日別アーカイブ: 2015年7月16日

7月13日古事記に親しむ富山中巻下巻完全読破編

禰宜です。さてさて、勢いで4本目のブログアップです。

先日、家内がぼそっと「綱渡りのような毎日だね」とつぶやきました。たしかに。

「でも、いくら時間に余裕があってもせっぱつまらんとやらんからのう」

と、妻に答えたのはいつも自分自身に言い聞かせている言葉。

最近は予め物事の用意や段取りはするのですが、あれこれ試行錯誤する事もあれば、瞬時に判断した方が良いことも有り、仕事の仕方にバリエーションが出来たような気がします。たくさんの方々とお会いしたり、喜んで帰って戴けるのが何よりですね。毎日が楽しみです。

今回は雄略天皇の御代のお話し。面白いですよ、雄略帝は。やまとたけるの再来として古事記の記述は意識的にプロットを埋め込んでいるように感じられます。なかなか深いですよ、古事記は。想像力で色々な解釈が出来ますし、それは読み手の自由ですし、簡素な、そしてぶっきらぼうなエピソードが魅力なんでしょうね。下巻になりますと解説はそんなに必要なくなります。文体が上巻・中巻より神代の話では無くて現世の話に近くなりますので何となく物語りの流れは読んでいてくみ取れるので。

この日はすごい猛暑で風が強い日。室内クーラーも効かずにうっすらと汗を流しながら読みました。

今回も余談が多くて時間オーバーしてしまいました、すみません。

 

7月12日鷹乃羽雅楽会温習報告

休みの後、怒濤の三連ちゃんアップロードです。休みの効果は大きいですな。

さて、雅楽会は先般の岡村市議会議員副議長祝賀会の演奏を終えて一段落、次は8月18日の四方神社栂彦祭に向けて練習です。

前半は管別温習、平調の越殿楽、盤涉調の越殿楽を練習、後半は全体で同曲を合わせました。

各管とも今まではがなりたてていた印象がありましたが、今日はバランス良く聞きやすくなった印象がありました。

石川県神社庁の雅楽研修会で宮内庁楽師にご指導戴いた二日間で何かが変わったような気がします。

特に、篳篥ですこぶる音が出るようになった方が研修会の成果を実感したとおっしゃってましたので良かったです。

やはり、鷹乃羽雅楽会では2時間の練習時間しかとれませんが、二日間の講習は演奏力の向上に繋がりますので身になると思います。

是非来年も石川県神社庁の雅楽研修会に一人でも多く参加してスキルアップしましょう。

龍笛部会。石川県神社庁の雅楽研修会で宮内庁楽師から直々にご指導をいただいた事を糧にして行きましょう。

笙は久しぶりに少年達が参加。

全体温習では三管とも同じような人数でしたので音のバランスが良かったのと、やはり演奏が抑制の効いた演奏に洗練されてきましたかね、ひいき目でしょうか?

L字擁壁、整地終了。屋根の色と壁の色。神道道場建設日記・其の参

禰宜です。L字擁壁も完成し、整地が終わりました。この後は地盤のくい打ちになるのですが業者とのスケジュールで暫し作業はお休みのようです。屋根の色と壁の色の選択を太陽の日の下で見てみました。悩ましくも楽しい課題です。

7月10日撮影。高く組まれた擁壁。

何故か水が溜まっている。

境内と現場を行き来しやすいように橋を渡しました。

7月11日撮影。擁壁、出来た。

いよいよ土台が形になってきました。

道からすると結構高くなりますが、元々高低差がある敷地での建築と云うことで、ここはかなり気遣いもし、議論をしたところです。

出来た擁壁に土を敷ならしていきます。

神社境内から見た神道道場正面。ここにドカーンと建つわけです。

屋根色のサンプル。陽光の下で見ると室内とはイメージが違ったりしますんで、撮ってみました。

組み合わせもたくさん有り、悩ましいところです。

うーん、日替わりで替えれたら良いのに。

 

 

禰宜の休日、そば「蕎文(きょうぶん)」にて暑気祓い。

お久しぶりの禰宜です。久々に休みを取りました。神社には定休日が無いので、仕事が無いときに適宜休みを取れば良いのですが、なかなか仕事の途切れが無い日々が続くわけです。ですが、本当に休まないとストレスが溜まるといいますか、仕事に身が入らなくなるので。リフレッシュする意味で、色々とやることも有るのですが一休みしました。久しぶりに高岡にある蕎麦屋、「蕎文(きょうぶん)」に行って参りました。ここの夏限定の「すだち蕎麦」が目的です。むちゃくちゃ美味しかったです。このすだち蕎麦に合わせて作られた透明なガラスの器に透明なだし汁、そこに蕎麦とすだちがのっかっていて見ているだけで涼しいです。
写真、撮るのも忘れて食べてしまいました。でも美味すぎる、これは。くせになる美味さですな。すだちも皮ごと食べて汁も飲み干しました。すだちの酸味が爽やかで夏の暑気祓いにおすすめです。蕎麦は無くなり次第終了になりますので早めに行くか、予約をされることをお薦めします。私も最後の一食でしたので危うく振られるところでした。実はこの蕎文の建築に関わった方に新川神社の神道道場の設計をして戴いておりますので、そういった意味でも蕎文を訪ねるのは楽しい休日に欠かせない場所なのです。ちなみに私は毎朝朝食に蕎麦を食べているくらい蕎麦馬鹿です。冬はトッピングにニシン、油揚げ、山菜を日替わりに、夏場は辛み大根のおろし蕎麦です。蕎麦はとあるスーパーのブランド品で安い物ですが、結構いけます。毎朝、神社にお参りして掃除をして、朝食に蕎麦が食べられると思うだけで毎日幸せな気分になれます。嫁は私の分だけ蕎麦を茹でるのが手間ですので申し訳ないのですが、蕎麦にはルチンという動脈硬化を予防する効果があるので、健康のためにも毎朝お願いしております。

そば 蕎文 http://www2.tcnet.ne.jp/an-an02/kyoubun.htm

濱田修建築研究所(動画)

中斉拓也建築設計 http://www.nkstky.jp/projects.htm

看板。隠れ家的なそばやですので、看板見て入ってくる人を誘う気も無い看板。超Cool。

一見目立たないようで気を惹く不思議な建物。まずは蕎麦屋には見えません。濱井修建築研究所の設計。当時の担当者が独立してうちの神道道場を手がけてくれるご縁になります。まさかのご縁。神の成せる業に違いない。

入り口。土壁が渋いですね。

入り口を入ると土間の廊下。

左側がそばの蕎文。

右側がART WORK STUDIO AN。

屋根は吹き抜けの梁があらわしになっている、古風にしてモダンな感じ。

通り間も土間で懐かしい感じですがモダンな感じです。

通り間の天井。柔らかい光が差し込みます。

こだわりは厠にまで及ぶ。ここの厠、すごいですよ。これは実際に店に行って体験してみないとわからないと思います。もよおさなくとも厠を見に行く価値あり。

厠とはおもえませんよね。写真は手洗いなんですが水の出方がすごいんですよ。普通では思いつきません。