日別アーカイブ: 2014年5月30日

田んぼ学校 御田植え祭斎行しました。其の参

禰宜です。早速ですが続きです。

先ずは田男・早乙女の10名だけで田植え式をします。先ずは練習。

次にいよいよ本番、ということで雅楽の越殿楽に合わせて太鼓が鳴れば一同一斉に植えます。

足を田んぼに取られながらも進んでいきます。

泥の中に咲く蓮の花のように、田んぼに花を添えます。思い切って衣装を作って良かったです。特注品ですから。

10回ほど雅楽の太鼓に合わせた後は参加者児童も加わって田植えです。みんなこけずにやってます。

田んぼが広くないので初回は子供達だけで植えてみました。

ほんとに、「女の子らしい」植え方ですね。

泥の中に小さな緑が増えていきます。

やはり子供の作業ですし、途中で中抜けしている枡がちらほらあるようです。

そこでマイスター登場。抜けているところに植えていきます。

気替えが終われば昼食です。お米は宮総代の上坂健治さんより提供戴きました。ありがとうございました。

昼食後には神社庁の神主さんから「お米のクイズ大会」をやってもらいました。

答えは4つの中からの選択式で、正解者にはうまいん棒が当たります。

みんな、ただで貰える物に関しては必死になります。

なかなか難しい問題もあり、そのつ都度わかりやすくお米に関する歴史や我々日本人がお米を大切にしてきたことをさとしておられました。稲作を中心にして国づくりをしてきたから今日の日本の国の発展があるんですね。

と、いうことで3回に分けてご報告してきました。私自身、毎日毎朝、自然と田んぼを見に行くのが楽しみです。皆さんもちょくちょく見に来て下さい。

田んぼ学校 御田植え祭斎行しました。其の貳

禰宜です。さて続きです。明日から6月3日まで山王さん祭りで泊まり込みますのでしばらくご無沙汰するとおもいますので一挙公開します。

早乙女たち。みんなかわいいですね。

気替えが済んだら田男・早乙女は、御田植え祭の練習です。お供え物を御神前に運ぶのですが、「伝供(でんく)」と言いまして手渡して順番に神前に届ける役目をバケツリレーのようにしていただきます。新川神社でこれをやるのは多分、初めてだと思います。

雅楽も祭典の流れに沿って吹き始めたり終わったりしますので、子供達の動きに合わせてリハーサルをしました。

田男、早乙女の順番に伝供します。みんな、飲み込みが早い。さすが若さですな。

いよいよ本番です。先ずは神前に進む前に手と口を清める手水の儀を神職さん達に教えて貰いながらしました。

田男・早乙女は特に清めましょう。

本殿に向かいます。

先ずは神楽太鼓。ここでみんな太鼓の音で気持ちがシャンとなります。

修祓(しゅばつ)、お供え物と早苗、参列者をお祓いしたらいよいよ楽が流れて献饌(けんせん)、お供え物を神様にたてまつる儀式のはじまりです。

練習は30分ほどしかしていないのですが、みんな姿勢も良いし、良い感じです。

田男と早乙女は左右に分かれてジグザグにお供え物を手渡ししていきます。

お米・お酒・するめ昆布・野菜・果物・塩と水のあとにいよいよ「イセヒカリ」の早苗がたてまつられます。早乙女のほおっかむりがかわいいですね。

今回は正式な祭式で本殿前に案を置いてお供えしますので、いつもよりも神様の本当に目の前にお供えされますので、そりゃー神様、お喜びですよ。こんなに間近にあるんですからね。しかもかわいい田男と早乙女と神主の子供達だけでお運びするんですからね。絶対、喜んで居られますよ。いつもはおじじとおっさん神主ですからね。

祝詞奏上。渾身の祝詞を作文しました。

当日は宮総代さん達も参列で、賑わいましたが、拝殿が狭くて全員登殿できずにすみませんでした。

保護者の皆さんも間近で見てもらえたら良かったのにと思いました。次回からは工夫しましょう。

祭典終了後、奉耕者の吉田榮一さんからお米の話をしてもらいました。

もう一人の奉耕者、田添啓一さんからは昔の田植えの苦労話などを聞かせて戴きました。

みんなで記念撮影。田男と早乙女、綺麗に背丈の順に並んでいますので山の様ですね。

いよいよ隊列を組んで参進です。雅楽が演奏され、みんなで神饌田まで進みます。道中も楽が奏でられますので雅やかな雰囲気です。

鷹乃羽雅楽会は今回、祭典奉仕は初めての経験にしていきなり道楽(みちがく)はかなりハードル高いです。だって歩きながら演奏すると言うことは、譜面が見れないので楽譜を暗譜していなければいけないと言うことです。加えて、歩きながら演奏すると酸素欠乏しますのでいつもよりしんどいんですよ。ですが上手にふいておられました。

田男・早乙女代表が早苗を運びます。

先ずはお清めのお祓い。

現場に到着。吉田榮一さんから田植えの仕方を教わります。次回につづく。