禰宜です。いよいよ大晦日。もう寝なくちゃ。という時間なのですが根性でブログアップです。
神社の裏の田んぼ、いろいろと急展開な話が怒濤の如く押し寄せて、前向きな事情によりまして、とりあえず今現在土盛りされました。
急遽、台数は少ないのですが鉄板を敷いて4〜5台は駐車できるようにしまして看板を立てました。雪や雨が降ると鉄板の上、滑りますんで気を付けてくださいね。
皆さんのお参りを心よりお待ちいたしております。今年もかわいい巫女さんがみなさんをおもてなしいたします。
詳細はぼちぼちお知らせいたしますが、とりあえずは目の前の正月を乗り切らなければならんので、取り急ぎ現状報告まで。
月別アーカイブ: 2013年12月
寒中みそぎ・鎮魂作法錬成会のご案内。
禰宜です。いよいよ「お宮で飲もう会」初の企画をご案内できる運びとなりました。「寒中みそぎ・鎮魂作法錬成会」ですよ。酒飲んでるだけじゃなくてやるときはやりますよ、飲もう会は。もちろん、みそぎの後は鍋宴会ですが。みそぎの後の鍋は最高ですよ。県内の神職、神道青年会は毎年氷見の海でみそぎをしていますが、今回新川神社では境内の中に水を溜める水槽を作って桶で自らの身にかけるというかたちを取ります。併せてみそぎの前に、神社の本殿にて我が国に古くから伝わる神道行法の「鎮魂作法」、これを伝授いたします。多分、県内で一般の方々を対象にして神社の境内で鎮魂・禊ぎをするのは初めての事では無いかと思います。この「鎮魂」は「みたましずめ」と読みますがひじょうに深い儀式ですので後日改めて説明したいと思います。是非男女問わず、年齢も問いません。我も、と思われる方は参加お待ちしております。特に成人を迎えられる若人、厄年の方、お薦めです。神職が優しくお導きいたします。私自身、一般の方々に指導するのは初めてですので緊張もしますが、それ以上に皆さんと行法が出来ると思うワクワク感の方が大きい気がしていますので、よろしくお願いいたします。お互い、修行ですな。
寒中みそぎ・鎮魂作法錬成会のご案内 PDF
寒中みそぎ・鎮魂作法錬成会のご案内
新春祈祷・厄年の厄除開運祈祷のご案内
禰宜です。久しぶりです。もうすぐHPも正月情報やら社報やら上がってきますが、まだ更新作業中のようです。問い合わせがありましたので取り急ぎここでお知らせいたします。すんませんね。
(平成25年大晦日年越大祓のご案内)
(平成26年新春祈祷・厄祓のご案内 PDFファイル)
平成26年新春祈祷・厄祓のご案内
(平成26年厄年早見表 PDFファイル)
第五回お宮で飲もう会開催。
寒いですね、禰宜です。窓の外を見るといよいよ雪が降ってきました。只今社報の鷹乃羽第五号の編集中です。これは集中して短時間でやらないと出来ない仕事ですので、ずれ込んでしまいました。今回も盛りだくさんの内容です。本当はもっと掲載したい事項もあるのですが、誌面の関係で限界がありますので、その分HP見ていただきたいんですが、なかなかねぇ。年配の人はインターネット見ない方多いでしょうからなるべく社報に活動の様子を写真で載せました。
と、いうことで本題の第五回お宮で飲もう会、11月29日土曜日午後7時から開催しました。今回も徐々に人が集まり、最後には満員でございました。ありがとうございます、みなさん。また、持ち込みでわざわざお好み焼きを作ってきて下さったり、お好みの物を持ち込んでいただいたりありがとうございます。ですけれども別に手ぶらでも良いんですよ、気が向けばでいいんですよ。美味しい物情報をシェアするのも楽しいからでして、決して貢ぎ物を要求しているわけじゃ、ありませんので。「あ〜これ、美味しい」と思える物が新たに見つかったら嬉しいじゃないですか。そんだけのことです。ですから毎回、オードブルも仕入れ先を変えています。次回は寒い時期ですから鍋にしようかと思っています。
今までのお宮で飲もう会にて話題にのぼった「みそぎ」をいよいよ現実化する事となり、実施要項(案)を皆さんにお計りしました。今回は「みそぎ」と共に「鎮魂行事」という神道行法を致します。詳細は後ほどアップします。楽しみです、みなさんと神道行法を出来ることが。

今回の飲むと気持ちよくなって朗らかになる水達。羽根屋は新川神社で御祈祷された方にお分かちする御神酒のブランド。なぜかというと富山市の酒蔵であり、美味しくてしかも「白鷹」は新川神社の御祭神の化身ですから羽根つながりということで。社紋も「違い鷹の羽」ですし。

お酒の買い出しで私が日本酒を選んでくるのですがワインは家内に任せています。そしたら私がそういうところまでこだわっているのを知っている者ですので、これですよ、「EAGLEHAWK」。直訳で「鷲鷹(わしたか)」。ガツンと来る、酔いの回りが早そうな銘ですな。

中締め後に、他の宴会が終わって来られた宮総代さんと再び乾杯。最終的には若手と総代会と一緒に飲めたら良いなぁと思っていましたので、言い繋がりが出来ました。なにげないことではありますが一緒に酒を酌み交わす、という行為はなかなか深いもんですな。
第七回古事記に親しむ富山中巻下巻完全読破編ご報告 11月25日昼の部・27日夜の部
禰宜です。久しぶりです。私は元気なのですが、ブログが書きたくても書けないのに困っています。色々と進展していることがありますし、年内にお知らせしておきたいことがたくさん有りますので、仕事に追われながらもブログアップしていきます。
先ずは毎月恒例の古事記に親しむ富山中巻下巻完全読破編ですが、11月で本年分は終了し、第八回は明年3月24日月曜日が昼の部、3月26日水曜日が夜の部です。基本的に昼の部は月曜日、夜の部は水曜日です。
第七回は垂仁天皇の御代の後半、本牟智和気王・丹波の円野比売命・時じくの香の木の実の物語りです。垂仁天皇の御事績は盛りだくさんで、しかも文面が物語風になって来ますので、結構読んでいても何となく
察しがつきやすい処です。なんとも切ない話ばかりですが、このあたりが日本人の情感の表れでしょうな。上巻から素読してこられました方々は何となく「あれっ、どこかで聞いたことがあるような話だなぁ」というエピソードが綴られています。上巻は高天原、いわゆる神代の世界の話で、中巻に入りますと中つ国、いわゆる現世の話です。神霊界と現世は鏡写しだともいわれることがありますが、正にそんな感じのストーリーです。夢占(ゆめうら)、太占(ふとまに)、誓約(うけい)と、神意をお伺いする占いが連発されるところが興味深いです。「たじまもり」の処では、YouTubeを利用して、文部省唱歌の「田道間守(たじまもり)」を紹介しました。常世の国から垂仁天皇の為に「ときじくのかくのこのみ」、つまり時を選ばずに麗しい香りを放つ木の実、今の橘の木の実の伝説です。私が京都修業時代に奉職させて戴きました石清水八幡宮の本殿にはこの「橘の木」が二本植わっておりまして、小さなミカンのような実を付けておりました。たじまもりの話は、いわゆる帰化した人たちの忠誠譚であります。古代大和朝廷は渡来系の帰化人を大切にしたのでしょうな。土地を与えて仕事を与えて、位を与えて姓を与えて重用した、そのご恩に対する忠誠心の物語りですね。素直に読みましょう、古事記は。古代日本人は率直で素直でおおらかでしたから。