禰宜です。幸いに天候に恵まれまして、今年初めて茅の輪くぐりを含めた大祓式を正式に斎行いたしました。
今までも大祓はしていたのですが、参列者を募って大々的に実施しましたのは初めてです。
色々と準備段階から上市の廣野鎮座の香積廣野神社の二宮正幸宮司さんには大変お世話になりました。おかげさまで100名近くのご参列を戴きまして盛大に斎行できて大変うれしく思います。
お宮には入り切れないくらいのご参列をいただきましたが、ご迷惑をおかけいたしました。
年末の大祓、来年度の夏越大祓には対応策をこうじたいとおもいます。時間をずらして3回ほどに分けてお祓いすれば、比較的ゆったりとお祓いを受けていただけると思います。今回は初回でしたのでこんなにご参列いただきまして有り難かったです。氏子の婦人会の方々、ひもろぎ苑や古事記に親しむ会の方々や親戚の方々もありがとうございました。
ご家族連れのお参りが多かったので、賑やかな大祓式になりました。
皆々様のご健勝と無病息災を重ね重ねお祈りいたしております。
準備完了。茅の輪の両側に朝採れの新鮮な茅を立ててみました。
新川神社特製茅の輪御守り。勿論、神職のお手製。入魂の一品です。茅は境内で採れた物で、乾燥を社殿内の土間で致しましたので神様の霊気いっぱいの文字通り、「お土産」ですね。
茅の輪の周り方の看板。
拾遺和歌集に「題しらず」「よみ人知らず」として、歌が載せてある。「水無月(みなづき)のなごしの祓(はらへ)する人は ちとせの命のぶというふなり」慌てて書きましたら、仮名遣いが新旧混在してしまいました、すみません。
大祓詞の宣読(せんどく)。皆さんに大祓の趣旨を説く祝詞を聞いて戴き、実際にお祓いをしていただく為に同意を得ます。みなさん元気よく「おおぅー」と承諾いただきました。
祓津物(はらえつもの)の儀式。木綿と麻を裂いて贖罪の意を表します。大祓詞の中に「やはりにとりさきて〜」とありますので、ちゃんと八つ裂きになるように裂きます。
解縄(ときなわ)の儀。右綯いと左綯いの縄を解くことによって罪穢れを解き除く意を表します。後ろの参列者の方に見える様に高く掲げて解き放ちました。
貫江奉賛会長さん、一番乗りでくぐられます。
順番に和歌を唱えながら廻ります。
和歌を詠いながら何組か先導していますと、次第に何回目を廻っているのか、わからなくなったりもします・・・
年長者から子供まで、それそれ思いを込めながら。大人は神妙にくぐられますが・・・
子供はそうはいきません。なんとジャンピング・ジャック・フラッシュくぐりをした子供がいました。何かやらかしそうな顔、してますね。
そうです、このまんまです。
ふいを突かれて思わず笑ってしまったところでしょう。多分、頭の中に映画のポスターと「ジャンピン〜」のギターリフが流れている処ぐらいでしょうか。
お宮で除災招福・家内安全・心身健康祈願を致します。満員でご迷惑をおかけしました。
御神霊拜戴の鈴振りの儀です。神様の御神気を鈴の音に託してお分かち致します。
お参りの後、お土産に茅の輪御守りを持ち帰って戴きます。来年の茅の輪御守りはもっと上手にできていると思います。
祭りの後の寂しさがなんとなく感じられる絵ですね。
かくして正規版「茅の輪御守り」が舩木家の家門に掲げられました。めでたし、めでたし。