新川神社田ん ぼ 学 校『稲刈り』参 加 者 募 集

禰宜です。さて、いよいよ稲刈りの日取りが決まりました。当初は9月20日くらいに予定していたのですが、

田植えを小学校の運動会とかぶらないように遅らせたのと、イセヒカリが奥手の品種でしたので、ようやく実り始めた感じです。

稲刈りの参加者を募集しますので田植えに参加された方は勿論ですが、稲刈りから参加の方でも良いですよ、お誘い合わせの上ご参加下さい。

ご案内のチラシを置いておきます。トップページのバナーにもありませけれども。

田んぼ学校稲刈り体験参加者募集

今回も田男と早乙女にあたる「刈り女」といいますが、男女各5名ずつに衣装を着てもらい、祭典に奉仕して戴いて稲刈りをしていただきます。

最近、稲穂が実ってきたのは良いのですが、道ばたの稲が何本か倒れているんですよ。根元が折れて。なんなんかな〜と思っていましたら、奉耕者の吉田さんが教えてくれました。雉の仕業だそうです。新川神社の境内には昔から雉がうろうろしていますので、蛇とかあまり見かけないのでありがたい存在なのですが、これには参りましたね。効かないとは思いますがダメ元で「案山子」を作ってみました。なんか、雉に効き目が無くても、田舎の田園風景として風情があって良いかなと。

これですよ。雉は頭良いですね。お米を食べるのにまだ高くて届かないから、根元をくちばしで折って倒してから米粒をついばむんですね。

見事に脱穀されて食された稲穂。こら、根元に米粒が残っているぞ、一粒残らず食べろ。

あり合わせの物で急ごしらえの「案山子」古事記には「天下の事をことごとく知っている神である」と紹介されています。案山子は「人形(ひとがた)」であり、田の神が宿る「依り代」として或る地方に因っては信仰の対象になっているんですよ。世の中の事が知りたい人は今度聞いてみて下さい。

 

水口の稲と奥の方の稲の色が違うのがわかりますか?同じ田んぼなのですが、育ち方にばらつきが出てしまったようです。

これは神饌田に植えきれなかったイセヒカリを奉耕者の吉田さんの田んぼに植えて戴いたものです。一列だけ刈り取られずに残っているんですよ。珍しい光景ですね。

まるでモヒカン。

やはりしっかりと長い間、耕された田んぼで育った稲は違いますね。