月別アーカイブ: 2014年4月

「田んぼ学校」開校のご案内、参加者募集

連ちゃんで報告です。富山県神社庁教化委員会・新川神社主催の「田んぼ学校」、遂に本年より開校します。

長年の希望が形になり、嬉しい限りです。取り急ぎ参加要項をアップしますので、是非ともご参加下さい。

新川神社「田んぼ学校」参加要項PDF

新川神社田んぼ学校開校 参加者募集

田んぼ学校については「日本文化興隆財団」が広めている活動ですので、下記HPが詳しいのでご参考にアクセスしてみて下さい。

http://www.nihonbunka.or.jp/tanbo/index.html

まずはご案内まで。

 

 

 

 

 

「お宮で飲もう会」御輿曳きご奉仕申し込み、大勢いただきありがとうございました。

禰宜です。本年は「お宮で飲もう会」小川博司代表の呼びかけのおかげ様で春祭りのみこし曳に延べ13名の参加申し込みを戴きました。誠に有り難うございます。本年は土曜日ということもあり、若い衆が参加いただけて、宮総代も喜んでおられました。午前8時30分から午後6時30分の10時間の渡御ですからね。年配の方々にとってはきついと思います。午前中で上がられる方も、是非夕方午後6時30分以降に新庄第一公民館で直会をしますので参加して下さい。

本年は御輿蔵から御輿を出すときと、しまうときだけは担ぎますが、その他の道中は車輪で曳きます。将来的に御輿を担いで宮入するなど若い衆の見せ場を創造していくにあたり、今回参加の方々には現状の様子を下見するような心づもりで経験していただきまして、今後より良い盛り上がる祭りの構築にアイデアや御意見など戴きたく思いますのでよろしくお願いいたします。今後の新川神社のみこし渡御がどんなふうに発展していくのか、たのしみです。

「明治32年4月19日 神輿再新調紀念御還幸後」と添え書きがしてありました。明治32年は西暦で1899年ですから115年目ということになります。

これは最近、蔵から出てきた春祭りの御輿渡御の様子です。神輿の台を担いで運んでいる人がいますので、神輿は担いでまわっていますね。警察官や当時の新庄町の町並みがうかがえますので貴重な一枚です。「どべ」もいますね。

神輿の台座の裏側に製作期日と職人のシグネイチャーがありました。能登の七尾橘町の中島孫左エ門作、ということです。

多分、御神輿にとっては通算115回目の出陣、一緒にがんばろうね。

 

4月13日鷹乃羽雅楽会温習報告

禰宜です。桜もはらはらと散りゆく頃ですが今日は気持ちの良い1日でした。
まだ朝晩は寒いのでけっこう桜も長持ちしたような気がします。
今日もうぐいす、元気に鳴いています。毎年来てくれるので嬉しいです。
毎朝、うぐいすの鳴き声で起きます。午前5時半前後ですかね、私たちは2階で寝ていますので部屋の窓際に杏子の樹があるのですがそこに留まって至近距離で鳴かれるとかなりの音量です。そういえば雅楽の曲で鶯の曲があったなと思い出しました。春鶯囀颯踏(しゅんのうでんのさっとう)という曲で、一度宮内庁の楽師さんから習った痕跡が譜面にありますが、三管で合奏したことはありませんのでどんな曲か聞いてみました。笙だけで吹いてもどんな曲か、わかんないんですよ。曲名が表すとおり、春に鶯がさえずる様を曲にしたと伝わっています。穏やかな中にも華やかな感じの曲が連想されます。龍笛の音は鶯の声に似ているのですが、雅楽の方が全然優雅。本物の鶯は結構速いパッセージで鳴きますからね。昔の鶯は優雅に鳴いたんでしょうか。今度うちのうぐいすに聞かせてみますか。

今回は少なめの出席でしたので、細かいところをみっちりお伝えできました。平調音取と越殿楽を一人ずつ吹いてもらって、今回は手移り、後打ちをお伝えしました。

チビッコももう中学一年生と小学六年生。よっちゃんの手も久しぶりに見ると大きくなっていました。

篳篥部会。今回は2時間管別温習です。課題曲は鶏徳と皇麞急。

私は写真でしか見られませんので、合奏が楽しみです。

龍笛部会。音が鳴る組と初心者に分かれて温習しています。

舩木家座敷では初心者の指導部屋です。今回はマンツーマン。でも本来は師匠と弟子は膝をつき合わせて伝授するものなので、充実した指導方法です。何しろ、逃げ場がないですから。今回の講師は高瀬神社の辻林秀嗣講師。藤井秀嗣講師と同名ですので、「ダブル秀嗣」で龍笛部会をご指導いただきました。

業務連絡:新川神社「お宮で飲もう会」春祭みこし渡御奉仕のみなさんへ

禰宜です。いよいよ春祭りまで一週間を切りました。4月4日の「お宮で飲もう会」の場で春祭りのみこし渡御(とぎょ)に参加申し込みをいただきました皆さんに詳細をお知らせいたします。PDFファイルですのでご確認下さい。閲覧できない場合はなんらかの方法でお渡ししますので新川神社076-441-8186までご連絡下さい。確認されましたら私のFacebookに「了解」の返信をいただけましたらありがたいです、よろしくお願いいたします。

(春祭りみこし集合時間ほか案内) 新川神社 春祭 みこし渡御奉仕のみなさんへ

田んぼ学校、準備着々進行中。田植え5月25日(日)に決定。

禰宜です。さて、連ちゃんでブログアップです。早朝にカタカタとキーボードを叩いていますと鶯が鳴き始めて、カラスやら小鳥のさえずりやら、空が白々と明けていきます。やはり夜明け前が一番落ち着いて仕事が出来ます。このHP作るときも毎日午前3時に起きて午後10時前に寝てましたから。

と、いうことで去る4月5日、新川神社の宮総代さん達の勤労奉仕を戴きまして、神饌田を耕しました。

実は昨年の9月に神社本殿南側の田んぼ770坪(舩木家所有地)は新川神社の境内として使用いただきたく提供いたしまして、今後新川神社400年記念事業奉賛会の記念事業として開発されていきます。

具体的な計画は今後専門委員会を通じて検討されていきますのでまた未定です。ただ、私のたっての希望で少しでも良いから神饌田、神様にお供えするお米を作る御田だけは残していただきたいとお願いしまして、昔から農耕をしていただいていた吉田榮一さん、田添啓一さんたちに色々と知恵をいただきながら、場所を決めました。猫の額ほどのかわいらしい三角形の田んぼですが、子供達が手植えをして稲刈りするには良い感じだと思います。

開墾作業にご尽力いただきました吉田榮一さん、田添啓一さんを始めとする田添茂信総代会長、寺井幸夫会計、浦田宗四郎様、飯野寛正様ほんとうに有り難うございました。私も一緒に作業をさせて戴きたかったのですが、春祭りで大沢野の猪谷方面に行っていましたので残念です。

開墾するまえの御田地。草、ぼうぼう。

開墾中。昔は鍬と鋤でやったのでしょうが、今はユンボで。

開墾後の神饌田。まだ仕上げの作業があるそうです。

それと、昨日、早乙女の衣装を「田んぼ学校」を広めている日本文化興隆財団から一着お借りして、同じ物を作ることにしました。神饌田ならではの紅白で清楚な感じの衣装です。田んぼに華やかさを演出してくれる大事な衣装ですので、お金はかかりますがこういうことには妥協せずにきちんと用意させて戴きたいと私は考えています。神様にお仕えする人の衣装ですからね。神職の装束と一緒ですよ。

(田んぼ学校HP)

http://www.nihonbunka.or.jp/tanbo/index.html

早乙女衣装。巫女さんみたいな衣装です。楽しみです。

第六回お宮で飲もう会開催。

満員御礼。

新規参加者も多く、毎回自己紹介が楽しみです。

禰宜です。桜、満開ですね。連日春祭りと会合の連続でなかなか書けませんでした。4月4日金曜日、お宮で飲もう会も第六回目やりました。禊錬成会を入れると7回目ですか。ついに社務所一杯にすし詰め状態になるくらいに集まっていただきました。ありがたいことです。小川代表を始め、参加いただいた方々がそれぞれに新しい人を連れてきていただいて広がっていますので良い感じです。今回は最初の30分間を「神道のはなし」をしようということで準備していたのですが、想定外の多人数と場の雰囲気(大量の酒瓶と酒肴)を目の当たりにしますと場違いなような気がしまして、つい気が引けて堅い話は引っ込めてしまったのですが、あとから「なんで神道の話せんかったん?」と言っていただいた方もいらっしゃいましたので、ありゃりゃでした、すいません。(-。-;)
次回からは公民館をお借りしてちゃんとやります。あと、酒飲みながらみなさんとお話しをしていますと、地域との繋がりとか伝統文化とかに対する熱い眼差しを感じられました。「子供が産まれて成長してきて、子供に自分の国の伝統・文化を伝えなきゃいけないと思ったときに自分があまりにも無知だったので、これではいかん、と思ったので、今後色々と伝えていただいて、それを子供に伝えたいんです」というしっかりとした方もいらっしゃいますので、日本はこれからもまだまだいけまっせ。

こんな雰囲気ですので、なかなか神道の話は切り出せませんでした。(-。-;)

それにしても今回も飲みました。いや〜、想定外の人数でしたのでビールがあっという間に全部売り切れてしまいましたし、酒肴もすべて完食でございました。物足りなかった方、ごめんなさいね。次回は増やしておきます。ですが、準備した方は完食、完飲いただけますと気持ちいいですな。
今回は、ビデオプロジェクターにてケーブルテレビ富山さんが取材していただいた「みそぎ・鎮魂錬成会」の映像と、当日の写真をスライドショーで鑑賞しました。やはり寒い中に一肌脱いだ経験。これが良い酒の肴になります。「みそぎ」という共有した経験があったので、良かったと思います。「お宮で飲もう会」の神髄は実はここにあるような気がします。何も無しに酒飲むより、なんかしてからの方が盛り上がりますし。

なんか、倉庫みたいなところですし詰め状態です。ですが意外にこの近い距離が良かったりして。毎回必ず女性が参加しているのもお宮で飲もう会の特色です。毎回増えています。

また、今回4月19日の春祭りに「お宮で飲もう会」の方にも御神輿担ぎのお手伝いをお願いいたしました。今年は土曜日ということで若い方々も参加いただきたいと思いましてお願いいたしましたところ、約10名の方が参加していただけることになりました。有り難いことです。
今回は御輿に車輪を付けて曳く形式ですが、400年祭までには一部分でも良いですし、宮入の時だけでも良いですが、やはり御輿は若衆が「担いで」そして「揺さぶって」いただきたいと思います。御輿に鎮まる御神霊を若衆が揺さぶる「振り魂」が大事なんです、御輿を揺さぶる事によって神様の神威が高まるから。みんなでみこしを担いで「わっしょい、わっしょい」やってまたみなさんと酒飲める日が来ることを待ち望んでいます。今年はそれの下見だと思ってください。