禰宜です。いゃ〜さむいっすね。今日は井波の叔父さんの五年祭でしたので母親の実家にて霊祭奉仕して参りました。いわゆる、神道の法事です。神道では先祖は祖霊神として代々の先祖と共に子孫をおまもりするお役目にお就きに成られますので、「何卒お導きとご加護をいただきますようお願い申し上げます。」と、お祭りをするのです。また、とある説には生前の生々しい御魂を子孫が祭式を施すことにより清められて、より高い神霊になり、家の守護神となるとも云われています。最終的には五十年にて「まつりあげ」、いわゆる法事の打ち止めで、氏神と共に地域を守る守護神に神上(かみあげ)されるともいわれています。したがいまして式次第は神社のお祭りと大きくは変わりません。大好きな叔父さんでしたので久しぶりに叔父さんの声が聞こえたような気がしました。叔父さんは明るくて独特のユーモアがあって、氏子の皆さんに慕われていた方ですので、ある意味では神主として有るべき姿を示して戴いた方です。いわゆる今風にいうところの「メンター」、師匠ですな。わたしもそうありたいと思いながら未だ至らぬ自我を祓い清めていただいた様な気がしました。かつて生前に色々と示唆する言葉をいただいたようになんとなく気分が変わりましたので不思議ですね。日本人の信仰は「祖先崇拝」が基本にあるということを実感しました。
ということで本年最後の温習会、終了いたしました。本当に皆さん、お疲れ様でした。一年間の活動を顧みいたしますと、本当に充実した一年だったなぁと思います。普段は年々月日が早く感じるのですが、鷹乃羽雅楽会を始めた昨年から、色々とブログを読み返しますと充実した日々であるがゆえに、本当に1年前だったの?と思います。二年前くらい前の事に感じます。でも我ながらよくもつまつまとブログアップしましたね。けっこう、苦労してんですよ、本当は。ですけれども一番やりたい作業でもあります。ですけれども、本当にリラックスして楽しんで書きたいんですよね。「やっつけしごと」的に書いてしまったら「たわごと」になりませんからね。
今回、1時間30分は各管新曲の「鶏徳」「皇麞急」の唱歌・演奏をしたようです。
最後に、富山県神社庁雅楽部部長の藤井秀嗣さんから一年間の講評をいただきました。今後は神社庁雅楽部の中にもお手伝いで入って戴けたら有り難い、とのことでしたが、本当にそうなんです。平日は良いのですが、祝祭日の演奏依頼になかなか対応できにくい現状がありますので、是非現場で共演戴ける日が来ることを期待しております。
今回は篳篥部会の舩木信忠講師は欠席につき、代打で熊野神社の横越さんにお願いしました。急なお願いに快くお受け戴きました。富山県神社庁雅楽部の主管を務められる方ですので今後ともお世話になるかと思います。
3ヶ月間の休講にはいりますので冬休み中の課題をお示しさせていただきました。欠席された会員には後日郵送いたしますが、下記の通りですのでご参考までに。では、来年の三月に元気で再会できますことを楽しみにしております。
また、このブログを見て、「やってみたい」という方、歓迎いたしますので、新川神社 禰宜 舩木信孝☎076-441-8186までご連絡下さい。ご相談等にものります。