禰宜です。良い天気が続きますね。うぐいすも鳴きまくって一段落している様です。さて、6月9日、ロックの日といいまして巷ではRockなイベントが催されているようですが、新川神社では風雅な雅楽温習をいたしました。
今の季節は夜、暑くも無く寒くも無く、虫もいなく、大変過ごしやすい時期です。今後はむし暑くなるんだろうなぁ。
本日の龍笛部会は初級組と中級組と分かれて練習しました。初級組は舩木家の座敷にて行いました。山田先生が指導に当たりました。最初はなかなか音が出なかった方々も徐々に音が出てきているとのこと、続ければ必ず吹けますのであきらめないでください。我々は根気強くサポートしますのでご安心ください。
中級は越殿楽・五常楽急に続いて陪臚(ばいろ)も吹いたそうです。
篳篥は越殿楽・五常楽急に続いて陪臚(ばいろ)の唱歌を歌いました。
笙は特に越殿楽の手移り、後打ちについて、細かい指裁きについてレクチャーしました。
このあたりをやると、笙も難しい事になりますが、微妙な指使いがあの微妙な音世界を演出するので
ただなんとなく吹けるのではなくて、人が感動するような演奏が出来るように目指しましょう。
人が感動すれば、神様も喜んでくれているはずです。私はそう考えています。
私は個人的に雅楽を祭典で演奏する我々は「神と人」とを音で繋ぐ役割があると思っていまして、参列していた人々が祭典と雅楽演奏を通じて荘厳な気持ちに成って戴けたなら、神様にもちゃんと伝わったんだろう、と勝手ながら解釈しています。
祭典の後、雅楽や舞などでお褒めの言葉を戴いたときは心の中で「ミッション・コンプリート(任務完了)」とつぶやいています。