4月24日氏子外崇敬者・企業内覧会

禰宜です。昨日力尽きて寝てしまいましたので早朝に更新の続きです。4月24日は対外的な内覧会です。地元の企業や氏子外の崇敬者、企業、また舩木神職家が宮司を務める神社の総代さん達など、御奉賛を戴いた皆さんへのお披露目です。

この節は多大なる御奉賛を戴きました皆さんにあつく御礼申し上げます。ありがとうございました。お陰様で私としましては満足できる建物と境内に仕上がりました。内覧会にご出席戴けなかった方々も是非日を改めてお越し下さい。ご案内申し上げます。

奉賛会長、総代会長、神職家より御礼のご挨拶の後、施工の株式会社オリバーから宇野さんが設計コンセプトを説明、設計担当の中斉拓也建築設計の中斉代表より設計に関する解説を戴きました。当日配られた参集殿のパンフに設計コンセプトや特徴が書いてありますので、当日来られなかった方にもその内容は確認できるようになっておりますのでご安心下さい。

コンペの頃から株式会社オリバーの設計コンセプトは一貫していまして、「地域と神社を繋げる」「人と人とを繋げる」場所としての参集殿の在り方を形にした、と宇野さんが説明されたとき、本当にその通りだと思いました。真ん中を突き抜けるコンクリート打ちっ放しのトンネルは当初斬新すぎて質疑の対象になりましたが、彼らが最初からこだわったのはやはりこの「通り庭」でしたので、結果として上手く建築の一部として機能させることに成功したと思います。実際、便利です。毎日出勤する私としましては。

また、私がこだわったのは「ランドスケープ」です。富山の「雅樂倶」のANNEXの建築設計をされた内藤廣さんの著作から知った言葉ですが、都市計画などで建物だけでは無くてその地域の環境や景観を構成する諸要素を考慮した建築概念のようなものと理解しています。

長い歴史を有する町のシンボルとしての神社境内と、今までは田園だった土地を境内に転用するにあたり、400年前に遷宮された境内地と新しく出来る境内地、そしてそこを繋ぐ参集殿の有り様が肝となるわけです。

私たちも考えたのですがなかなか産まれ育った場所であるが故に逆に田んぼから境内地になっている景観が想像出来ずに苦しんでおりました。そこに明確なランドスケープ・デザインを提示してくれたのが株式会社オリバーでした。詳しくは別の機会に譲りますが神社の参集殿としましては多分、新しい基軸になる物と確信しております。

当日は午後1時から午後4時まで、抹茶の接待と鷹乃羽雅楽会のおもてなし演奏でお迎えいたしました。抹茶のご接待を戴きました新庄町第四町内の馬場家のご家族ご一同様、お手伝い戴きました水口絵里奈さん他高木美智代さん、舩木江里子さんに感謝いたします。また、抹茶ご接待諸々の経費を馬場家にて御奉納いただきました。この場を借りて御礼申し上げます。誠に有り難うございました。