禰宜です、久しぶりに梅雨らしい湿度の濃い日になりました。昨日は奉賛会の寄付依頼に地元新庄町の企業を廻りました。何かと厳しい世情ですが、各社お忙しいのにもかかわらずお話しを聞いて戴いて有り難い限りです。神職であります小生の出来ることは、微力ながら新庄に起業されている皆さんの無事故・無災害と弥栄えを新川神社の神前に祈ることのみです。日本の繁栄の礎はこの新庄町から振り起こして戴きたいです。
そこで十種の神宝伝の話です。日本古来伝授の鎮魂作法、そのなかに「魂振り」があります。この「十種の神宝」を手に込めて魂を振り動かす様に魂振りする事によって強い生命力を醸し出す作法です。前回のブログで石上神宮で修行して参りましたのがこの「十種の神宝」の鎮魂作法です。かえって来ました二日後、郷土史の先生に蔵から出てきた古い由緒書きを解読して貰うに当たり、一度出て参りました書類郡を見ていただきに蔵に入って貰いました。その時、書類郡の中から出てきましたのがこの「十種の神宝伝」です。宝暦7年(1757)に伝授していただいた所謂教科書の様な書物のようです。だいたい石上神宮から帰ってきて2日後のこのタイミングでこの書物を見つけるにあたり、私の先祖も一生懸命勉強して伝授して貰っていたんだとおもったら思わず笑わずにはいられませんでした。残しておいていただいて、ありがとうございました、ご先祖様。