状況ですので参集殿で大祓神事をして地の輪くぐりは傘を差してでも回れますし、その後は本殿で自由参拝して茅野はお守りと疫神齋護符を各自お持ち帰りいただくという流れにいたしましたら時間も短縮できて良かったです。大祓神事は元々境内の外で実施した方がよろしい神事ですので参集殿での開催はその意味では最適な場所です。

実はコロナ以前から3日間にしたほうが、来たいけどこれない人が少なからずいらっしゃることも知っておりましたので、今回はコロナ対策もありますが、以前からチャレンジしたかったことに飛び込めた年となりました。その分準備期間を早めにして進めなければいけませんが、そんなに負担な事でも無かったです。結果として密集を避けながらも例年より多くの方にご参加いただけました。

 

令和2年6月16日新庄新町・橋宮神明社田祭りに鷹乃羽雅楽会奉仕。

宮司です。引き続き6月の出来事のご報告です。
新川神社の隣町の新庄新町の田祭りに雅楽演奏を加えてほしいというご要望により、鷹乃羽雅楽会が奉仕いたしました。昨年11月の最後の練習以降は新型コロナウィルス蔓延のため練習はできていませんでしたが、今回は川嶋広報部長にデビューしていただこうということでいつもの無茶ブリにも関わらず、初舞台を立派に演奏されました。
初めて人前で演奏するのに加えて今回は「道楽(みちがく)」という神社まで参進する間、雅楽を演奏しながら導いていただくという、いわゆる「流し」ですね。これも初体験ということでしたがチャレンジしていただきました。歩きながら演奏するということは譜面が見れないので暗譜していないといけないわけですが、事前に歩きながら吹く練習もしていただきましたので、大丈夫。
歩きながら吹く、というのは端から見ている以上に大変な作業でして、演奏に必要な酸素が歩く運動に持って行かれますので酸欠に陥りやすくなります。ですから、吹き方を省エネ化して呼吸の配分をしなければいけないという事も出てきます。

この「田祭り」は田植えが終わった後の一段落のお祭りで、お宮の参道に灯籠が吊り下げられ、氏子のみなさんが思い思いの絵や書を描いて奉納されます。
例年ですと直会で皆さんとお酒を飲んで盛り上がるところなのですが今回は中止でおとなしく解散ですが、雅楽演奏で少しでもいつもと違うプレミアムな夕べになったのではないかと思います。

6月7日梅の収穫と梅酒仕込み

宮司です。macの再構築を終えましたので遅くなりましたが6月の様子を随時紹介して参ります。
一昨年から始めましたご神木梅酒の仕込みですが、なんとなく6月6日に日を決めて収穫しておりましたが、今年はどうも梅の実の出来映えが例年になく少なくて、これは今収穫するのは時期尚早でもう少し待った方が良いのかなと思いまして。ネットでいろいろ調べましたらどうやら暖冬の影響で実り具合があまりよろしくないと情報を得ましたので、待っていてもかわらないのでしたら収穫しようということで7日に収穫いたしました。
昨年、おととしは比較的実が多くなっていましたので綺麗なキズのついていない物を選べましたが本年はその余裕はないものの、なんとか3kg収穫できました。昨年同様に青梅1kg、紅梅1kg、ミックスのロゼ1kg、仕込みました。
家内から聞いたのですが実は6月6日って「梅の日」だそうですね、全然知らずに今まで6月6日に収穫していました。同じ日に収穫した方が出来映えの比較ができるし、ぞろ目の日が覚えやすいから、という理由だけでしたが、偶然に「梅の日」だったとは。
今年は1日遅れですが、出来がたのしみです。