月別アーカイブ: 2018年7月

新庄若鷹会第24回お宮で飲もう会BBQのご案内

宮司です。今年はもう7月中旬からお盆時期の様な暑さで、まだ8月前という気がしませんね。でも、どんなに暑くても夏が好きです。
なぜなら、BBQが出来るからー。野外で汗をかきながら吞むビールと焼き物は最高です。
若鷹会は境内で寒中には氷水を浴び身を清め、暑中にはビール・お酒を浴びるほど吞んで五臓六腑を清めます。
子供達も境内で遊んだり虫獲りしたりして自由に遊んでます。
恒例のスイカ割りは盛り上がりますし、昨年からは流しそうめんもあります。
小川頭の人脈で建築関係者が多いので、流しそうめんの設営も樋などの備品もプロが持ち寄って設営してくれますので助かります。
また、毎回差し入れを思い思いの品々をいただき、有り難いです。
牡蠣や鯛、お酒にスイカなど、昨年は魚介類が増えて美味しく戴けました。
毎年充実したBBQになっていくことを嬉しく思います。

お宮で飲もう会も早24回目。つくづく感じるのですが、いろんな人が集まりますと、色々な知恵、技術、人脈などが広がり、毎回新しい発見がありますのでこのイベントを通じて参加される皆さんの人生が少しでも拡がり、有意義な日々になればこんなに嬉しいことはありません。お誘い合わせの上大勢の参加をお待ちいたしております。

能楽へのお誘い 宝生流:謡(うたい)と舞のサークルが始まります。

宮司です。続きまして参集殿で開催予定のサークルのご案内です。
新川神社参集殿を会場として宝生流・謡と舞の能楽サークルが立ち上がります。只今参加者募集との事ですので、興味があられます方はチラシの下に記載の山本さんまでお問い合わせ下さい。
新川神社としましては参集殿の場所提供の協力です。

能楽は神社と深い繋がりがありますし、うちも鷹乃羽伝統文化継承道場というコンセプトで鷹乃羽雅楽会を主催しておりますので、伝統文化交流の拠点ということで新しい可能性が有りうるのでは無いかと思います。

将来的には神前奉納など戴けたらありがたいですね。神様も喜ばれるのではないかと思います。

 

Are You Experienced?日本書紀(経験したことあるかい?やまとぶみ)「日本書紀に親しむ」満を持して平成31年3月開講。

宮司です。当社では参集殿を拠点にした鷹乃羽伝統文化継承道場というコンセプトで「古事記に親しむ」を平成24年3月から「古事記選上1300年記念 日本文化再発見講座」として開講いたしました。昼の部、夜の部併せて100名以上の方々が古事記上中下巻を完読されました。平成28年には新川神社遷座400年記念と言うことで再度始めから古事記を読む講座を開始し、80名を越える方々が参加され現在も講義は続いております。
昨年は「古事記に親しむ旅」を開催致しまして26名の参加者の方々と古事記ゆかりの地を訪ねる旅として奈良県の大神神社、橿原神宮、多神社、賣太神社、箸墓古墳を参拝致しました。

「古事記に親しむ」の講座の中で最も多く引用する書物が「日本書紀」でした。折に触れて日本書紀を紐解くときにその多様性とあっけらかんとした逸話の数々。こんなこと、書いていいんかい?的な下ネタあり、グロいネタあり、これが公式日本の正史か、と思うような「突っ込み処満載の面白い書物」であり、しかも今日まで繋がる我が国の「かたち」が著されている書物であり、その魅力に見せられておりました。いつかは全巻完読したいとふつふつと感じておりました。

日本書紀には現代に生きる我々が意外に知らない「我が国の起源」「建国の理念」「建国の経緯」が記されています。国際化社会という言葉が世に出てから久しいにも拘わらず、日本の国の成り立ちの事を知らない日本人が多いこと。国際化社会だから英語を学ぶのは良いことですが、外国人から聞かれるのは日本の建国の由来や皇室、日本の起源や文化などオリジナルに関する事が多いのです。
色々な場で色々な方々と話をする中で、そのように感じる事が多かったので、それをなんとか広めるには微力ながらも古事記・日本書紀を共に素読する事が大事だと思いましたし、私自身も神主の端くれとして一生涯をかけてこの二冊は極めていきたいと思うわけです。
ということで以前から古事記の次は是非皆さんと共に全巻30巻、余すところなく素読する会を立ち上げよう、それは日本書紀撰上1300年に照準を合わせて行おう、という無謀且つ壮大な計画を思い立っておりました。

そして本年。日本書紀撰上された養老4年(720)より1300年を迎える平成32年(2020)に先立ち、満を持して本年企画を立ち上げ、一人でも多くの参加者を募り日本書紀全30巻、ページにして700ページの素読会を開講致します。
実は今年から開講しようと考えていましたが、1月2月は社務多忙と積雪の関係で休講期間が挟まるので開講して3回目で途切れてしまうこと、3月始まりの方が10回連続して講義出来ると言うことと、募集期間を長くしてなるべく最初から読み始める方が途中参加より良いのでプロモ期間を8ヶ月間設けることにしました。なにせ、古事記は3年で最初に戻りますが、日本書紀は予定では4年半かかりますので。

「古事記に親しむ」でも事あるごとに申し上げて居りますが、堅苦しい学術的な考察を行う講座ではありません。声に出して読むこと、素読をする事によって「体験」して戴く事を主眼にしております。全てを理解しなくても良いんです。神様の世界の話は人智を越えた処の話ですから、そのまま受け入れておけば良いんです。素直に受け入れる、そして親しむ。ここから始まる体験が、皆さんの人生を豊かにする出来事の始まりであることを祈りつつ、翌年の開講まで準備を進めて参りたいと思います。

Are You Experienced?(経験したことあるかい?)日本書紀(やまとぶみ)

私の敬愛するJimiHendrixのデビューアルバム名から拝借いたしましたキャッチフレーズですが、何事も経験だと師匠も仰せでございます。
是非お誘い合わせの上、多数のチャレンジャーの参加をお待ちいたしております。

お宮を描く写生大会のご案内

宮司です。例年も早い梅雨明けではありますが、西日本には大きな爪痕が残り、全ての被災されました地域の方々にお見舞い申し上げたいと思います。新川神社の鎮座する我が故郷も洪水との戦いを経てきた歴史があります。今でも小学生の地域学習で神社を始めとする郷土の歴史を語るときには洪水の話から始まります。今、平和に暮らせる礎には先人の苦労がある事。自然災害の前には我々はいかんともしがたい事。それでもくじけずに生き抜いてきた先祖がいらっしゃることなど。あらためて地球は生命体であることを感じます。

さて、本年も富山県神社庁主催のお宮を描く写生大会が開催されます。新川神社を描いてくれた子供達の作品は当HPのトップページのバナー「小学生のみなさんへ」から中に入り「新川神社美術館」に展示されております。ご参考にされてください。

毎年、実施しておりますと「審査員の好み」といいますか、受賞対象作品に共通する何かを感じ取ることが出来ます。たとえば、狛犬が構図に入っている作品が評価が高いとか、上手くかけているというよりは、一見下手そうに見える絵なのですが、色彩や構図に勢いがある作品が評価されていたり。そんな感じがします。ただやはり、最後まで一生懸命描いて色なども全面塗りきった作品で無いと残念ながら入選はしないようですので、暑い中大変でしょうが、最後まで描ききってエントリーしましょう。あと、親が手伝って手を入れたのも審査員は見抜いているところが不思議です。

平成30年夏越大祓ご奉仕しました。

宮司です。7月に入り、ようやく穏やかな日々を迎えておりますが、色々とイベントや行事など有り慌ただしく致しております。雨がようやく落ちて参りまして集中豪雨など警戒情報が連発されております。特に富山は真夏日で気温が体温に近い気候ですが私は元気です。

遅くなりましたが「夏越大祓」のご報告です。本年は天気予報がほぼほぼ降らない、との予報でしたので安心して設営を致しました。夏越の茅の輪神事を始めてからこのかた、雨男の私にしては雨に降られたことがありません。怪しいときもありましたがなんとか持ちこたえてくれているという。今年も大祓詞奏上中にパラッと数滴、落ちてきましたので「ちょっとまってよ龍神さん」を心の中でコールしながらお祈りいたしましたら、留まりましたね。

本年、式の開始前に新川神社の龍神さんにまつわるお話しを致しましたので何となく存在感をアピールされておられるような気が致しまして。特に切り麻の祓いの後、参加者が躰にまとわりついた紙を払い落としていたときに、風がひと吹き、参加者に吹き寄せ、半年間の罪穢れを切り麻と共に祓い落としてくれました。