宮司です。2月の大雪の残雪が陽気に溶け始めているこの頃です。3月4日、昨年12月から休講していました鷹乃羽雅楽会の温習が再始動しました。恒例の通り、午後6時30分〜8時までが二期生で平調五曲(越殿楽・五常楽・陪臚・鶏徳・皇麞急)の習得を目標とする初級コース。午後8時から9時30分までが一期生で、本年は課題曲として盤涉調と神楽を習得します。
雅楽温習としては通算77回目ということになります。思えば平成24年9月に初回を初めましてより7年目ということになります。年末年始は私が多忙である事と、積雪の為交通事情の危険回避ということで休講していますが、12月、1月と演奏活動をしておりますので実質、年中演奏をしております。
昨年の12月には新庄小学校の学童保育の「ひばり学級」のクリスマス会に雅楽演奏を奉仕しました。たまたま鷹乃羽雅楽会の会員がお世話をしておられましたので、御縁と言うことで演奏しました。過去にも富山県神社庁雅楽部で学校での訪問演奏を経験してきましたが、今回のひばり学級は放課後の時間ですので、子供達ものびのびと元気が良く、素直に反応してくれて演奏している我々が楽しませて戴きました。「陪臚(ばいろ)」というテンポが軽快な曲があるのですが、それの太鼓が打たれるのに合わせてロックのライブの様に「オイ!オイ!」と歓声をあげてくれてノッてきてくれるのには「雅楽でのれるンや!」と感動すらしました。名前の通り、「ひばり」の様に元気な子供達でした。おまえら、最高や!
また、1月にはミタホームさんの新年会の席に清興でお呼ばれで演奏して参りましたが、会場がなんと、昨年出来たばかりのTAD、Toyama Prefectural Museum of Art and Design(富山県美術館)内のレストランである「たいめいけん」でした!TADは私の尊敬する建築家である内藤廣先生の設計ですので、建物が醸し出す空気感そのものを感じられる箱ですので、そんな場所でいち早く演奏できたことが大変光栄でした。
そんなこんなで、本年も張り切って雅楽という音楽を通じて、おのれの魂の浄化と研鑽を積み重ねて、神様と人との仲介役としてレベルアップして参りたいと思います。