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3月24日神輿担ぎ練習、清掃奉仕&お宮で飲もう会#27

宮司です。先週の日曜日に恒例の春祭りに先んじての神輿と御輿蔵の清掃奉仕、みこし担ぎ練習を若鷹会の奉仕により実施されました。有り難いことです。幸いに天候に恵まれまして新規の会員の参加もあり、本年は多数の参加にて神輿を綺麗にお掃除して戴き、且つ神輿担ぎのリハも出来ました。
本年は特筆すべきは、小矢部市から神輿担ぎの体験を希望された女子2名の参加でしょうか。数年前までは教えて貰いに行っていた我が若鷹会が「みこし担ぎ」の和を拡げることに貢献できるとは!

神輿は担いで、振ってなんぼのもんです。「魂振」を施して地域活性をしてきたのが我が国・日本。
先祖の精神は神事に込められているので、それを読み取る素直な心が大事だなぁと最近つくづく思います。

午後5時から清掃も含めて1時間、神輿担ぎの練習をした後はお宮で飲もう会。今回のプチ講座は会員からのリクエストで「御代替わりと大嘗祭(だいじょうさい)について」〜意外と知られていない世界最古の国家・日本。そして皇室の事。外国人から日本はどういう国?と聞かれた時の答え、伝授します。〜と題して約30分ほどお話しをさせて戴きました。Youtubeに動画も上がっておりますが、なかなか時間を考えますと語りきれないところも有りましたが要点としては天皇陛下は国と国民の安泰と健やかなることをお祈り戴いております、日本で最上級の斎主、お祈りされる御存在であるということに尽きると思います。その極みの祭典が大嘗祭という国を挙げての大収穫感謝祭で即位されました新帝が直々に神々にお祈りされる重要な祭祀である事を押さえておけばと思いましたのでこの2点をお伝えしました。外国人に英語で説明するのは大変な事ですが、今後オリンピック開催に合わせて富山も新幹線が通り、多くの外国人観光客が来県される機会が増えますので、日本人として何時も心構えしておきたい者です。

懇親会も盛況で、今回初めて「宮司仕込み御神木梅酒」をボトリングしてお出ししました。
御神木の梅酒と言うことで、皆さん飲みたかったんだと思いますが好評で一瞬にして無くなりました。味の方は我ながら良い出来で、ちゃんと酸っぱい、ドライな梅酒に仕上がりました。今年は初めて仕込みまして、その都度その都度熟成具合と味の変化など知るために味見などしておりましたら結局1本分しか残りませんでしたので今年はなるべく試飲しないように寝かせようと思います。

また毎度いろんな方々から心からの差し入れを戴いております。小川頭から日本酒、貫江さんの実家から漬け物、あやなちゃんからはふきのとう、山菜の天麩羅と韓国風もつ煮込みラーメン鍋、春日さんからスナック菓子を沢山、その他色々とありがとうございます!この場をお借り致しまして御礼申し上げます。

3月17日鷹乃羽雅楽会第3期生スタート。

宮司です。愈々鷹乃羽雅楽会も新年度を迎えるにあたり、新入生の募集を致しましたところ、20名の雅楽体験希望者に応募をいただきました。その内、13名はやりたい楽器も決まりまして、今晩から楽器、譜面をお渡ししまして初稽古となります。7名の方は3月17日のオリエンテーションに都合が付かずに欠席された方や、担当の楽器を検討中の方です。

オリエンテーションでは龍笛の藤井秀嗣先生がどうしても都合が付かずに欠席とのことで、急遽富山縣護國神社の大峯宜之氏に担当を戴きました。若手の中では一番の吹き手だと思います。

先ずはとにかく雅楽の合奏を聴いて貰いまして、これから何に取り組むのか、体感して戴きました。参加者の中では現役の鷹乃羽雅楽会会員も数名いまして、現在の担当楽器の他の楽器に挑戦したいというチャレンジャーのようです。他の管を体験しますと依り深く雅楽の合奏を楽しめると思いますので良いですね。私も本職は鳳笙ですが、龍笛と篳篥は所持しております。洋楽を雅楽楽器で演奏するときの確認用を目的に吹くくらいですので、「なんちゃって龍笛」「なんちゃって篳篥」の範疇を超えません。

雅楽の歴史や心得など説明をしてから楽器に触れて貰って実際に音を出したりして体験していただきました。一人でも多くのご参加をお待ちいたしております。

午後8時からは1期生と今回初めて2期生が合流しての温習となります。それぞれに更なる高みを目指して講師自信もバージョンアップしていきたいと思います。やはり初心に返り、ひたすら平調五曲を極めて参りたいと思います。

 

 

朝焼け快晴、白梅みごろです。

宮司です。昨年の暮れから、名誉宮司の日課でありました午前6時の開門と報鼓(太鼓を叩くいて開門を知らせること)を私が引き継ぎを致しました。併せて以前より禰宜の時代から私が勤めておりましたお日供(朝一番に神前にお供え物をして、新川神社を始めとする奉務神社の遙拝、国家の安泰と氏子地域の安寧を祈る神事)を奉仕する事になりました。
毎朝午前四時半頃起床、潔斎(お清めとしてシャワーを浴びます。朝シャンではありません、あくまでも自祓いです。)をして自宅の神棚と祖霊舎のお供え物の交換と祝詞奏上、そして本社の開門をして午前6時丁度に太鼓を鳴らすように努めております。

最近は午前6時頃には空が明るくなり、爽やかな朝焼けを覧ることが出来ます。境内からは遥か立山連峰の剣岳を眺める事が出来ます。立山連峰から差し昇る朝焼けの境内に佇んでおりますと、新川神社の神主家に生まれてきて良かった、としみじみ感じます。歳、取りましたね。

最近は御朱印を戴きに県内外問わず、参詣されます。新川神社では本年は天皇陛下御即位三十年のおめでたい年ですので、金粉で奉祝の一筆を記しております。
尚、墨や朱印が合わせ面の紙面に移らないようにオリジナルの吸い取り和紙を漏れなく付けております。

本日、参拝者の方からご要望も戴きましたので、新川神社の白鷹と龍神のシンボリックなイラストを意匠したオリジナルの御朱印版の製作をしたいと思います。乞うご期待ください。