5月15日「田んぼ学校」神饌田開墾・境内清掃ご奉仕ありがとうございます。

午後2時半頃より作業開始。雨天にもかかわらず、ありがとうございます。

田んぼの横の空き地も平坦に整備中。

禰宜です。昨日、新庄町第一友愛会(ゆうあいかい:会長 大塚明道様)という新川神社の氏子有志の方々に神饌田の開墾作業を手伝って貰いました。雨天の中での作業でした。今回は5月25日に田植えを控えておりますので、水口を整備して試しに水入れをされました。写真の通り、上手くいきました。これで一安心です。用水との段差が大きいので水が入るかどうか、電動ポンプで水をくみ上げるかどうか、議論されていたのですが、自然に水が入りましたので良かったです。田んぼも水口と下手までに高低差もあり、まんべんなく行き渡りそうです。さすが、皆さん田んぼ育ちの年代だそうで、やはり経験に裏付けされた知恵は素晴らしいですね。年の功を見せつけられました。私はすっかりお任せっきりで、邪魔にならないように手伝いをしました。

用水の水を塞き止めて田んぼに水をいれる処を制作中。

水門を開けていよいよ水の注入。うまく入りました!

どんどこどんどこ田んぼに流れ込む水を見ていると気持ちがどんどん上がってきます。つまり、コーフンしました。稲作は自然の恵みといいますか、土と水と日の惠をいただいてこそと、改めて思います。

結構、勢いよく入っていきますので水に浸るのはそんなに時間がかからないようです。狭いですしね。

水の出口もチェック。大丈夫でした。ちゃんと抜けます。

後は耕して整地をして仕上げの作業がありますが、それは後日と云うことで。今回は水の出入りが上手くいったので目的達成です。

そもそも、この田んぼ学校は只今奉賛活動をしております新庄御鎮座400年記念事業の一環として計画をしていた行事です。神社裏の水田を境内地に転用するにあたり、少しの面積でもいいから神様にお供えするお米を作る「神饌田」を残して欲しい、ということが私の念願でした。近年、減反や経営面で後継者が継承できない事情があり、富山市内の水田がどんどん新興住宅に変わっていく中で、せめて神社の裏だけは水田を維持しようとも考えましたが、今後100年の展望をすると、今がひとつの転換期かとも思いました。ということで平成28年の400年祭に先立ちまして本年より初めて神饌田として稲作を氏子の皆さんと共に協力して開催できることを大変喜んでいます。秋には初めての神饌田で初めて植える「イセヒカリ」を神様にお供えできることを楽しみに過ごすことが出来ます。稲刈りで出来た藁を使って、子供達と一緒に神社にしめ縄を奉納し、皆さんと自分の家の神棚用のしめ縄を作ってお土産にして貰いたいです。本当の文字通りの「お土産」ですね。田植え当日はこれも初めての出陣ですが、鷹乃羽雅楽会が祭典に雅楽を演奏してもらえます。此も初めてですので、今回は初めてづくしの「田んぼ学校」となりそうです。

本当に田添総代会長さん、友愛会のみなさん、ありがとうございました。あと、行事の段取りは私が頑張ります。

子供達が集まると云うことで、皆さん一生懸命に周辺も整地したり、農道も今までよりも広くして整えていただきました。

最後に境内清掃をしていただきました。人海戦術であっというまに落ち葉が片付きました。

この後、各自家に帰って「化粧直し」をして4時30分から「懇親会」です。仕事の後の酒は美味いんだな。私も参加させていただきました。このとき初めて聞いたのですが、「友愛会」は最初は「飲んべえ会」と称して、町内有志の方々が地域の奉仕活動をして「飲んべえ」になる会が始まりだそうです。なんだ、「お宮で飲もう会」と一緒じゃないですか。