お白石持行事行って参りました。其の弐

奉祝ムード満載の軒下提灯としめ縄。

お久しぶりです、禰宜です。いやぁ〜、もう8月晦日ですよ。ブログ書かんとと思いながらも、夕飯食べるとうっつらうっつらとしてしまいなかなか出来ませんでしたが、今日は早起きできましたので、初秋の虫の音なんぞ聞きながら、キーボードを突っついております。

さて、其の弐です。だんだん、じんわりと思い出深くなってきた感があります「お白石持行事」。参加者の方々からも同じ感想を伺いました。当然のことですが旅の印象は時間の経過と共に、変わっていきます。返ってきたばかりの時の「暑かった」とか「慌ただしかった」など、雑多な印象が薄らいでいって、象徴的な出来事や経験してきた事柄がじんわりと蘇ってきます。写真を見ながらそんなことを思いました。

いざ、出陣の図

お白石の曳き車を引っ張る綱。またいだり、地べたに降ろすことは絶対あっては成らぬ、と説明を受けました。神聖な綱ですから。実は富山県の魚津製綱所御奉納の物だそうです。知らなかったです。さすが富山県人。

朝8時、この日は晴天。我々富山市は一番先頭の場所で1番目の奉曳車を曳いていきます。

綱を曳く我々に「えんやー、えんやー」のかけ声と気合いを入れるのが地元・伊勢の人が務める「木遣り(けやり)」といわれる先達です。これはサービスで持たして戴いた倅です。

子どもを見つけてはお気遣いを戴いて持たせて貰いました。20年後は30代だから次回は世話役やぞ。

ようやく終着地点の宇治橋前に。

印象的だったのが、清浄な白綱を鄭重に巻き納めていく地元神領民の方々のお姿。

このあと、一人ずつお白石を白布にいただきまして新宮の御敷地に奉献します。そのあと、現在の御正殿にて御垣内参拝といいまして、一般の参詣者が入れない内まで進んでお参りさせて戴く「正式参拝」をいたしました。ここから先は撮影を遠慮する場所ですので、ここまで。もちろん、新しい正宮も撮影厳禁です。

最後に奉献団の解散式。お土産の記念品としてお白石の奉曳き車のミニチュアと、御神酒「白鷹」をいただきました。

記念のミニチュア。良く出来ています。