古事記に親しむ富山:6月22日第3回夜の部開催

禰宜です。6月22日午後7時から9時頃まで古事記の素読会を開催いたしました。昼の部が都合悪い方は夜の部も補講できますので、夜の部も30名近く参加いただきました。

今回は古事記の中でも神道の根幹に関わる、国柄に関わる重要な、重要なやまとことばが顕されるところです。以後も何度も何度も繰り返し説明しますので、今回ご欠席だった人もご安心ください。イザナギの命のみそぎ祓えの部分で、天照大御神と月読命、須佐之男命が誕生する語りでした。原文を読むと、古事記が口承伝承の台本のようなものだということが直に感じられます。おびただしい数の神々がお生まれになるところは語り部の口調は「成り成りて〜」「生み生みて、生みの果てに〜」など、なんどもリフレインを繰り返すことによってその場を盛り上げます。

そして「しらす」という日本の国柄を顕す意味で重要な言葉の初見です。この解説はおいおいやっていきます。そして「けがれ」と「つみ」の違いにも若干触れました。

最後に神道で言う「カミ」とは何か?という、我々神職にとっても永遠のテーマに触れました。

「みそぎ」「天照大御神の生誕」「しらす」今回はこの3つの重要な事柄に触れて戴いたので次回から少しずつ深めていきたいと思います。