月別アーカイブ: 2014年2月

寒中みそぎ・鎮魂作法錬成会ご報告。銭湯へ直行編。

禰宜です。寒いですね。雪が降った方が寒さは厳しくないような気がしますが。さて続きです。
いよいよ終盤ですが、なかなか見てて面白いです。意外に皆さん、楽しそうに走っていますね。
寒くないわけじゃないんですよ、たぶん笑わずには居られないんだと思います。

えいほ、えいほ、

えいほ、えいほ、えいほ、

えいほ、えいほ、えいほ、えいほ、

えいほ、えいほ、えいほ、えいほ、えいほ。微妙なブレ具合がスピード感を表し、肖像権をまもっております。なにをいまさら。

えいほ、えいほ、えいほ、えいほ、えいほ、えいほ、

えいほ、えいほ、えいほ、えいほ、えいほ、えいほ、えいほ、

えいほ、えいほ、えいほ、えいほ、えいほ、えいほ、えいほ、えいほ、

えいほ、えいほ、えいほ、えいほ、えいほ、えいほ、えいほ、えいほ、えいほ、

「シェーン、カムバーック!」

「おい、あいつら、マジで水かぶっとんたんやな。」「ほんまや、冷たいわ、ぬるま湯かとおもうとったわ」

35名がなだれ込んだ新庄町の秘湯、あかそぶの湯。

至福のバスタイム。みなさん、銭湯は久しぶりのようで懐かしい感じに浸っていただけたのでは無いでしょうか。

裸族の大群を目の当たりにして固まる銭湯屋の猫。「いっ、いまの毛無し猿たちはなんやったん?」 つづく。

 

忘れ物のお知らせ。

禰宜です。寒中みそぎ・鎮魂作法錬成会参加者で直会会場の公民館にNTT Docomoの白色の携帯電話充電アダプターが残されていました。心当たりの方は新川神社舩木家までご連絡下さい。076-441-8186

寒中みそぎ・鎮魂作法錬成会ご報告。実践編

禰宜です、だいぶ間が空いてしまいました。只今、新庄御鎮座400年記念事業奉賛会のお願いに会社企業を始め氏子町内を一軒一軒廻ってお願いしております。皆さん、玄関先で寒いのにお話しを聞いていただきまして有り難いことです。ですがこうやって一軒ずつ氏子のお宅を廻ってお話しする機会もなかなかありませんので、この400年は色々な意味で新庄町を知る良いきっかけとなりました。私は今後ともなるべく皆さんのお住まいまで足を運んでお話しすることを続けていきたいと思います。ということで前置きが長くなりましたがいよいよ水をかぶるシーンの報告です。

先ずは参加者の皆さんを御守りする特製焼き印入り木札御守りを配ります。先ほどの鎮魂作法の時に十種の神宝の霊験を込めた御守りです。皆さんと共に御神前でお祓いにお祓いを重ねた御守りです。それを更にみなさんが我が身を禊ぐと共に、御守りも清められますので、皆さん自身が祓い清めた御守りと言うことになります。これは強力ですよ、御霊験あらたかなり。

先ずは改めまして祓い詞の奏上。竹串に飾った白い御幣に対して拝礼します。

いずれはみなさん、そらでよめるといいですね。

いよいよ鳥船行事です。いえーい、えい、いえーい、えい、

鳥船は三段あり、それぞれに微妙にかけ声と作法が変わります。かけ声の途中で大きな声で和歌を唱えます。この和歌が良い歌なんです。日本人のみそぎはらえの精神がこめられた歌ですので、それ以上なんの説明もいらんとおもいます。みなさん、なんとなく感じていただけた事と思います。

第一段「朝夕に 神の御前にみそぎして すめらが御代(ミヨ)に仕へまつらむ」

「雄ころび」という邪なるものを切り祓う作法で、手刀をもって目前の空中を斜めに切ります。自分の心の中の邪心を切り捨てると解釈しても良いでしょう。

息吹。両手を天に掲げて天の気を戴いて手中に納め、頭から躰の中に鎮めて地面に返します。私自身のイメージですが、天と地の気を自分の躰を通じて繋げることによって自然と一体化する様な気持ちでやっています。自然と一体化すれば水も冷たくない、というわけにはなかなか行きませんのでまだまだ修行不足ですな。

いよいよみそぎです。水に向かって気合いを入れたら桶で自らの躰に水を掛けます。

自ら水を被るという克己心を顕すので気合いが感じられますね、写真からも。

女子は意外に楽しそう。

参加者が35名と多かったので2班に分かれて被りましたが、なかなか水が冷たくて水槽が減りませんので、三回に分けて被りたい人は何回でも被ってもらいました。

みなさん、物怖じもせずにたんたんと水をかぶられました。あっぱれじゃ。

3回目被る猛者たち。

水を被り終えたら、またもう一度最初から同じ鳥船を始めます。第二段「遠つ神 固め修めし大八洲(オオヤシマ) 天地共に永遠(トハ)に栄えむ」

第三段「天津神 国津神たち みそなはせ おもひたけびて我が為す業(ワザ)を」

濡れた躰ですがもう一度鳥船を繰り返すことで気と躰の体温を高めていきます。

最後に二礼二拍手一礼をして、お互い向き合い、お手を拝借、一発締め「おめでとう」で締めくくります。なぜ「おめでとう」というかは良くわかりませんが、私自身は無事にみそぎ行を終えて清々しい気持ちに成って新しい自分に生まれ変わった事をお互いに讃えて「おめでとう」というのではないかと感じております。

みんなで記念撮影。カメラを向けられているので笑っていますが実はかなり寒いです。

来たときと同じように「えいほ、えいほ」のかけ声で走って帰ります。つづく。

 

 

 

 

 

 

寒中みそぎ・鎮魂作法錬成会ご報告。鎮魂作法〜禊ぎ行場へ

禰宜です。昨日更新できませんでした、すんません。では続きです。

写真提供:川嶋一人様 いつもありがとうございます。

みそぎの講習が終わりましたら今度は鎮魂作法の講習と実践です。先ずは神様にご挨拶をしますので二礼二拍手一礼でお参りする前に正式な作法を伝授いたしました。最初は正座です。誰でも知っているし出来るのですが、美しい座り方、正しい姿勢で座るにはポイントがありましてこれを実践して貰いました。

先ずは神様にご挨拶の二礼二拍手一礼。皆さん、いい音です。これで掴みはオッケー。

その後、お祓いの修祓で祓い詞を一緒に唱えて戴きました。皆さん、飲み込みが早いですね。続いて大祓詞、十種祓え詞、ひふみ祓い詞、十種の神宝御名を唱えます。皆さん、初めてだと思いますが、お上手。いや、ほんとに。違和感がありませんでしたもん。やはり日本人の血でしょうかね。写真は十種の神宝を神様から戴く前に手を清める作法。

いよいよ十種の神宝を神様から戴いて左右前後上下に揺り動かす「魂振り」です。

参加者は新川神社から徒歩2分、金岡邸前にある銭湯です。長きにわたり新庄町の人々の垢を落としてきた「薬師鉱泉」。ここもいわゆる「清めの場」であります。わたしも小学生まではここの銭湯育ちです。この銭湯へ移動し、禊ぎ姿に着替えます。この銭湯があるからこそ禊ぎ錬成会は成立するので大事な処です。今後も営業を続けて戴かないと禊ぎ錬成会ができませんので、よろしくお願いいたします。

整列。圧巻ですね。銭湯に来られたご婦人には喜んで戴けたようです。

御幣を先頭に「えいほ、えいほ」のかけ声で禊ぎ場へ走ります。本日は幸いに足下が乾いていますので走ることが出来ます。走りたくて走るのでは無くて、走らずには居られないから走っているのです。

えいほ、えいほ、

えいほ、えいほ、えいほ、

えいほ、えいほ、えいほ、えいほ、

えいほ、えいほ、えいほ、えいほ、えいほ、

えいほ、えいほ、えいほ、えいほ、えいほ、えいほ、

えいほ、えいほ、えいほ、えいほ、えいほ、えいほ、えいほ、

えいほ、えいほ、女禰宜も走る、走る。実態は参進するみそぎ参加者の写真を撮ろうとしていたがあまりの早さにおいてけぼりをくらった撮影係。

寒さなんかへっちゃら、余裕のよっちゃん、カメラ目線。

いよいよ一同、禊ぎ場へ。なかなか良い絵ですな。

さぁ、いよいよ禊ぎの始まりです。まずは振り魂。「はらえどの大神、はらえどの大神、」を連呼しながら魂を振り動かして気を高めます。つづく。

寒中みそぎ・鎮魂作法錬成会ご報告。準備編

禰宜です。さて続きですが、準備段階から追って行きます。いきなりは脱ぎません。

前日より水、注入。水道水ですので冷えてます。ちなみに富山市の上下水道局が販売しているペットボトル入り水道水「とやまの水」が国際食品コンクール「2013年モンドセレクション」のビール・水・ソフトドリンク部門で最高金賞を受賞してますので、最高の水をふんだんに被るとはなんとリッチな禊ぎでしょうか。

東京や京都にいたときは気づかなかった富山の水のおいしさは県外に出たときに気づくもんです。今でも美味しいと思います。特に二日酔いの時に飲む水はどことなく甘みが合って美味しいです。そう思いません?

アメリカンなガーデンプールが神々しい禊ぎ舟に。30名を超えそうでしたので二槽用意しましたがこれでも窮屈かも。ゴミが入らないように専用カヴァーで保護します。身を清める水ですからね。

今回使用する祝詞集と行法次第の栞。最初は読みやすい初心者用に作り替えようとも思いましたが、敢えてプロの神職が修行に使う物と全く一緒の物にしました。やはり本物を体験していただきたいので。いわば水で割らずに樽出し原酒ですな。ふりがなは全部ふってありますので大丈夫。旧かなですけれどもね。日本語のビンテージ物だと思えば良いんですよ、難しく考えなくても。読むときは舌をかみかみで難しくても意外に遺伝子レべルでは「ちょーなつかしー」と感じてたりして。

水を被るときに首から掛けて貰う特製木札御守り。新川神社焼き印入り。私が気合いを込めて一枚ずつ焼き入れしました。禊ぎ参加者限定品です。是非普段から身につけていただけると御利益満点です。冷たく寒い禊ぎをみんなで乗り切った事を思い出して日々の荒波をたくましく生きていってください。特別な時や勝負の時に気合いを入れる意味で掛けていくのも良いでしょう。使い方は参加されたそれぞれのお気持ちで良いと思います。実は私、このタイプの御守りが一番好きです。シンプルですし、普段から身につけやすいですからね。今後毎年、違う意匠にして毎回参加していただける楽しみのひとつになるような良い物を考えていきたいです。

境内を禊ぎ場にしますので駐車場の確保が必要になるのが今後の課題ですね。

新庄町第一公民館を使わせていただきますが、将来的には神道道場としての参集殿での開催ができればと思います。

小川代表挨拶。鎮魂作法までは38名、みそぎは35名、本当に沢山の参加をいただきました。

先ずはみそぎの講習。禊ぎの鎮魂基本姿勢の「魂振り」を練習します。けっして接客の際の基本姿勢ではありません。へそ下あたりで手を組んで上下に動かして臍下丹田に気を集めて魂を揺り動かすような所作をします。

鳥船行事といわれる船を櫂で漕ぐような動作をしながらかけ声を大声で掛けます。「いえーぃ、えぃ」やっていると躰が温まってくるのがわかります。けっしてオラウータンの真似ではありません。

「おころび」という邪気を祓う作法の練習です。手刀を作って斜めに「えぃ」と気合いを入れて目前の空宙を切ります。けっして「ラジャー」ではありません。続きは明日へ。

 

 

 

寒中みそぎ・鎮魂作法錬成会ご報告。其の壱

参進:写真提供:武部国政様

写真提供:武部国政様

写真提供:武部国政様

写真提供:武部国政様

写真提供:武部国政様

写真提供:武部国政様

禰宜です。色々と書きたいことがありますが、今日は色々とありましたので、とりあえず今日は同級生の武部君提供の写真をもってご報告いたします。武部君、ありがとう。この後も報告は続きます。いや〜良かったですよ、本当に。小川代表を始め、参加いただきましたみなさん、本当にありがとうございました。小川代表の言葉の通り、みそぎをやると兄弟になれますね。おかげさまで風邪、治りました。皆さんに感謝いたします。お手伝いいただいた飲もう会の皆さん、有り難うございました。新庄のタイガーウッズさん、準備から後片付けまでお気遣いありがとうございました。ギャラリーからは「毎年やってほしい♡」だそうです。明日から走り込みと筋トレをしたいと思います。では。

節分。ちかん警報発令。

禰宜です。どうやら賽銭泥棒に続いて新川神社付近で「ちかん」が出ているようですので先ずはお知らせいたします。この辺は美人が多く通りますので(いや、ほんと。)目の付け所が良いとはいえ、ゆるさん。変な奴が居たら新川神社の鳥居の前の神主家にお知らせください。家の中に逃げ込んで来ていただいても結構です。特徴や情報を下さい。ついでに賽銭泥棒みたいな人を見かけたら情報下さい。