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令和2年新春マスメディア露出3連発

宮司です。本年は新春より運気が良く、新川神社マスメディア登場3連発でありました。
最近、「たかのたわごと」もなんとか続けておりますと、マスコミ関係の方々が製作過程でネット検索をされる中に当社の写真やコンテンツが引っかかるらしく、問い合わせを受けることがあります。今回は日本テレビ「ザ!鉄腕DASH!!」のDASH島神社に新年のご挨拶に神饌をお供えしよう、ということで各神社は地元の旬の物、特産品をお供えするということでその一例に新川神社の神饌・「ヒラメ」が紹介されました。数多くある神社の中で当社の神饌が選ばれましたことは大変喜ばしいことですが、他にも地物や特産品をお供えした有名神社は沢山有るはずなのですがなんでうちなんかな?と思っておりました。が、オンエアーを最後まで見ますと神饌を備えする器、一般的には素焼きの土器を使うんですけれども、DASH島は無人島なのでそんな物は無いので、木の葉を皿の代わりに盛り付けて居られましたので、この辺り、新川神社を参考にされたのでは無いかと思います。


新川神社では2月19日の祈年祭・鎮火祭と11月26日の新嘗祭・収穫感謝祭には「平目2匹」をお供えすることになっております。いつ頃からかはわかりませんが、品目指定されていますので今でもそのようにしております。ちなみに春祭・秋祭は鯛です。新川神社では平目や鯛は祭典に使う専用の土器より大きいので長方形の黒塗りお盆に「ヤツデ」の葉を敷いてお供えいたします。「ヤツデ」は「天狗のうちわ」とも呼ばれる大きな葉で、観葉植物の「モンステラ」に似てるやつです。
木の葉は家の前に生えておりまして、難なく採取できますので便利です。クマザサも同じ場所に自生しておりますのでたまにクマザサを使う事もあります。この辺り、参考にされたようですので嬉しい限りです。神様に新鮮な旬の物をお供えする。これが基本ですのでDASH島でもこの辺りにこだわって新鮮な地取りの牡蠣をお供えされていました。新川神社でも境内の神饌田で手植えのお米をお供えしておりますので、神饌には今後共尚一層、装飾も含めてこだわりを持ってお供えして参りたいと思います。

新庄町で新たなる才能発見。

宮司です。新年も明け、一段落というところですがまだまだ正月の残務整理が残りっているところです。が、そろそろ休まないと気持ちが荒ぶるので、「スターウォーズ」と「男はつらいよ」を観て参りました。いずれも長期シリーズの最終となる〆の完結編でしたので感慨深かったですね。

地鎮祭ではテントの周りに竹を4本建ててその周りにしめ縄を張り、紙垂(しで)という白い紙を四垂れに折った物を結界のしるしとして縄に挟む仕事があります。

施工業者さんが付けるのを手伝って戴けるのですが、縄を縒り返して空いた隙間に紙を挟む時、縄の縒りが強かったり、ピンと張りすぎるとなかなか縒り返して挟むことが難しい仕事なんです。ところが、私は長年の経験で慣れていますのでスイスイ付けていくと「なんでそんなに早く付けれるんですか?」と聞かれます。私はすかさず「フォースを使えば良いんですよ」答えます。スターウォーズ世代はジョークだと伝わって笑ってくれますので続けて「指先に気を集めてから、開け!と念じて縒り戻すと開きますよ」と伝授しますとかなりの確率で「あっ、開いた!」となります。要はイメージなんです。今度是非試してみて下さい。若い世代の担当者ですとスターウォーズ世代ではないので「フォースを使え」と言われても「それってホームセンターに売ってます?」と聞かれることがあったりしますんで「ホームセンターにはないと思うよ、今度レンタルビデオ屋でスターウォーズを借りて見られ」と普及活動に従事しております。MAY THE FORCE BE WITH YOU.フォースと共にあらんことを。

さて、本題ですが我々富山の神職は正月元旦の次の日、2日から9日頃まで氏子の家を1軒ずつ周り、新年のご挨拶と神棚祈祷としてご一家の後安泰をお祈りする「家祈祷(やぎとう)」という風習があります。神職が常駐している神社だけではありますが。毎年廻っておりますと、家の玄関での飾り物やペット、掛け軸が目に入りますが中でも本年ピンときたものがありましたのでご紹介いたします。

「花ノ和工房」和紙造形作家・堀内章代(ほりうちあきよ)さん製作の「越中和紙 天神様」です。玄関に神棚がある家でしたのでお祓いの祝詞を上げて帰り際にふと目に入ったのですが、パッと見は「何か神々しい物」を感じまして。よくよく見ると見るからに高級そうな和紙に天神さんの梅鉢紋がさりげなーく胸の辺りに白い和紙で意匠されていますので直ぐに「天神様」とわかりました。旧来の肖像的な天神像とは真逆の抽象化されたモダンデザインを感じました。そして神事に使う「人形(ひとがた)」を連想させる造形美に心を奪われてしまいました。家のご婦人に「これは何処で売っていたのですか」など色々話を聞きますと実の娘さんが製作した物だと。工房はこの家で製作しているので本人を呼びます、ということでご本人とお会いしまして色々お話しを聞きますとこの天神様は第49回富山県デザイン展で奨励賞を受賞していた作品でした。どうりで。自分でいうのも何ですが、私も意外と良い物に対して「目利き」が効くなぁと思いました。普通なら横に「なんとか賞受賞」とか看板を立てそうな物ですが堀内さんは謙虚に作品だけ展示してありましたが、やはりすばらしい才能は必ず日の目を浴びることとなるんでしょうね。

五箇山の悠久紙を使った作品で、新川神社も神宝が天神軸ですし、当社でも授与しております松井機業の御朱印帳は五箇山の悠久紙で製本されていますので完全に私の心を掴まれてしまったので、即発注いたしました。「おひなさま」もあるということで両方注文いたしましたのでいずれご紹介いたします。
一週間以上をかけて一軒一軒家を廻る家祈祷は大変と言えば大変ですが、わが町新庄の新たなる才能に触れる機会が戴けましたのでやはり大事な御奉仕だと改めて感じました。

令和2年謹賀新年 〜大晦日から元旦〜

遅くなりましたがこの「たかのたわごと」をお読みの方々、明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。宮司の舩木信孝です。
本年は珍しく、私的な年賀状を掲載します。倅二人が産まれてから「男はつらいよ」シリーズで神職の見習いをしながら成長していく年に一度の「成長記録の報告書」のようなものになっております。長男が二十歳の成人式を本年迎えましたので機会が有れば20年分の年賀状を並べてみるのも一興かもしれませんね。そういえば本年は「男はつらいよ」の新作が公開されているのですね、見に行かねば。実は寅さんファンなんです。今年こそ初回から順番に見てみたい。なんか、良いんですよね。映画を見出したのは中学生からですかね、寅さんとSTAR WARSは我々の年代には天の御柱みたいなもんで、人格形成に影響を与えている作品です。

今日は1月18日。落ち着いたようで落ち着かないのがこの時期で、お正月の後始末の仕事が始まる時期なのです。まだまだゆっくり休日が取れないのが現状ですが、やはり寄る年波には勝てず。若い頃なら多少歩きすぎても「筋肉痛」なのですが50を越えますと「足の筋肉の痙攣」という奴が起きるんですね〜。昨日動けなくなりまして、家内に応急手当をして貰ってマッサージに行きました。今日は大安の土曜日ですので朝から晩まで地鎮祭をこなさなければいけませんので、足が痙ってる場合じゃないんですね。こればっかりは反省しましてやはり無理はきかない歳ですので忙しい時だからこそ、無理をしたときはストレッチや入浴などで身体を労りたいと思いました。

さて、昨年末の大晦日から元旦にかけてのお宮の様子です。
昨年もいい年でした。本年も幸先の良い正月でした。皆様にとりましても良い年である事をひたすらにお祈り致しております。