禰宜です。なんか、夏休みの宿題の追い込みをやっているみたいに今日三発目のアップです。
倅には偉そうに「夏休みの宿題、まだしとらんのかー」といいながら、自分もそうだったと気づきました、今日。
今年は夏休み、9月1日までですので、おやじも頑張ります。8月の出来事はなんとか今日中にご報告したいと思います。
と、いうことで昨年に引き続き設置いたしました七夕さまを、8月14日早朝にお祓いいたしましてお焚き上げいたしました。本来は河に流してしまうのですが、現代にそれをやると怒られますからね。なぜ8月14日の早朝かと云いますと、わたくしなりに考えまして、やはり意味のある日にお焚き上げしようと思いましてこの日にしました。8月13日はお盆ですが、旧暦では7月7日にあたります。つまり、本来の七夕の日は現在の暦では8月13日だった、ということになります。ですから本来の旧暦に従いまして七夕の日を迎えた早朝に七夕をお焚き上げすればいいかな、と考えたわけです。今日では高岡市戸出の様に新暦の7月7日に七夕をするところ、高岡市の七夕のように旧暦に近い新暦の8月7日に七夕をする二系統が主流のようです。ですが、旧暦の8月にやったほうが、天気が晴れる確率多いと思いますがね。本年は晴れましたのでよかったです。
元々日本では日本古来の豊作を祖霊に祈る祭(お盆)に、中国から伝来した女性が針仕事の上達を願う乞巧奠(きっこうでん/きこうでん)や佛教の盂蘭盆会(お盆)などが習合したものと考えられていますので、お盆の一連の行事として有ったようです。笹は精霊(先祖の御魂)が宿る依り代でもあると云われますので、なかなか深いですな、七夕って。本来の祭祀的な意味合いが薄くなっている今日ではありますがこういった行事は大切にしていきたいと思います。
お焚き上げされた火によって天までみなさんのお願い事が届きますようにお祈りいたしましたのでご報告をいたします。御利益があるかどうかは、天の河のお二方に聞いてみて下さい。