HEARTの中のART ボーダーレス・アートセッション in TOYAMA ご報告・其の弐 宮司です。今回はメイン会場である金岡邸の作品展示の様子をどうぞ。 金岡邸。明治天皇御休憩の地でもあります。 玄関から正面に陳列してあるカラフルな紙工作の模型。 アニメのキャラクターの様ですが、これが凄いのでは無くて製作過程が凄いのです。 この制作者「ムラタクン」はカレンダーの裏にフリーハンドでロボット1体分の部品が余白部分無しで綺麗に納めて描かれます! 毎日、日課のように製作され設計図のストックが100枚あるそうです!頭の中どうなっているんでしょうか? 私が衝撃を受けたのが此の作品、というより「未知の幻想の日記」です。しかも精密かつ理論的で現実的。 幻想をこれだけ実証的に記録されたのは初めてでは無いでしょうか。龍さんも顕現されています。 どうぞゆっくりご覧ください。 この粘土細工はGoogleアースを粘土に起こした実在の都市。 これは完成したら即、制作者の手によって元の粘土に戻されますので基本的に残さぬ物だそうです。 人に自慢するために、みせるために製作されたのでは無くて、やや引き籠もり気味だったので気分安定の為に始めたことが観る人を驚かせる独自の表現になっていったそうです。此の作品も壊される前に保護されたもの。 これも個人的にお気に入りの「眼神(がんじん)」千個の眼を持つ神だそうです。下部に僧侶が礼拝しています。 此の作品も製作過程が凄いのは、写真や先ほどのgoogleアースなど観ての描写では無くてポイントとなる建物から町並を空想で広げて描かれます。しかも下書き無しでダイレクトに。 精密の中にどこかメルヘンチックな不思議な感じのする作品です。 米田昌功さん取材中。 共有:Tweet印刷