今回は間もなくのブログ更新です、宮司の舩木信孝です。
芸術の秋といいますが、やはり落ち着いた気温だと気持ちも落ち着いてきますので、音楽朝市に続いて今回もアーティスティックなお知らせです。
本日、参集殿を展示会場に利用されるにあたり、主催者であり、くゆら織の製作者であり、展示企画のプロデューサーでもあり、当新川神社崇敬会たまむすひの会員でもあり、古事記・日本書紀素読会参加者でもあられるオフィスアルモニ代表の高須佳美様が作品と共に正式参拝を戴きました。
誰よりも先に神様にご覧戴き、神様の御神名と御神威を帯びた作品の展示になるお許しとお浄めのお祓いとご報告をお勤め致しました。
たぶん、神様には即、オッケーいただいたような気がしました。というよりか、たいそう喜んでおられたように感じました。
正直、全てを並べてみると圧巻でございました。古事記の神々をイメージしたくゆら織の織り物を額装された作品なのですが、こだわり抜かれたレイアウトと額装、この額装も全てオートクチュールなので、さぞかし神々にお気遣いされたのだろうなぁと。
我々神職は、御神名をお記しした御神札や御守、授与品(絵馬・神矢・縁起物)を参拝者に授与する前に、必ず御神名をお記しした御神札・御守を授与するご報告の神事をします。
高須さんは自ずから心得ておられる方で必ず当社で展示前に御神前にてご報告の参拝をされてから展示会を開催されます。
「やまとしうるわし」は、古代日本の国原を愛でる『古事記』の一節「倭(やまと)は 国のまほろば たたなづく 青垣(あをかき) 山ごもれる 倭し美(うるわ)し」の「倭し美」です。この歌は、倭建命が故郷を思って詠んだもので、その意味は「大和は国の中で一番良いところである。幾重にもかさなりあった垣根のような山やまにかこまれた大和はほんとうに美しくて立派なところだ」とされています。(AIによる概要)
今回の神様をイメージした作品の他に、日本の麗しい情景をイメージした作品も有ります。
古事記では日本の島々そのものが伊邪那岐命・伊邪那美命が国生みされた「神」ですので言うなれば同じく「神」イメージの作品ということになりますね。
私自身、高須さんのくゆら織展を拝見した中で、一番身近に掲げられる、しかも傑作の数々で神々しい作品群です。是非ご覧下さい!