6月29日、古事記に親しむ富山中巻下巻完全読破編昼の部開催。

禰宜です。28日は大祓の準備で深夜まで内職しながら雅楽を演奏して温習をして、29日は古事記、30日は大祓式本番ということで三日連ちゃんでイベント続きです。7月1日には立山の山開きの祭典奉仕など、怒濤の日々を終えてようやくブログをアップしている次第です。本当にたくさんの方々と色々な活動を通じてお宮に来ていただけるようになり、神主冥利につきます。今回は先行の夜の部と同じ内容で、安康天皇の御代の話です。雄略天皇に即位される前の大長谷王子(おおはつせのみこ)の話ですが、ヤマトタケルの命に通じる表現が多く有り、物語りの再来といいますか武勇伝の語りが印象的な部分です。古事記はなにげに違う時代の中にも過去と未来の共時性といいますか、シンクロニシティですね。どっかで聞いたことがある話の筋だなぁ、と思わせるところです。下巻は意外にも読み物としては面白いところですね。話の筋が結構読んでいてわかると言いますか、わかりやすい文体に変わってきたような気がします。これは上巻・中巻・下巻と読み進めてきた人には良くわかると思います。

今回も向上心豊かなご婦人達にお集まり戴きました。

私の母親も参加しております。だまって聞いてくれていますので多分大丈夫なんでしょう。私にとりましては一番率直に駄目出しを下す御方ですから。

季節は梅雨ですが比較的過ごしやすい日でしたね。