3月20日鷹乃羽雅楽会・篳篥初級コース開催。

禰宜です、本日は今月2回目の篳篥初級者コースです。五常楽急を一通り唱い、吹きました。
現在は越殿楽が初心者が吹き始める曲として一般的ですが、旧来はこの五常楽が初心者が一番最初に習得する曲だったように聞いたことがあります。
多分、雅楽に必要な基本的な表現が盛り込まれているからだと思います。その通りで、篳篥に関しては聞く以上に細やかなテクが盛り込まれていて、しかも龍笛とすれ違う場面もありーの曲ですので私の本務である鳳笙とまた違った五常楽の魅力に触れることが出来て、目から鱗が落ちたように感じました。
また、私の篳篥の盧舌がいまいち、スィートスポットが見つからずに困っていましたが、本日、田中講師の絶妙なるチューンにより、すごく吹きやすくなったという以上に、本来のホットポイントにフォーカスがバチーッときた感じです。野球で言えばバットの芯で球をとらえた、みたいな感じですか。吹くと太い音で管と盧舌が一体化して胴鳴りするような感じで、くわえこんでいる舌唇に音が響いてくる感じです。音をベンドさせたりピッチアップさせる「めらし」も出来るようになり、これだ、というかんじでした。ようやく、スタートラインに着けたように感じた一夜でした。

少人数でのセッションですので、細かいところまで指導が届くところが良いです。

tuned by Tanaka。ノウハウを蓄積して盧舌カスタムショップやったら喜ばれるかも。

細かくご指導できるのが当会の良いところです。