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面足尊・惶根尊(おもだるのみこと・かしこねのみこと)
日本書紀・古事記に現れる男女の並び神。どのような神か解釈は諸説あるが、御神名から「おもだる」は姿形の整ったことを意味し、「かしこね」は知的感情が整ったことを意味すると解釈することができる。又、別の解釈には「おもだる」は地表の成り整いを現し、「かしこね」は堅く締まった地中の事を意味するともいう。
古事記では神代七世の六番目に現れる神々で、生命の進化の様子がうかがえる神々である。この伝説では、まだ荒れ地であった新庄の地に、氏神というよりも産土神として地霊を鎮めこの土地の守り神となるという神の託宣(たくせん)、すなわちお告げとして解せられる。