6月22日・鷹乃羽雅楽会温習ご報告

今日は良い天気でしたね。ほんとに梅雨か?って感じでした。6月21日、22日と石川県神社庁主催の雅楽研修会に参加してきました。龍笛の藤井講師も22日に参加されました。この研修会は毎年開催されていますので、可能な限り参加します。と、いいますのは宮内庁式楽部の楽師さんが講師でいらっしゃいますのでこれに勝る研修会は無いわけですし、しかも少人数で講義を受けることができますので、事細かなご指導がいただけるわけです。逃げ場が無いと言えば無いのですが、雅楽の伝授を受けに来ているんですから逃げてる場合じゃないんです。前列に座ってこの時とばかりにご指導をいただいた方がおのれの身のためです。 今回も大変勉強になりました。曲全体のとらえ方、曲の流れがわからないと良い演奏につながらないので、唱歌の歌い込みは勿論、篳篥の唱歌も習得するなど中・上級者向けの練習のアイデアを頂戴できました。また、楽師さん自ら模範演奏をして戴いて、目からうろこでした。今まで今ひとつ、掴み切れていなかったことがわかりましたので、これが一番の収穫でした。
研修会で宮内庁式楽部楽師先生より授かったことを口移しの如く漏れなく「鷹乃羽雅楽会」の皆さんにお伝えするのが我々の使命ですので、今後とも乞うご期待ください。また、鷹乃羽雅楽会の参加者である程度吹けるように成られた方は追々にこの石川県神社庁の講習会に参加戴ければと思います。一般の方々も参加出来る研修会なんです。なんとも有り難い話です。
さて、では温習回の報告です。

龍笛部会。新曲の皇麞急・鶏徳など練習。

笙部会は前回に引き続き、三管合奏の付け所を細かく伝授しました。今回は正式に演奏するときの付け所をお伝えしました。祭典楽の場合は付け所が違ってきますのでこれは次回にお伝えします。

初心者は唱歌から。

後半1時間は合同演奏です。先ずは音取、越殿楽を全員で。鶏徳を選抜メンバー2〜3名ずつで吹いて戴きました。

篳篥部会。これだけいると音圧すごいです。

最後に陪臚。かなり吹き込んで戴きました。やはりある程度吹き込まないと演奏力が付きませんので、正式に吹いて貰っています。