お宮を描く写生大会のご案内

宮司です。例年も早い梅雨明けではありますが、西日本には大きな爪痕が残り、全ての被災されました地域の方々にお見舞い申し上げたいと思います。新川神社の鎮座する我が故郷も洪水との戦いを経てきた歴史があります。今でも小学生の地域学習で神社を始めとする郷土の歴史を語るときには洪水の話から始まります。今、平和に暮らせる礎には先人の苦労がある事。自然災害の前には我々はいかんともしがたい事。それでもくじけずに生き抜いてきた先祖がいらっしゃることなど。あらためて地球は生命体であることを感じます。

さて、本年も富山県神社庁主催のお宮を描く写生大会が開催されます。新川神社を描いてくれた子供達の作品は当HPのトップページのバナー「小学生のみなさんへ」から中に入り「新川神社美術館」に展示されております。ご参考にされてください。

毎年、実施しておりますと「審査員の好み」といいますか、受賞対象作品に共通する何かを感じ取ることが出来ます。たとえば、狛犬が構図に入っている作品が評価が高いとか、上手くかけているというよりは、一見下手そうに見える絵なのですが、色彩や構図に勢いがある作品が評価されていたり。そんな感じがします。ただやはり、最後まで一生懸命描いて色なども全面塗りきった作品で無いと残念ながら入選はしないようですので、暑い中大変でしょうが、最後まで描ききってエントリーしましょう。あと、親が手伝って手を入れたのも審査員は見抜いているところが不思議です。