宮司です。本年本日の10日(土)より18日(日)まで、近所の「薬業商の館 金岡邸」と「新川神社参集殿」を会場として表記のギャラリーが開催されます。
神仏かふぇ。に始まり、神仏かふぇ&Barに続く待望の「アートギャラリー」の開催に大変嬉しく思います。参集殿の建設当時より「神社の参集殿と言うより〜」的な催しの分野でしたので願望が実現した形になります。
今回の企画は富山県障害者芸術支援センター「ばーと◎とやま」は私の高校時代の同級生で、新川神社の臨時神職でも有る「米田昌功画伯」の主催するところで、新川神社と致しましても全面的に協力するところであります。
ところで皆さんは「アール ブリュット」という言葉をご存じですか?私は近年米田君から教えて貰って詳しくは無いのですが、「生の芸術」として「ジャンデュビュッフェ」というフランスの画家が名付けた近代絵画の新しい分野で、彼はアンフォルメル(非定形の意味。1950年代に盛んになった前衛美術運動)の先駆者と見なされ、20世紀美術の流れをたどる上で重要な画家の一人とされている人物です。詳しくはみなさんから直接、米田さんに聞いて貰う事に致しまして是非一度この「不思議な」感覚のギャラリーをご覧ください。
本日、午後3時から参集殿にて日本を代表する鉛筆画家の「木下 晋(すすむ)」氏のトークショー「生(き)の芸術 命の芸術」と題してのトークショーがありますので是非ともご来場下さい。
新庄町でイベントとして金岡邸とコラボレーションを取れるのも初の試みで、今後のイベント開催の先駆けの形が出来ました。将来的には近所にはお寺や保育施設、学校に楽器屋など大きな施設が近年整備されてきましたので新庄町全体を会場としたイベントの企画、例えば「新川神社町新庄遷宮410年記念・町新庄祭騒動〜RETURNS〜」と言うことへも可能性が広がります。
本年は明治維新150年の節目の年。金岡邸の庭園は明治天皇御小休憩跡地の聖蹟であり、宮司家の前には明治陛下が御手をお清めになられました御用手水鉢があります。御縁の年に御縁を結んでいただいたような気がいたしております秋です。