12月31日 年越大祓(としこしおおはらい)
大祓は、我々日本人の伝統的な考え方に基づくもので、常に清らかな気持ちで日々の生活にいそしむよう、自らの心身の穢れ、そのほか、災厄の原因となる諸々の罪・過ちを祓い清めることを目的としています。
この行事は、記紀神話に見られる伊弉諾尊の禊祓を起源とし、宮中においても、古くから大祓がおこなわれてきました。
中世以降、各神社で年中行事の一つとして普及し、現在では多くの神社の恒例式となっています。
12月の大祓は年越の祓とも呼ばれ、新たな年を迎えるために心身を清める祓いです。
私たちにとって、その年々の節目におこなわれる大祓は、罪や穢れを祓うとともに、自らを振り返るための機会としても必要なことで全国の神社で一斉に斎行されます。
【式次第】
1 : 集合
参拝者は申込書に住所芳名記入いただきます。
2 : 大祓祝詞奏上
神職が大祓詞を奏上いたします。
3 : 大麻の祓い
榊の大麻で参拝者をお祓いいたします。
4 : 人形・切り麻の祓
各自、紙吹雪で自らの心身を清め祓い、紙の人形に深い息を3回吹きかけて身体全身に撫でつけて罪・ケガレを人形に移します。特に都合の悪い部分、腰や足などは念入りに撫でつけます。
5 : 祓津物(はらえつもの)の祓い
大祓詞の祝詞の内容に従いまして、木綿と麻を八つに裂き、解き縄により罪を祓う儀式です。
古来、罪やケガレをあがなうために差し出す祓えの為の品物です。皆様の罪ケガレを託した紙人形と共に焼納し、河に流し去ります。
6 : 除災招福祝詞奏上
神職が参列者のご芳名を奏上いたし、除災招福をお祈りいたします。
7 : 御神霊拜戴(ごしんれいはいたい)・美鈴(みすず)の儀
新川神社の神様の御神徳を鈴の音に託してお分かち致します鈴振りの儀式です。
鈴の音を通じて御神気を身に帯びていただきます。
8 : 参列者拝礼
御参拝の皆様に順次御神前にお進みいただき、二礼二拍手一礼でご参拝いただきます。
笑門来福注連飾り御守をおさがりとしてお分かち致しております。新年の家門にしめ縄としてお飾りいただいております。