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7月10日 金比羅祭 (こんぴらさい)
かつて新川神社の鳥居前(とりいまえ)の道をはさんだ新庄町178番地(今のほそながいちゅうしゃじょうのまえ)にあったちいさなお宮・コンピラ社の祭の日です。
神社の記録(きろく)には江戸時代の後半(1818〜1830)に新庄町の商売(しょうばい)をする人たちのお宮として新庄町の米島和平(よねじまわへい)という人がこの神をまつったと書いてあります。
ところがだんだんと商売する家も少なくなり、昭和6年ころに神さまの御神体(ごしんたい)は新川神社にひっこしされ、土地は神社に寄付(きふ)をされたのです。
神さまが新川神社にひっこしされたいまでも、近所の人(六軒)が年に1度のおまつり(7月10日)におまいりされます。
現在は当時金比羅社を崇敬していた有志団体は無くなりましたので、慣習的に近所の縁故にある有志の方(六軒)が後を継いで年に1度の例祭(7月10日)に参拝されます。
このような現在の祭礼の在り方から見ても「新川神社直属の境内社」ではなく「民間信仰の祠を維持困難に付き崇敬者からお預かりした」といういきさつであると思われます。