もうじき春ですね。

宮司です。立春が過ぎ、春一番も吹き、今日から3月ということで日に日に境内の木の芽も膨らんで参りました。春(はる)の語源って木の芽がパンパンに張る様子から「はる」らしいですよ。諸説あるようですが、一番わかりやすいですよね。2月27日には境内の紅梅が咲きました。白梅も芽が膨らんで今にも咲きそうな感じです。昨年は2月4日に咲いてますので今年は寒かったせいか、かなり遅いですね。いよいよ本格的な春がきますね。

今年は雪がたくさん降りましたので除雪車が大活躍しました。私、結構除雪作業は好きなんです。
なんか、達成感があるんですよ。仕事の成果は直ぐに消えて無くなるのですが、除雪車の「白鷹号」と心身共に一体となって「道を開く」のが良いんでしょうね。エンジン音と負荷のかかる感じや、雪を飛ばす場所への操作は本当に機械と一心同体にならないと巧く出来ません。

神社の隣に住んでおられる宮総代会長の貫江さんも毎回午前4時頃から小型のショベル型除雪車で公共の除雪車が行き届かなかった細かい除雪もして戴きまして神社の周辺は通りやすくなっております。
また、氏子の上井石庭さんも何も言わなくても境内の除雪をして戴いて本当に感謝致しております。いつも神様だと思って上井さんにもお参り致しております。

神社の境内は私だけでは到底管理出来ませんので、清掃や除雪など人知れず奉仕をして戴いている方々がいらっしゃる事に大変感謝致しております。

2月19日午後1時からは祈年祭・鎮火祭と疫病沈静祈願を斎行しました。
今回も正副総代会長と事務局、会計の役員のみの参列に限定させて戴きました。
その代わりに鎮火祭の紙札は参列をご遠慮戴いた全総代に配布をさせて戴きました。
台所に張って「火の用心」を心がけていただく物ですので今年はこのような対応にさせて戴きました。新川神社では祈年祭・鎮火祭にはなぜか「ヒラメ」をお供えすることになっております。時期的に美味しい魚を選んできたのでしょうか。

2月23日は天皇誕生日ということで、御朱印にも金文字の添え書きは祝祭日にはその日の祝日と二十四節気と、「疫病退散」が入ります。最近、祝日に目がけて御朱印をいただきに来られる方もいらっしゃいます、旧暦の正月とか。毎回来ても金文字の添え書きは季節により変わっていきますので、お楽しみに。また、この日を機会に大きいサイズの御朱印帳の挟み紙は天照大御神様になりました。
私は御朱印はその名の通り「朱色」と決めていますので御朱印自体は変わりませんが、金文字の添え書きと挟み紙は定期的に変わっていきますのでこのあたりもコアでマニアックな人は楽しんで戴けたら嬉しいです。
新川神社の御朱印は本質は変えずに装飾で時代を反映させていくスタンスでまいります。

今日から3月に入り、富山県としては3月末で感染者が発生して1年が経過することになります。
3月末から4月にかけては人が動く時期ですので第4波の警戒として足踏み型の消毒装置を自宅玄関、神社、参集殿に設置しました。
参集殿の玄関に似合うようなクールな物がありましたので早速購入。違和感がなさ過ぎてあまり目立たなかったりして。
新川神社は喜ばしいことに最近は県外からの参拝者が増えておりますので感染防止対策もしっかりと改善しながら快く接客できればと考えております。