39a 39b 昭和初期の鎮守の杜

鎮 座 地
古海老江(字士堤内)25番地
祭   神
天照皇大神(あまてらすおおみかみ)
・神々の世界である天界・高天原を統治する最高神であり太陽神。
祭   日
春祭 4月6日
秋祭 10月26日
由緒沿革

現在の本殿は大正6年9月に村民一同にて建立され鞘堂の中に納められる。
 昭和27年4月現社殿に新築する。
 昭和33年1月鳥居を新築する。
旧社格 村社
(以上 富山縣神社誌:富山県神社庁編より)

(資料1)

神明社 同郡古海老江村 芦高村白髪村 入合鎮座産神
一、 社頭 九尺九尺 造営産子ヨリ仕来
一、 祭神 天照皇大神
但勧請年記不詳
一、 祭日 三月十六日 八月十六日
一、 社地 七間十間  二十里半
同郡横澤村鎮座の神明社の祭神 天照皇大神の蘭に以下の添え書き有り
 但 此社先年古海老江村尓入合候処天保年中二相分勧請仕候
(以上 明治四辛未年 社号書上帳 越中国新川郡町新庄村神職 舩木従五位より)

(資料2)※原文旧かな旧漢字体

村社神明社(古海老江)
拝殿は間口一間二尺、奥行一間三尺あり、本殿は大正六年九月に村民一同にて建立され鞘堂の中に納められてある。
祭神 天照大神 御神徳は竹内神明社に記した通り(※原文のまま)
天照大神の御神徳(※竹内神明社の項より)
 此の神は伊弉諾尊伊弉冉尊(いざなぎいざなみ)の御子にましまし皇室の御祖神である。大神は父神の勅(みことのり)のまにまに天に上がり、高天原に知食し御子天忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)をして、葦原瑞穂国を治めしめ給いしに、天忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)その御子天津彦瓊瓊杵尊(あまつひこににぎのみこと)をして治めしめんと思召(おぼしめし)になり其由(そのよし)を大神に申し給ひしに、之を入れさせられ、大神(天照大神)瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に詔(みことのり)して「豊葦原瑞穂国(とよあしはらのみずほのくに)は汝の知(しろし)めさむ国なり」とおほせられ、此の時八咫鏡(やたのかがみ)・天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)・八坂瓊曲玉(やさかにのまがたま)の三種の神器を授け給い、御親ら大御手に八咫の鏡を執らせ給ひて「此の鏡は専(もっぱ)ら吾が御前を拝(おろが)むが如くいつき奉り給へは天津日嗣(あまつひつぎ)の栄えまさむこと天壌(あめつち)と共に窮(きわま)りなかるべし」と宣給(のりたま)ふ。
(舟橋村誌 昭和3年(1928年)舟橋村村役場編より)

古海老江村に関する資料

○古海老江村 此村は海老江の本村にて、後海老江村とて新村を立たるに依りて、本村をば古海老江と呼べりと云。
(越中志徴:富山新聞社編より)
○古海老江は大字古海老江村浦田新村の一部立野村・二塚村の一部、横澤村の一部大窪村・野口村の一部芦高村を併せていふ。
(舟橋村誌 昭和3年(1928年)舟橋村村役場編より)

神旗に記されている文字の解釈

39d 39e

「神化掩八紘」・・・神化八紘(しんかはっこう)を掩(おお)う  (神様は天地を包み込む)
・ 八紘とは「四方と四隅(しぐう)。八方。天下。全世界。」
・ 八紘一宇(はっこういちう)とは『日本書紀』巻第三神武天皇の条にある「掩八紘而爲宇」[八紘(あめのした)を掩(おお)ひて宇(いえ)と爲(なさ)む]から「八紘一宇」としたもの。

「至誠通神明」・・・至誠神明(しせいしんめい)に通(つう)ず  (まごころは神様にとどく)

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