月別アーカイブ: 2021年3月

桜、満開です。

宮司です。桜、満開です。今年は梅と桜が同時に咲いている期間が有り珍しい年でした。桜、早すぎ。入学式まで持つかな?    参集殿前のしだれ桜も咲き始めました。今年は何故にそんなに急ぐ?
桜が開花しましたので、御朱印の挟み紙は桜バージョンで。

招霊の木も芽が膨らんできました。昨年に木の上部が枯れてきてビックリしまして。原因は何かなと思ったら、クマンバチが木に入り込んでいました。豪雪のため、枯れた部分は切ろうと思って切った切り口からもぞもぞと動く物を見ましたら黒い蜂で、何かな?と思ったらクマンバチでした。こやつらも冬眠するのに木に穴蔵を掘るんかい、とその生態に驚きました。ですが、下半分からは元気に芽を出してきたので嬉しいです。

本当に神社の境内の生態系を観察してますと飽きません。毎年少しずつ、移ろいゆくものなんだということを感じます。我々もその一部ですけれども。

令和3年4月19日春祭の神輿渡御は中止と致します。

宮司です。昨日、新川神社の総代会総会で本年も春祭りに併せて新庄町の氏子区域を巡行する神輿渡御祭は中止と正式に決定となりました。祭典は昨年通り午前10時より総代会三役の7名にて斎行致します。露天商にも出店をご遠慮いただく事になります。つまり昨年と同様の対応となります。

中止の判断理由と致しましては、以下の3点です。
①昼食場所での密集(約70名)を避けられない。
②ワクチン接種が国民に行き届くまでまだ時間がかかる。
③3月末現在、富山は感染者数が抑えられているとはいえ、昨年も4月から感染者が増えていった事から4月19日時点での感染者状況が読めない。

また、その他にも要因があります。露払いのドベは衣装と面を15名が着回ししますのでこれも感染リスクが高いので、どべ保存会の方々も実施は難しいという意見でした。

若鷹会では今現在、神輿は出ないのだけれども、神輿と神輿蔵の清掃をする計画を立てています。
人数が集まれば、神輿を4月19日祭礼日に外に展示して参拝者の方々に見ていただく事により少しでも気持ちを上げて戴きたい、と計画をして戴いているようです。

今年も神輿が新庄町地内を巡航しないと皆さん、寂しいとおもいますので、その替わりには成りませんが、せめて神様からのメッセージを籠めた「疫神齋(えきじんさい)」の第五弾を無料配布致します。

遂に、最高神・天照大御神様の御来光絵図の登場です。この絵は古事記の素読会の最初期から参加されている竹野小百合さんの作品です。竹野さんの個展を見に行きました時に一目惚れ致しまして、ことあるごとに「いいよね〜いいよね〜攻撃」を致しておりましたら400年祭の時に奉納して戴きました。嬉しかったですね〜、なんか、天照大御神様が新川神社にお嫁に来ていただいた様な感じで。御祭神としてはお祭りしてはいるんですけれどもね。数ある天照大御神様の御神影の中でも一番好きな絵です。

実物は参集殿に掲示してありますので、本物を見たい方は参集殿にどうぞ。

紅白梅満開。開花時限定御朱印帳挟み紙、作りました。

宮司です。今日は昨日と打って変わって晴天で境内の紅白の梅がそろって満開です。いつもですと紅梅が先で白梅がその後に咲くのですが今年は寒さが長かったので、良い感じで咲いてますよ。

梅の写真を撮っていましたら「期間限定で御朱印挟み紙に梅の写真を載せてみたら?」と何となく「お告げ」がありましたので、即実行。梅が散ったら終了となりますのでこの時期に是非お参りに来て見てください。

都合で来られなくても、この流れでいきますと4月頃には「桜」が出てくる事になりますので、お楽しみに!

 

富山市消防団新庄分団鎮火祭奉仕

宮司です。去る3月7日(日)午前10時より毎年恒例の富山市消防団新庄分団鎮火祭を奉仕しました。今年はコロナ禍ということで消防団員のみの参列でした。消防車もお祓いをし、地域から火事が出ないことと、いざという時は消防団員が即座に鎮火すること、消防団員が傷つく事の無いように祝詞をあげました。加えて、新川神社ではこの1年間、必ず祈願された方々が感染症に罹らないようにお祈りをしてから祝詞を絞めます。

不思議とこの時期になると火事が多いので火の用心はもちろんですが、実は鎮火祭には「火の恩恵」にも感謝することが述べられております。この地球上で火を扱えるのは人間だけですが、火が無いと1日片時も過ごせないのも人間なんですね。

 

新型コロナウィルス蔓延防止のため、令和3年度の鷹乃羽雅楽会の練習は中止致します。

宮司です。標記の件残念ですが、
現時点での再開の目処は、①ワクチンが県民に行き届いた時点での世情を見ての判断 ②変異株の動向 この2点に依ります。今日現在の厚生労働省のホームページではワクチンの接種期間を「接種を行う期間は、令和3年2月17日から令和4年2月末までの予定です。」としています。従いまして再開の目処が未だつきませんが早くても令和4年3月以降の再開かな?と想定しております。その時がまいりましたら事前に新たなる日程表を含めて参加者に郵便にてお知らせいたします。
この機会に雅楽の演奏を聞き込んだり、唱歌を歌い込んで暗譜したりしてください。
再開の日まで皆さんのご健康をお祈り申し上げます。弥 栄

白梅も咲きました。

宮司です。寒かったこの冬のおかげで遅咲きの白梅も紅白そろって咲きました。紅梅はもう、満開ですね。令和の原典である万葉集の初春例月氣淑風和の季節となりました。

毎月1日には鳥居前の掲示板に東京都神社庁が製作された「生命(いのち)の言葉」を掲示替えします。併せて賽銭箱の横には短冊が有りまして裏面に解説が書かれていますので、毎月朔日参りの方も楽しみに集めておられる方もいらっしゃいまして、うっかり1日に交換忘れるとバレバレの様です。

今年のひな祭りはぞろ目の3・3・3でした。何故かこういう日に平日なんですけれども御朱印の参拝者が多いような気がします。金文字の添え文字に祝祭日を書き入れますのでそれ狙いでしたら嬉しいです。

それと告知ですが、新川神社神職でもあるばーと@とやま、ココペリの画家、米田昌功氏よりアート展のチラシが届きましたのでお知らせ致します。

いまビジネスパーソンの間でアートがブームになっていますね。よく目にします。米田氏にとってもいい流れになって来ましたね。音楽とかアートとか感性を豊かにしておくと色々な発想が刺激されるんでしょうね。そんなビジネスパーソンにもお勧めのアートギャラリー展です。

割と日本人って音楽もアートも「理解できるか、出来ないか」で判断してる人をよく見かけます。
たまたま米田の絵を見に行ってましたら年寄り夫婦が前を通ってチラッ見して「よーわからん」と
つぶやいて素通りしていきましたが、「わからんでもいいがに、かわいそう」と思ってしまいました、すみません。その感性もあり、何でしょうけど。

よくマイルス・デイヴィスに代表されるモダンジャズも「なにをやっとるか、わからん」と評価されがちですが、そんなもん、あっちはわかりやすいメロディを演奏するありきたりのスタイルやりまくって飽きたから「なにやっとるかわからんように」思いもままに演奏し取るがやからね。

私はけっこう「わけわからん系」が嫌いでは無いんですよ。メロディわからんでもいい音やなぁ、とか、なんでめちゃくちゃなようでまとまって聞こえるがかな?とか思っているうちにマイルス・デイヴィスのトランペットの音が聞き分けられたりすると嬉しかったりするんよ。

さて、話を戻しますと、「アートって何なん?」というタイトルが付いていますが、それが何かをそれぞれに感じて戴けることと思いますので是非ともお訪ねください。

もうじき春ですね。

宮司です。立春が過ぎ、春一番も吹き、今日から3月ということで日に日に境内の木の芽も膨らんで参りました。春(はる)の語源って木の芽がパンパンに張る様子から「はる」らしいですよ。諸説あるようですが、一番わかりやすいですよね。2月27日には境内の紅梅が咲きました。白梅も芽が膨らんで今にも咲きそうな感じです。昨年は2月4日に咲いてますので今年は寒かったせいか、かなり遅いですね。いよいよ本格的な春がきますね。

今年は雪がたくさん降りましたので除雪車が大活躍しました。私、結構除雪作業は好きなんです。
なんか、達成感があるんですよ。仕事の成果は直ぐに消えて無くなるのですが、除雪車の「白鷹号」と心身共に一体となって「道を開く」のが良いんでしょうね。エンジン音と負荷のかかる感じや、雪を飛ばす場所への操作は本当に機械と一心同体にならないと巧く出来ません。

神社の隣に住んでおられる宮総代会長の貫江さんも毎回午前4時頃から小型のショベル型除雪車で公共の除雪車が行き届かなかった細かい除雪もして戴きまして神社の周辺は通りやすくなっております。
また、氏子の上井石庭さんも何も言わなくても境内の除雪をして戴いて本当に感謝致しております。いつも神様だと思って上井さんにもお参り致しております。

神社の境内は私だけでは到底管理出来ませんので、清掃や除雪など人知れず奉仕をして戴いている方々がいらっしゃる事に大変感謝致しております。

2月19日午後1時からは祈年祭・鎮火祭と疫病沈静祈願を斎行しました。
今回も正副総代会長と事務局、会計の役員のみの参列に限定させて戴きました。
その代わりに鎮火祭の紙札は参列をご遠慮戴いた全総代に配布をさせて戴きました。
台所に張って「火の用心」を心がけていただく物ですので今年はこのような対応にさせて戴きました。新川神社では祈年祭・鎮火祭にはなぜか「ヒラメ」をお供えすることになっております。時期的に美味しい魚を選んできたのでしょうか。

2月23日は天皇誕生日ということで、御朱印にも金文字の添え書きは祝祭日にはその日の祝日と二十四節気と、「疫病退散」が入ります。最近、祝日に目がけて御朱印をいただきに来られる方もいらっしゃいます、旧暦の正月とか。毎回来ても金文字の添え書きは季節により変わっていきますので、お楽しみに。また、この日を機会に大きいサイズの御朱印帳の挟み紙は天照大御神様になりました。
私は御朱印はその名の通り「朱色」と決めていますので御朱印自体は変わりませんが、金文字の添え書きと挟み紙は定期的に変わっていきますのでこのあたりもコアでマニアックな人は楽しんで戴けたら嬉しいです。
新川神社の御朱印は本質は変えずに装飾で時代を反映させていくスタンスでまいります。

今日から3月に入り、富山県としては3月末で感染者が発生して1年が経過することになります。
3月末から4月にかけては人が動く時期ですので第4波の警戒として足踏み型の消毒装置を自宅玄関、神社、参集殿に設置しました。
参集殿の玄関に似合うようなクールな物がありましたので早速購入。違和感がなさ過ぎてあまり目立たなかったりして。
新川神社は喜ばしいことに最近は県外からの参拝者が増えておりますので感染防止対策もしっかりと改善しながら快く接客できればと考えております。