禰宜です。昨年夏の甲子園も新庄町を始め富山県は熱くなりましたが、野球に引き続き、ついに新庄町に全国制覇の優勝旗がもたらされました。本当におめでとうございました。実は富山第一高等学校の所在地は向新庄町で私どもがお仕えしております鎮守神社「志麻神社」の氏子さんということで、色々とお祓いなど神事をお仕えさせて戴いていますので尚更嬉しく思います。約400年前の元和元年(1615)の常願寺川の洪水で新川神社を浸水させた時に出来た支流を「中川」といい、それ以降、新庄町と向新庄町に分かれたと伝わっていますので、元は同じ新庄町だったんですね。第1高校は私立ですから送迎バスや校舎の改築などお祓いの神事はなんの問題も無く依頼されますし、私どもも正々堂々とお祓いをしております。とにかく、試合の内容がエキサイティングでした。野球の時も感じましたが、逃げずに真っ正面から勝負する姿が潔い。私自身、正月は神棚のお祓いにずぅ〜っと廻っていたのですが、寄る家では数多くの皆さん第1高校の試合を見ておられましたので、断片的に試合の流れを見てるような感じでした。優勝した晩には奉賛会の会報編集会議があったのですが、皆さん、酒やら肴やらをてんでに持ち込んで、会議が終わればすぐ祝宴会ですよ。新川神社の奉賛会長の貫江和夫会長は富山県サッカー協会の方ですので、詳しいコメント、解説など戴きながら酒を飲みました。多分、新庄校下の方々は自分の事のように嬉しいに決まってますから、いろんなところで酒盛りが始まったことでしょう。酔いが廻ってきたところで出る話が、やはり相手が星稜(石川県)でしたので、「加賀100万石に勝ったじゃ〜」ですね。富山もんはやはりこれですよ。遺伝子に組み込まれてしまっているんですかね。若い人はそうでもないのでしょうが、廃藩置県で分県した経緯を知っている年配の方は行き着く話はここに落ち着きそうです。実は新庄は加賀藩領だったんですけれどもね。私は特にそんなことは思いませんが。そんなことはどうでもいいことで、とにかく、今までサッカーの試合を見なかった人たちも巻き込んでをテレビの前に釘付けにして叫ばせて泣かせた功績は大きいですね。益々の武運長久をお祈りいたします。