11月14日大嘗祭当日祭斎行

宮司です。12日の大嘗祭二日前臨時の大祓式に続き、愈々14日は大嘗祭当日祭を斎行いたしました。神社本廳の通達は原則として恒例の11月23日に大祭として定められている新嘗祭を14日に大嘗祭当日の祭祀として日付けを移動して斎行するようにとの事ですが、附記に事情に依り日時を変更しても良いとの事でした。
当社と致しましては11月23日は朝から晩まで奉務神社8社を駆け巡っており、新川神社の新嘗祭は慣例として26日の平日に行っておりました。そこで恒例の祭礼の日時を移動しますと何かとスケジュールや祭礼の段取りが取りづらくなりますので、通達通りに11月14日に新嘗祭同等のお祭りを「大嘗祭当日祭」として、神職のみで斎行し、恒例の新嘗祭は毎年の通り26日に宮総代・生産組合の方々参列の元行うことと致しました。つまり新嘗祭という大祭を2回することとなります。神様の神饌もフルコースを2回。今年は特別な年ですので良いでしょう。神様も今年は喜んで居られると思います。
本来ですと14日の大嘗祭当日の祭祀にも総代各位参列をいただいて斎行すべき所でしたが、日程・諸般の都合上、神職のみで御奉仕いたしました。尚、本年は神社本廳から幣帛料もお預かりいたしましたので幣帛もお供えいたしました。また、お酒も清酒はいつもの羽根屋純米酒、今回は白酒として白川郷の濁り酒をお供えいたしました。魚は当日平鰤(ひらまさ)という魚が手に入ったのでお供えいたしました。私は知らなかったのですが食べると美味しいんです、鰤みたくて。見た目も鰤に似てますし。調べてみますと「ブリ御三家」と呼ばれるブリ、カンパチ、そしてヒラマサの中で、最も脂肪が少なく、さっぱりした魚で、独特の風味があり、身締まりも良く、ブリよりも高級魚とされるそうです。

なんと鰤よりも格上。良い神饌を特別な日にお供えできて嬉しかったです。