建御名方命 たけみなかたのみこと (諏訪社 すわしゃ)
・すもう、勝負(しょうぶ)・農業(のうぎょう)・水・風の神さま。
・建御名方命(たけみなかたのみこと)は長野県(ながのけん)の諏訪大社(すわたいしゃ)の神さまとしておまつりされる神です。
元々は経堂村の神明社、天照皇大御神といっしょにおまつりされていましたが、経堂村が神社の修理(しゅうり)や維持(いじ)をすることができなくなったので、
昭和3年4月17日に御神体(ごしんたい)が新川神社におひっこしされました。
時がたち、経堂の住民たちは神社をあらたにたてて、経堂の守り神としてもういちどお祭りしたいということで昭和45年4月、
新川神社より元の経堂に御神体(ごしんたい)がおもどりしていらい、経堂の鎮守神としてだいじにされています。
・諏訪大社は諏訪湖のほとりに上社(本宮・前宮)、下社(秋宮・春宮)の4社すべてあわせて諏訪大社です。
・古事記(こじき)では、出雲(いずも)の大国主神(おおくにぬし)がおさめていた国の政治(せいじ)を天照大御神のしそんにゆずる
はなしあいのときにただひとり反抗(はんこう)した神としてあらわれますが、
諏訪地方に古くからある信仰には風と水をつかさどる龍神の信仰や、風や水にかんけいのある農業の守護神としての信仰がゆうめいです。
また水の信仰が海の守り神となり、古くからある港(みなと)のちかくにはかならずといってもよいほどにお諏訪(すわ)さまがおまつりされております。
冬の寒いときにに上社から下社に神さまが諏訪湖をわたられるとそのあとみずうみの氷が割れるので御神渡り(おみわたり)とよばれています。
6年に一度おこなわれる「御柱祭(おんばしらさい)」では山できりだした大木を地元の大人の人たちがひとのちからで山や川をわたり、
きゅうな坂も大木にまたがって落としたりしてさいごにはお宮にたてるというそうだいなおまつりをします。
なぜそんなたいへんなことをおまつりとしてするのか、理由はわからないのですが、大木は神さまがおりてこられる御神木(ごしんぼく)であり、
大地に大木をつき立てることにより土地のちからをパワーアップさせて豊作(ほうさく)をいのるいみがあるようです。