4月13日鷹乃羽雅楽会温習報告

禰宜です。桜もはらはらと散りゆく頃ですが今日は気持ちの良い1日でした。
まだ朝晩は寒いのでけっこう桜も長持ちしたような気がします。
今日もうぐいす、元気に鳴いています。毎年来てくれるので嬉しいです。
毎朝、うぐいすの鳴き声で起きます。午前5時半前後ですかね、私たちは2階で寝ていますので部屋の窓際に杏子の樹があるのですがそこに留まって至近距離で鳴かれるとかなりの音量です。そういえば雅楽の曲で鶯の曲があったなと思い出しました。春鶯囀颯踏(しゅんのうでんのさっとう)という曲で、一度宮内庁の楽師さんから習った痕跡が譜面にありますが、三管で合奏したことはありませんのでどんな曲か聞いてみました。笙だけで吹いてもどんな曲か、わかんないんですよ。曲名が表すとおり、春に鶯がさえずる様を曲にしたと伝わっています。穏やかな中にも華やかな感じの曲が連想されます。龍笛の音は鶯の声に似ているのですが、雅楽の方が全然優雅。本物の鶯は結構速いパッセージで鳴きますからね。昔の鶯は優雅に鳴いたんでしょうか。今度うちのうぐいすに聞かせてみますか。

今回は少なめの出席でしたので、細かいところをみっちりお伝えできました。平調音取と越殿楽を一人ずつ吹いてもらって、今回は手移り、後打ちをお伝えしました。

チビッコももう中学一年生と小学六年生。よっちゃんの手も久しぶりに見ると大きくなっていました。

篳篥部会。今回は2時間管別温習です。課題曲は鶏徳と皇麞急。

私は写真でしか見られませんので、合奏が楽しみです。

龍笛部会。音が鳴る組と初心者に分かれて温習しています。

舩木家座敷では初心者の指導部屋です。今回はマンツーマン。でも本来は師匠と弟子は膝をつき合わせて伝授するものなので、充実した指導方法です。何しろ、逃げ場がないですから。今回の講師は高瀬神社の辻林秀嗣講師。藤井秀嗣講師と同名ですので、「ダブル秀嗣」で龍笛部会をご指導いただきました。