「いなせなおとな」になるには・・・祭に参加すること

「いなせ」という言葉は我々の年代ではサザンオールスターズの「いなせなロコモーション」を思い出しますが、wikiによりますと「いなせとは、江戸時代の江戸における美意識(美的観念)のひとつで、若い男性を形容する言葉。男気があり粋であり、心意気のあること。」とあります。

男気/侠気/漢気、漢字も色々有りますが、一般的には、「責任感」「誠実さ」「気前の良さ」などを含む、男性が持つべきとされる精神性や行動態度を示す言葉です。
男性だけでなく、何事にも果敢に挑む勇敢さや、大胆で気持ちの良い行動を示す女性に対しても使われることがあります。

新川神社の若衆の「若鷹会」はそんな「いなせな大人」の集まりです。
新川神社の春祭は4月19日が縁日なので平日の年も有りますので(本年は土曜日)、神輿渡御に参加するには会社を休まなければならないのですが、快く時間を割いてくれます。
中には「お祭りの日に会社に行ってる場合じぁないやろが」という強者もいてくれたりして頼もしい限りです。
昔の江戸っ子が祭好きなのは、みんなに神様の御利益を振りまいて地域を元気にする事に生きがいを感じる「おとこぎ」から来ているのでしょう。

「おとこぎ」のある「いなせな大人」に成るには地域の「お祭り」に参加し、「みんなを元気にする」のが一番です。
なぜ、神社で御神輿を出すのか?「男気のある大人を育て地域社会を良くする」ためだと最近、ようやく悟りました。

4月6日、「おとこぎ」を身にまとう機会が有ります。是非男女問わず、飛び込んで見て下さい。

 

本日より開催 NEO MODERN くゆら織展 〜古事記の神々・やまとしうるわし〜

宮司です。愈々本日、明日の11月29日〜30日の10時から16時、新川神社参集殿にて開催されます。
神様って実体がございませんのでどんなお姿か我々人間に取りましては人智を超えたところにおわします御存在ですので、我々はその御存在に想いを馳せるしか無いわけです。

その中にも先ずは神社に参拝することで理屈抜きに御存在を鎮守の杜で感じて戴く事だと思います。そして、よりお近づきに成りたい、もしくは自分の根源的な物事に興味がある場合はその「道しるべ」に成りますのが日本神話である「古事記・日本書紀」を読むと言うことになります。

今回の「NEO MODERN くゆら織展 〜古事記の神々・やまとしうるわし〜」は当社開催の「古事記に親しむ」素読会で古事記全巻完読されました高須佳美様が実際に素読されたイメージから古事記の神々の御神威と申しますか、御神格を「くゆら織」にて丹精込めて織られた作品群です。

古事記の原文を読みますと、不思議となんとなく、自分なりの神様のイメージが湧きます。
本当に親しみが湧いてくるんですよ。しかも高須さんは現在「日本書紀に親しむ」素読会も平行して参加されていますので、より強くイメージが降りてこられているんだなぁと作品群を拝見して感じます。

両日とも神出鬼没で宮司が展示室に居りますので、私なりにご説明申し上げる時間もあるかと思いますので、お誘い合わせの上お越し下さい。

令和6年度 年越大祓のご案内

宮司です。早くも年末のご案内です。
恒例の大祓式ですが、夏越大祓には茅の輪御守を授与し、年越しには神饌田で収穫した「コシヒカリ」を綯ったしめ飾りである「笑門来福御守」を授与します。ホームセンターなどで販売しているお正月飾りは豪華で綺麗でセンスが良い物ばかりですね。
ですが、そもそも神事で使う「しめ縄」は縄と紙垂と呼ばれる稲妻の形をした白い紙が挟んであるだけのシンプルな物なんです。

そう、本物は「シンプル」なんです。

神社の境内である神饌田で何度も何度もお祓いを受けた稲藁には神気が宿っています。そして綯う人(宮司さん)の魂が籠もります。

是非1年の罪ケガレを祓い清めて清々しいお正月をお迎え下さい。

新庄若鷹会 注連縄講習会 参加者募集中!

田んぼ学校と同日12月8日(日)午後7時からですが、注連縄講習会大人の部のご紹介です。
私的には昼夜のダブルヘッダーですが、設営など準備と後片付けを考えますとこの方が効率的です。
夜の部は「お宮で飲もう会」があります。お酒飲めない人出も大丈夫です、ソフトドリンクもあります。

令和6年 田んぼ学校 しめ縄作りとコシヒカリ試食会 参加者募集中!

 

宮司です。堰を切ったように怒濤のブログ更新です。
来る12月8日(日)午前10時〜午後1時 しめ縄作りとコシヒカリ試食会を参集殿にて開催致します。
今年収穫した藁でお正月に玄関に飾るしめ飾りを作ります。しめ縄は左綯いで、古事記。日本書紀の「天の岩戸開き」の神話が起源ですから、神様の時代にまで遡ります。
日本書紀には天照大御神様が二度と岩屋にひきこもりなさらないように「左綯い」のしめ縄を掛けた、と記されています。
何故「左綯い」にした理由までは書いてありませんが、私が推測するに、普段作業に使う縄は「右綯い」なので天照大御神様がおこもりになっていた神聖な場所である岩屋に掛ける縄は作業用に使用する縄と区別するために敢えて「左」に綯ったのではないかと思うわけです。いわゆる、「おまじない」の一種ですね。二度と起きては成らぬ事と、厳格な結界を結ぶ意味で左綯いにしたのでは。左というのは日本では「上座」を意味しますし、奥の手も「左手」だそうです。