令和3年4月19日春祭の様子

宮司です。4月19日の春祭を控えて、正月以来の大雪の影響で折れた木々の枝を掃除しておりましたら、落ち葉をゴミ袋に入れる、何でも無い作業中に突き指をしまして。確かに凄い痛みでしたが、突き指くらいは何度も経験があるので、久しぶりやなぁ、治るやろと思っていましたらなかなか腫れがひかないので病院に行きましたら折れてました。しかもレントゲンを見ると以前に同じ処を骨折していた様で。自分自身は人生初骨折!のつもりが既に気づかないうちに経験していたとは・・・。「バカは風邪を引かない」というのは「バカは風邪を引いていることに気がつかない」という事らしいので、同じ部類に属していたということになりますな。

ということで、利き手親指ということでまだなんとか車の運転とお祭りは出来ますので良かったですよ。チェインソーとか電動ノコギリとか草刈り機など危険なツールを使いますのでその時は怪我をすると大事になるので気をつけていましたが、どうして突き指したのかも覚えていないくらいの何でも無い動作の時でしたので、これは神様が何かのお諭しになる事があっての骨折だと思います。

さて、ということでお宮の雑巾がけは舩木泰子権禰宜様にご依頼いたしまして、細い枝葉を燃えるゴミに出す結束作業が残っておりましたが、若鷹会の方々が代わりに作業していただけました。ありがたい事です。

実は今回、春祭の神輿渡御祭が2年連続で中止になりましたので若鷹会が、春祭り当日にせめて神輿を出して参拝者の方々に見ていただこう、という企画をしていただきまして。平日にもかかわらずに神輿蔵から出して清掃していただきました。そしていつもはなかなか出来ない、神輿蔵の清掃をしていただきました。これは本当に綺麗になりまして整理整頓もされ、私一人では出来ない仕事ぶりに感動しました。やはり、頼りがいのある若衆がいますと神社は良くなりますね。

仕事を休んで神輿の見守りと勤労奉仕していただきました若鷹会の皆さん。仕事で休めないのでせめて出勤前にお参りに来られた会員。神輿を出すのに人数が必要なので出勤前と帰宅時に立ち寄っていただいた皆さんに感謝致します。

新庄町は大勢の人が住んでいますので、神社に対する気持ちも人それぞれです。
なんでお参りにも行かんし関係の無い神社に町内会からお金をださないかんがよ、と文句を言う年寄りもいれば、仕事を休んでも御神輿を出して皆さんに見てもらって元気を出してもらおう、と行動してくれる若者が居るということです。年金暮らしだから神社に寄付は出来ない、と罵声を浴びせた年寄りが少なからずいる中で、お年玉の中から神社に寄付したいと親に預けた小学生もいました。

やはり、年に一度、御神輿渡御祭は盛大に行って、若衆が神輿を曳いて全町内を廻り威勢を張って人の心と町全体を祓い清めることが大事ですね。