さて、本日2発目のブログアップです。昨日、古事記読みました。前回1名、今回2名の初参加を得まして大変有り難いことです。古事記にこめられた「やまとごころ」を広めるためにやっていますので、少しずつでも増えていけば良いと思います。場所は狭いですけれども、いざとなれば公民館を借りることになるかもしれませんが、いずれいまの古い社務所を参集殿に建て替えることが出来れば、もっともっと多くの人をお誘いできるんですがね。ということで、今回は素読のページが多くてけっこうきつかったかも知れません。系譜が多いところでしたから。最初に神武天皇御即位の場所の復習と、前回お伝えできなかった日本書紀に見える神武天皇「即位建都の詔」にみる道義国家日本建国の理念、即位建都の詔を原文で紹介しました。口語訳もお渡ししましたが、やはり原文の方が荘厳で重みが感じられます。古事記では「さらっ」としているところですので、日本書紀を見まして日本建国の原点を確認しました。また、綏靖天皇から孝霊天皇まで素読しました。旧事、いわゆる昔物語が無くて帝紀のみの部分で、一見資料的な部分でありますが、古事記編纂の目的としては大事なところです。各氏族の源流が伝えられているところですので。興味ぶかいのは倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめ)が系譜に出てくること、また富山ゆかりの「高志の利波臣」の系譜が記されているところです。この2カ所だけでも30分は話題に出来ます。「欠史八代」なんぞと昔から云われているようですが、巷の話は話として受け止めて、古事記原文を素読することによって本質的なことは何か、何を古事記は伝えようとしているのか、自分自身で感じていただいて、自分自身の感性で判断する事の方が楽しいですよ。他人から借り物の理屈より、ありのままの原本に親しむ「自らの経験」の方をお薦めします。是非興味のあられる方は経験していただきたいです。