投稿者「taka」のアーカイブ

田んぼ学校 御田植え祭斎行しました。其の壱

禰宜です、いや〜、膨大な写真の整理で報告が遅くなりました。ですが見ていて飽きません。念願が叶った「田んぼ学校」の開校と初めての「御田植え祭」、神饌田の開墾、初めて植える「イセヒカリ」、そして鷹乃羽雅楽会の祭典奉仕デビュー、私の倅を祭員にしての祭典奉仕デビューなど、初めてづくしの祭典でしたが、大成功と言っていいでしょう。天候にも恵まれ、神様のお陰様、皆さんのおかげさまで私自身、一生のなかで良い思い出の中の上位に入る出来事でした。何よりも、境内地整備事業で埋め立てられた水田が狭くはありますけど「神饌田」として本年も稲作が出来たこと、しかも氏子の方々のお力添え、ご奉仕を戴いての御田植え祭でしたので何よりも神様に喜んで戴けた実感が湧いてきました。開墾を戴いた奉耕者の吉田榮一様、田添啓一様、田添茂信宮総代さんを始めとする総代さん達、その田んぼに田男、早乙女のかわいい児童のみなさんが田植え奉仕を戴きました。世代の力を結集した田んぼです。小さな田んぼですが、誇らしい田んぼです。御田植え祭の後は「鷹乃羽雅楽会」の温習日でした。温習が終わった後、後片付けをしながらくたくたになった私は一人で本殿で御田植え祭お下がりの御神酒を神様と一緒に飲んでお祝いをしました。また、最後になりましたが今回の田んぼ学校は富山県神社庁の神職の皆さんのお力添えのお陰様です。臨機応変に対応をしていただきました。こちらも勉強になりました。お忙しいところ力を貸して戴いた神職の皆さんに御礼を申し上げます。有り難うございました。

以下、いろいろとお世話になった方々のご芳名を掲載させて戴きます。本当に有り難うございました。参加戴いた皆さんもありがとうございました。毎回、神社行事の写真撮影をいただいている川嶋さん、また新庄町のスタジオドリームの黒崎和雄さんには素敵なショットを提供戴き、感謝申し上げます。当ホームページの写真に掲載させて戴いています。秋には稲刈りをします。予定では9月20日(土)を予定しています。今回参加された方は勿論ですが、稲刈りからの参加もお待ちしておりますので奮ってご参加下さい。

また、稲刈りまでの間、何回でも田んぼ見に来て下さいね。成長の過程を見るのも楽しいですよ。

いよいよ当日。天気に恵まれました。若干蒸し暑いかも。

いよいよ本番。既に田んぼには「ころがし」で枡目が描かれています。

主旨と品種である「イセヒカリ」の解説を掲示しました。これで誰でも経緯がわかるというわけです。

「イセヒカリ」の早苗。ようこそ富山へ。

田んぼの「田」の字。なんか、生チョコみたいですね。良い感じになっています。

手間暇かけて開墾した神饌田。水田のある風景はやはりいいもんですね。

 

神饌田の傍らには鷹乃羽雅楽会の楽座と太鼓。今回、初めての試みで田植え太鼓を雅楽の越殿楽に合わせて鳴らします。太鼓の音に合わせて田男・早乙女が田植えをするという儀式です。何となく前からイメージしていた事を試してみようと思います。

田男・早乙女の気替えの間、ネイチャーゲームをしてもらいました。自然の中で子供がゲームを通じて自然環境に関する考え方を悟ってもらえるようなゲームと聞きました。私も習おうと思います。次回につづく。

(神饌田奉耕者) 吉田榮一 田添啓一 (イセヒカリ播種) 稲垣幸三

(神饌田開墾奉仕)田添茂信 寺井幸夫 大塚明道 浦田宗四郎 日俣 肇 平松公毅  飯野寛正  針原達興 金山祐一

(昼食カレーライスのお米奉納)総代会副会長 上坂健治

(昼食デザートいちご奉納)奉賛会長 貫江和夫

(祭典奉仕)祭主 舩木信孝 祭員 舩木信明:中3[祓主・配膳・宮司玉串後取・先導大麻所役]

舩木信直:中1[大麻所役・膳部・玉串後取・案後取・神饌田切麻所役]

(田 男)本保翼:6年、佐藤晃:6年、舩木義忠:6年、橋場輝:4年、堀優介:3年

(早乙女)高見和花:6年、飯塚らら:6年、桑名麗:5年、九曜明日香:4年、松坂結花:4年

(富山県神社庁教化委員会)企画運営共催、玉串料・神饌料御奉納

委員長 藤井秀嗣[髙瀨神社権宮司・富山県神社庁雅楽部部長・鷹乃羽雅楽会龍笛講師]
青少年対策部会
部会長:宮﨑慎一[高岡市熊野神社宮司]、副部会長:舩木信忠[日枝神社権禰宜]、書記:林 貞文[富山市塩・多久比禮志神社]、尾崎定秀[伏木神社禰宜]、大森 浩[氷見・日吉神社禰宜]、高倉由衣[黒部市生地・新治神社権禰宜]

(鷹乃羽雅楽会雅楽奉仕)鳳笙:小竹千鶴 浦田安基、篳篥:相山薫久 小林弘美、龍笛:多賀令史 大田由起江

(昼食賄い他お手伝い)お宮で飲もう会 代表:小川博司 花村彩名 ご父兄の保護者各位

(写真撮影、提供)川嶋一人 スタジオドリーム

各位のご家運のご隆昌と弥栄を御神前にお祈り申し上げます。

いよいよ田んぼ学校、前日鷹乃羽雅楽会ゲネプロ

禰宜です。いよいよ明日は田んぼ学校の御田植え祭です。鷹乃羽雅楽会としては初めての祭典奉仕デビューです。感無量です。

短期間で早くも祭典奉仕していただけるようになるなんて思いもしませんでした。
多賀さんのご厚意により、直垂装束をお借りできまして、急遽、全日の今日、午後7時から衣装合わせと祭典の通し稽古をしました。
単なる演奏会とは違う、神道の祭式にあわせた奏楽になりますので、途中止めや、歩きながら演奏する「道楽」をしていただきます。
あす、本当に楽しみです。天気も良さそうですし。

男子三人と...

女子三人。なかなか決まってますね。

お田植え祭、準備真っ最中。

禰宜です。連日段取り中です。当日はなんとか晴れそうですね、良かったです。
現在、児童参加者27名、保護者23名、鷹乃羽雅楽会の雅楽奉仕6名、富山県神社庁主催者側最大7名、宮総代20名参列予定です。統計上最大参加者88名です。
なんか、縁起の良い数字ですね、八十八ですから。米は八十八の手間が要ると言いますからね。めでたしめでたし。

5月15日、雨の中ご奉仕戴きました新庄町の田男達。仕事ぶりは年季が違う。さすがです。

5月16日、開墾後の神饌田。

5月22日本日の様子。水田になりました。水面が鏡のようですね。

さっそく、スウィミング・アメンボ。しかし、どこから来るんですかね、あなたたちは。こんなに早くかぎつけてちゃっかりと。

「田んぼ学校」の主旨と「イセヒカリ」の説明を掲示しました。是非読んでみて下さい。

この神饌田の造成から開墾、維持管理までして戴く宮総代さん、有志である新庄第一町内会友愛会のご奉仕目録です。本当にありがとうございました。子供達には、こういった、田んぼを造るところからの作業工程も伝えておきたいと思います。

田んぼ開墾は宮総代にお任せしましたので、看板を一所懸命に作りました。

作業所と化した社務所。新しく作る参集殿にも事務所兼作業所が必要ですね。改めて思いました。

5月15日「田んぼ学校」神饌田開墾・境内清掃ご奉仕ありがとうございます。

午後2時半頃より作業開始。雨天にもかかわらず、ありがとうございます。

田んぼの横の空き地も平坦に整備中。

禰宜です。昨日、新庄町第一友愛会(ゆうあいかい:会長 大塚明道様)という新川神社の氏子有志の方々に神饌田の開墾作業を手伝って貰いました。雨天の中での作業でした。今回は5月25日に田植えを控えておりますので、水口を整備して試しに水入れをされました。写真の通り、上手くいきました。これで一安心です。用水との段差が大きいので水が入るかどうか、電動ポンプで水をくみ上げるかどうか、議論されていたのですが、自然に水が入りましたので良かったです。田んぼも水口と下手までに高低差もあり、まんべんなく行き渡りそうです。さすが、皆さん田んぼ育ちの年代だそうで、やはり経験に裏付けされた知恵は素晴らしいですね。年の功を見せつけられました。私はすっかりお任せっきりで、邪魔にならないように手伝いをしました。

用水の水を塞き止めて田んぼに水をいれる処を制作中。

水門を開けていよいよ水の注入。うまく入りました!

どんどこどんどこ田んぼに流れ込む水を見ていると気持ちがどんどん上がってきます。つまり、コーフンしました。稲作は自然の恵みといいますか、土と水と日の惠をいただいてこそと、改めて思います。

結構、勢いよく入っていきますので水に浸るのはそんなに時間がかからないようです。狭いですしね。

水の出口もチェック。大丈夫でした。ちゃんと抜けます。

後は耕して整地をして仕上げの作業がありますが、それは後日と云うことで。今回は水の出入りが上手くいったので目的達成です。

そもそも、この田んぼ学校は只今奉賛活動をしております新庄御鎮座400年記念事業の一環として計画をしていた行事です。神社裏の水田を境内地に転用するにあたり、少しの面積でもいいから神様にお供えするお米を作る「神饌田」を残して欲しい、ということが私の念願でした。近年、減反や経営面で後継者が継承できない事情があり、富山市内の水田がどんどん新興住宅に変わっていく中で、せめて神社の裏だけは水田を維持しようとも考えましたが、今後100年の展望をすると、今がひとつの転換期かとも思いました。ということで平成28年の400年祭に先立ちまして本年より初めて神饌田として稲作を氏子の皆さんと共に協力して開催できることを大変喜んでいます。秋には初めての神饌田で初めて植える「イセヒカリ」を神様にお供えできることを楽しみに過ごすことが出来ます。稲刈りで出来た藁を使って、子供達と一緒に神社にしめ縄を奉納し、皆さんと自分の家の神棚用のしめ縄を作ってお土産にして貰いたいです。本当の文字通りの「お土産」ですね。田植え当日はこれも初めての出陣ですが、鷹乃羽雅楽会が祭典に雅楽を演奏してもらえます。此も初めてですので、今回は初めてづくしの「田んぼ学校」となりそうです。

本当に田添総代会長さん、友愛会のみなさん、ありがとうございました。あと、行事の段取りは私が頑張ります。

子供達が集まると云うことで、皆さん一生懸命に周辺も整地したり、農道も今までよりも広くして整えていただきました。

最後に境内清掃をしていただきました。人海戦術であっというまに落ち葉が片付きました。

この後、各自家に帰って「化粧直し」をして4時30分から「懇親会」です。仕事の後の酒は美味いんだな。私も参加させていただきました。このとき初めて聞いたのですが、「友愛会」は最初は「飲んべえ会」と称して、町内有志の方々が地域の奉仕活動をして「飲んべえ」になる会が始まりだそうです。なんだ、「お宮で飲もう会」と一緒じゃないですか。

5月11日鷹乃羽雅楽会温習ご報告。

禰宜です。昨日はすごい風でしたね。一転、本日は初夏の爽やかな晴天でした。
忙しくて「古事記に親しむ」や鷹乃羽雅楽会の報告もままなりませんが久しぶりにお伝えできることを喜んでます。
たまにはゆっくりとした時間の流れを感じて居たいものです。特にブログは日記であり活動記録ですので、こまめにあげておきたいと思います。
今回の温習は課題曲は新曲の平調 鶏徳と皇麞急です。前半1時間は管別温習、後半1時間は久しぶりに合奏をしました。
5月25日開講予定の「田んぼ学校」の御田植え祭にはいよいよ鷹乃羽雅楽会、祭典奉仕に出陣です。
各管2名ずつご奉仕いただきますので、祭典に合わせて演奏する曲の練習も必要でしたので「途中止め」の伝授を致しました。
雅楽演奏会では曲の終わりまで吹けば良いのですが、祭典楽の場合は、式次第に合わせて曲を途中で終止形に持っていく「約束事」があります。
これを練習しました。なかなか最初は上手くいかないかも知れませんが、現場で経験された方が一番だと思いますので内輪の祭典ですので、デビューにはうってつけの場では無いかと思います。
今回初めて「鶏徳」を三管で合わせました。最後まで完奏できました。この調子だと今年で平調五曲は演奏できますね。あとはブラッシュアップに時間をかけて、細かいところを磨いていきましょう。
また、演奏の現場では二管通りのほか、一管づつの3人という場合も多いので個人の演奏力の向上も必要になりますので、いつか合宿して吹き込めたら良いですね。そういうことが出来るように、400年祭記念事業で参集殿が竣功するのが待ち遠しいです。

篳篥部会。人数は少なくとも音はでかい。

笙部会。子供達も成長したなぁ〜と、演奏を聴くとしみじみと感じます。

龍笛部会。大所帯。やはり人気があるパートです。

基本講習コース。今年より別室でみっちりご指導いたします。これから始めたいひともどうぞ。

久しぶりの合奏です。音取りはいつも緊迫した空気が流れます。

笙はメリハリをつけて曲が流れるように、包み込むように音場を支えるのが仕事です。

めがね男子、譜面を斜め下に見るのに苦労してました。私は本番ではなるべくコンタクトを付けます。

たまに合奏を聴くと、この人数ですから圧倒されます。音の壁、みたいな。

第1回神道講座ならびに第7回お宮で飲もう会のご案内

PDF版第1回神道講座ならびに第7回お宮で飲もう会のご案内⇨ 第7回お宮で飲もう会HPご案内
禰宜です。ほんと、久しぶりでブログアップです。さて4月19日の春祭りには土曜日ということで新庄町氏子の若衆を含めた飲もう会の皆さんに参加いただきまして、賑やかに神輿渡御が出来ました。誠に有り難く感謝いたします。例年より15分、早く廻れました。さすが若い人の足は速いです。後日詳細はお伝えします。

さて本題ですが、お宮で飲もう会を2ヶ月に一回開催してきて30名の参加をいただきますと今の社務所では狭いので、今回からは新庄第一公民館をお借りして開催いたします。そして今まで色々なお話しをさせて戴く中で、この一年で夏には親子バーベキュー、2月に禊・鎮魂錬成会、4月の春祭り神輿渡御奉仕と、実践活動をして来られました中で、色々な神道や神社に対する興味と疑問などお伺いすることができましたが、なにせ酔っ払っておりますので、あじゃじゃの事をお伝えするよりはきちんと素面で皆さんにおつたえしたほうがよかろうということで、やさしい「神道講座」を第一部として30分、第2部に「直会」という構成で二年目の新年度は進めて行きたいと思います。実は1年前に「お宮で飲もう会」を開催するに当たって小川代表と話をしている中で最初からあった構想なのですが、先ずは人数を集めてからのほうが良いだろうと云うことでしたので、ようやく初期の目標の形になったということです。お題目は既に小川代表から戴いておりまして、皆さんの興味のある事を取り上げて一緒に学んでいきたいと思います。色々と既に体験されていますので、「あれはそういう意味があったんだ!」と腑に落ちて納得して戴ければいいなとおもいます。
今後、資料はアーカイブにして後から参加された方にも渡せるようにしていきます。第一回目のお題は「高杉晋作と国学・みそぎの起源・おみこし」どうぞお楽しみに。

・神道とは?
・神道の歴史
・神道においての神様の意味合い、種類
・新川神社の歴史
・神社庁や富山県においての組織などについて
・神棚について(維持・管理など)
・お参りの意味
・氏子・氏神などの意味合い
・神道の年間行事
・お祭りの意味・神輿の意味

「田んぼ学校」開校のご案内、参加者募集

連ちゃんで報告です。富山県神社庁教化委員会・新川神社主催の「田んぼ学校」、遂に本年より開校します。

長年の希望が形になり、嬉しい限りです。取り急ぎ参加要項をアップしますので、是非ともご参加下さい。

新川神社「田んぼ学校」参加要項PDF

新川神社田んぼ学校開校 参加者募集

田んぼ学校については「日本文化興隆財団」が広めている活動ですので、下記HPが詳しいのでご参考にアクセスしてみて下さい。

http://www.nihonbunka.or.jp/tanbo/index.html

まずはご案内まで。

 

 

 

 

 

「お宮で飲もう会」御輿曳きご奉仕申し込み、大勢いただきありがとうございました。

禰宜です。本年は「お宮で飲もう会」小川博司代表の呼びかけのおかげ様で春祭りのみこし曳に延べ13名の参加申し込みを戴きました。誠に有り難うございます。本年は土曜日ということもあり、若い衆が参加いただけて、宮総代も喜んでおられました。午前8時30分から午後6時30分の10時間の渡御ですからね。年配の方々にとってはきついと思います。午前中で上がられる方も、是非夕方午後6時30分以降に新庄第一公民館で直会をしますので参加して下さい。

本年は御輿蔵から御輿を出すときと、しまうときだけは担ぎますが、その他の道中は車輪で曳きます。将来的に御輿を担いで宮入するなど若い衆の見せ場を創造していくにあたり、今回参加の方々には現状の様子を下見するような心づもりで経験していただきまして、今後より良い盛り上がる祭りの構築にアイデアや御意見など戴きたく思いますのでよろしくお願いいたします。今後の新川神社のみこし渡御がどんなふうに発展していくのか、たのしみです。

「明治32年4月19日 神輿再新調紀念御還幸後」と添え書きがしてありました。明治32年は西暦で1899年ですから115年目ということになります。

これは最近、蔵から出てきた春祭りの御輿渡御の様子です。神輿の台を担いで運んでいる人がいますので、神輿は担いでまわっていますね。警察官や当時の新庄町の町並みがうかがえますので貴重な一枚です。「どべ」もいますね。

神輿の台座の裏側に製作期日と職人のシグネイチャーがありました。能登の七尾橘町の中島孫左エ門作、ということです。

多分、御神輿にとっては通算115回目の出陣、一緒にがんばろうね。

 

4月13日鷹乃羽雅楽会温習報告

禰宜です。桜もはらはらと散りゆく頃ですが今日は気持ちの良い1日でした。
まだ朝晩は寒いのでけっこう桜も長持ちしたような気がします。
今日もうぐいす、元気に鳴いています。毎年来てくれるので嬉しいです。
毎朝、うぐいすの鳴き声で起きます。午前5時半前後ですかね、私たちは2階で寝ていますので部屋の窓際に杏子の樹があるのですがそこに留まって至近距離で鳴かれるとかなりの音量です。そういえば雅楽の曲で鶯の曲があったなと思い出しました。春鶯囀颯踏(しゅんのうでんのさっとう)という曲で、一度宮内庁の楽師さんから習った痕跡が譜面にありますが、三管で合奏したことはありませんのでどんな曲か聞いてみました。笙だけで吹いてもどんな曲か、わかんないんですよ。曲名が表すとおり、春に鶯がさえずる様を曲にしたと伝わっています。穏やかな中にも華やかな感じの曲が連想されます。龍笛の音は鶯の声に似ているのですが、雅楽の方が全然優雅。本物の鶯は結構速いパッセージで鳴きますからね。昔の鶯は優雅に鳴いたんでしょうか。今度うちのうぐいすに聞かせてみますか。

今回は少なめの出席でしたので、細かいところをみっちりお伝えできました。平調音取と越殿楽を一人ずつ吹いてもらって、今回は手移り、後打ちをお伝えしました。

チビッコももう中学一年生と小学六年生。よっちゃんの手も久しぶりに見ると大きくなっていました。

篳篥部会。今回は2時間管別温習です。課題曲は鶏徳と皇麞急。

私は写真でしか見られませんので、合奏が楽しみです。

龍笛部会。音が鳴る組と初心者に分かれて温習しています。

舩木家座敷では初心者の指導部屋です。今回はマンツーマン。でも本来は師匠と弟子は膝をつき合わせて伝授するものなので、充実した指導方法です。何しろ、逃げ場がないですから。今回の講師は高瀬神社の辻林秀嗣講師。藤井秀嗣講師と同名ですので、「ダブル秀嗣」で龍笛部会をご指導いただきました。

業務連絡:新川神社「お宮で飲もう会」春祭みこし渡御奉仕のみなさんへ

禰宜です。いよいよ春祭りまで一週間を切りました。4月4日の「お宮で飲もう会」の場で春祭りのみこし渡御(とぎょ)に参加申し込みをいただきました皆さんに詳細をお知らせいたします。PDFファイルですのでご確認下さい。閲覧できない場合はなんらかの方法でお渡ししますので新川神社076-441-8186までご連絡下さい。確認されましたら私のFacebookに「了解」の返信をいただけましたらありがたいです、よろしくお願いいたします。

(春祭りみこし集合時間ほか案内) 新川神社 春祭 みこし渡御奉仕のみなさんへ

田んぼ学校、準備着々進行中。田植え5月25日(日)に決定。

禰宜です。さて、連ちゃんでブログアップです。早朝にカタカタとキーボードを叩いていますと鶯が鳴き始めて、カラスやら小鳥のさえずりやら、空が白々と明けていきます。やはり夜明け前が一番落ち着いて仕事が出来ます。このHP作るときも毎日午前3時に起きて午後10時前に寝てましたから。

と、いうことで去る4月5日、新川神社の宮総代さん達の勤労奉仕を戴きまして、神饌田を耕しました。

実は昨年の9月に神社本殿南側の田んぼ770坪(舩木家所有地)は新川神社の境内として使用いただきたく提供いたしまして、今後新川神社400年記念事業奉賛会の記念事業として開発されていきます。

具体的な計画は今後専門委員会を通じて検討されていきますのでまた未定です。ただ、私のたっての希望で少しでも良いから神饌田、神様にお供えするお米を作る御田だけは残していただきたいとお願いしまして、昔から農耕をしていただいていた吉田榮一さん、田添啓一さんたちに色々と知恵をいただきながら、場所を決めました。猫の額ほどのかわいらしい三角形の田んぼですが、子供達が手植えをして稲刈りするには良い感じだと思います。

開墾作業にご尽力いただきました吉田榮一さん、田添啓一さんを始めとする田添茂信総代会長、寺井幸夫会計、浦田宗四郎様、飯野寛正様ほんとうに有り難うございました。私も一緒に作業をさせて戴きたかったのですが、春祭りで大沢野の猪谷方面に行っていましたので残念です。

開墾するまえの御田地。草、ぼうぼう。

開墾中。昔は鍬と鋤でやったのでしょうが、今はユンボで。

開墾後の神饌田。まだ仕上げの作業があるそうです。

それと、昨日、早乙女の衣装を「田んぼ学校」を広めている日本文化興隆財団から一着お借りして、同じ物を作ることにしました。神饌田ならではの紅白で清楚な感じの衣装です。田んぼに華やかさを演出してくれる大事な衣装ですので、お金はかかりますがこういうことには妥協せずにきちんと用意させて戴きたいと私は考えています。神様にお仕えする人の衣装ですからね。神職の装束と一緒ですよ。

(田んぼ学校HP)

http://www.nihonbunka.or.jp/tanbo/index.html

早乙女衣装。巫女さんみたいな衣装です。楽しみです。

第六回お宮で飲もう会開催。

満員御礼。

新規参加者も多く、毎回自己紹介が楽しみです。

禰宜です。桜、満開ですね。連日春祭りと会合の連続でなかなか書けませんでした。4月4日金曜日、お宮で飲もう会も第六回目やりました。禊錬成会を入れると7回目ですか。ついに社務所一杯にすし詰め状態になるくらいに集まっていただきました。ありがたいことです。小川代表を始め、参加いただいた方々がそれぞれに新しい人を連れてきていただいて広がっていますので良い感じです。今回は最初の30分間を「神道のはなし」をしようということで準備していたのですが、想定外の多人数と場の雰囲気(大量の酒瓶と酒肴)を目の当たりにしますと場違いなような気がしまして、つい気が引けて堅い話は引っ込めてしまったのですが、あとから「なんで神道の話せんかったん?」と言っていただいた方もいらっしゃいましたので、ありゃりゃでした、すいません。(-。-;)
次回からは公民館をお借りしてちゃんとやります。あと、酒飲みながらみなさんとお話しをしていますと、地域との繋がりとか伝統文化とかに対する熱い眼差しを感じられました。「子供が産まれて成長してきて、子供に自分の国の伝統・文化を伝えなきゃいけないと思ったときに自分があまりにも無知だったので、これではいかん、と思ったので、今後色々と伝えていただいて、それを子供に伝えたいんです」というしっかりとした方もいらっしゃいますので、日本はこれからもまだまだいけまっせ。

こんな雰囲気ですので、なかなか神道の話は切り出せませんでした。(-。-;)

それにしても今回も飲みました。いや〜、想定外の人数でしたのでビールがあっという間に全部売り切れてしまいましたし、酒肴もすべて完食でございました。物足りなかった方、ごめんなさいね。次回は増やしておきます。ですが、準備した方は完食、完飲いただけますと気持ちいいですな。
今回は、ビデオプロジェクターにてケーブルテレビ富山さんが取材していただいた「みそぎ・鎮魂錬成会」の映像と、当日の写真をスライドショーで鑑賞しました。やはり寒い中に一肌脱いだ経験。これが良い酒の肴になります。「みそぎ」という共有した経験があったので、良かったと思います。「お宮で飲もう会」の神髄は実はここにあるような気がします。何も無しに酒飲むより、なんかしてからの方が盛り上がりますし。

なんか、倉庫みたいなところですし詰め状態です。ですが意外にこの近い距離が良かったりして。毎回必ず女性が参加しているのもお宮で飲もう会の特色です。毎回増えています。

また、今回4月19日の春祭りに「お宮で飲もう会」の方にも御神輿担ぎのお手伝いをお願いいたしました。今年は土曜日ということで若い方々も参加いただきたいと思いましてお願いいたしましたところ、約10名の方が参加していただけることになりました。有り難いことです。
今回は御輿に車輪を付けて曳く形式ですが、400年祭までには一部分でも良いですし、宮入の時だけでも良いですが、やはり御輿は若衆が「担いで」そして「揺さぶって」いただきたいと思います。御輿に鎮まる御神霊を若衆が揺さぶる「振り魂」が大事なんです、御輿を揺さぶる事によって神様の神威が高まるから。みんなでみこしを担いで「わっしょい、わっしょい」やってまたみなさんと酒飲める日が来ることを待ち望んでいます。今年はそれの下見だと思ってください。

 

伊勢の神宮からイセヒカリの籾種を受領いたしました。

禰宜です。すっかり春めいてきまして、境内の梅が珍しく紅梅、白梅揃って満開です。今日は鶯も初鳴きしていました。
さて、本年5月に予てより計画しておりました「田んぼ学校」を開催するに当たり、先日、伊勢の神宮から「イセヒカリ」の籾種をいただきました。伊勢神宮の神田にて栽培された新種のコシヒカリを「イセヒカリ」といいます。来歴は伊勢神宮で神様にお供えする為に作られている神田で平成元年秋に二度の台風が来て稲株が完全に倒れてしまったのですが、不思議なことに中央に直立していた稲株があったそうです。その稲穂と葉は綺麗な黄金色に輝いていたそうです。その稲穂を大切に育てて平成八年に「イセヒカリ」と名付けられたコシヒカリの突然変異種だそうです。味はコシヒカリより甘みが多く、美味しいそうです。私は食べたことがありませんので、是非、新川神社の神饌田で育ててみたいと思います。田植えには氏子の児童に早乙女、田男をしていただいて、心を込めて手植えをさせて戴きたいと思います。秋には稲刈りをして神様にお供えしてみなさんと一緒に食べたいですね。残った藁でしめ縄を作って神社に飾るのが夢です。いまから本当に楽しみです。また案内をしますので是非参加して下さい。

これが神宮から送られてきた状態の籾種です。

先ずは御神前にお供え。綺麗な籾種ですね。これがどんな稲穂になるか、楽しみです。

珍しく、紅梅と白梅が揃って満開です。

いつもは紅梅が散ると白梅が咲くかんじでしたが今年は賑やかです。25日は新川神社に合祀されている天神祭でしたので管公もお喜びだったと思います。

 

第六回お宮で飲もう会開催のご案内

おひさです、禰宜です。日替わりで冬と夏が来ておりますが、皆さん対応出来てますかね。

私は1月に20日間ほどなが〜い風邪をひいてからというもの、寒中禊で邪気を祓ったせいか、元気です。

やはり強力ですな、禊ぎ祓いは。さて、早くも次の「お宮で飲もう会」のご案内です。

皆さん、お誘い合わせでどうぞ。一回来られれば常連ですので次の参加には誰かを誘って戴きたいと思います。

今回は新年度ということで飲み会の前に30分ほど、私が神道の話をさせていただきます、酔う前に。酔うとあじゃあじゃに成りますんで。

なるべく皆さんのリクエストにお応えできるようなコンテンツにしようと思います。今回は初回ですので、先ずはお題目としましては「みそぎ祓い」「みこし」についてお話ししたいと思います。2月1日にみそぎに参加された方は、その作法の意味合いがご理解できると思います。みこしも本来は若衆が担いで「わっしょい、わっしょい」とやるのが本義であります、その意味をお伝えできればと思います。「鎮魂・魂振」の意味がわかると、色々な意味でいろんな事が納得できて繋がっていくと思います。

大勢のご参加をお待ちいたしております。初めての方も大丈夫です。お気軽にどうぞ。

飲んで語るだけじゃなにも実現しないけれども、飲んで夢を語ることから始まる事は多い。

PDFファイル DL  第6回お宮で飲もう会HPご案内

ギリシャ風神棚。いけてます。

最近開店された、新園町はコーポぬきえ前にある「Cafe de deux deux deux」(かふぇど どぅ どぅ どぅ)で昼食を取りました。こじんまりとしたお店ですが、良い感じの店です。そしてこのセンス、すばらしいですね。お米、御塩と水もお供えしてありました。神祭りも環境に合わせて自由自在にアレンジするクレバーなアイデアに脱帽。座布団10枚。

鳥の置物がこれまたいいんだな。