宮司です。昼間の田んぼ学校しめ縄作りとコシヒカリ試食会に続きまして「お宮で飲もう会」。
しかも記念すべき第30回を迎える日となりました。
昼から夜までと準備も段取りも一日でやりますので大変といえば大変ですが、神饌田のおにぎりを大勢の方に振る舞うことを考えると一日通じての開催でないとかえって手間が増えますし、全て一日に集約した方が日程的にも準備も後片付けも一度ですみますので、毎年12月の第1日曜日に開催しております。
今回は記念すべき30回目ということで、何かプレミアムな事をしたいなぁと思い、とりあえず案内チラシには「なにかいいことあるかも」と文字だけ入れておきまして、後から何にしようか?と考えておりました。結果、宮司からプレゼントということで400年祭にも製作した特別バージョンの木札御守を製作いたしました。寒中禊ぎ参加者に授与していた御守です。特別バージョンは赤色の紐に決めてましたので今回も400年祭の「町新庄祭騒動」と同じ赤紐で。神紋の「違い鷹乃羽」と若鷹会の「モダン鷹乃羽」が刻印されていまして、「令和」のかの文字をトレースしてあります。
今回も沢山の差し入れ有り難うございました。あやなさんはモツ鍋とキムチ鍋を。いつもありがとうございます。南日味噌さんからもネギ味噌。お酒のつまみに最高です。小川頭からは貴重な酒「梵」、川森・米山さんからは酒「九頭竜」。内山さんからは自家製の米粉のパンとチーズ、バターなど。春日さんからはお菓子を沢山。貫江総代会長さんからはおにぎりの梅干し、漬け物を沢山。九曜さんからはお酒のつまみのお総菜。他にもワインや色々な物を差し入れいただき毎回ながら感謝いたしております。
今回急遽12月21日16時より「良楽のカレーなる落語会 その1」が当参集殿で開催されるに付、主催者の城生さん、三遊亭良楽師匠も参加いただきまして、今話題の「スパイスカレー」を差し入れしていただきました。
宮司からは恒例の宮司セレクト酒5本。宮司仕込み自家製御神木梅酒を5本差し入れです。
会費3,000円女子2,000円でこの充実した内容は皆さんからのお志による事と感謝申し上げます。
今回は過去最高の申し込みで61名の参加でした。机20脚で3名座りですので御誕生席も作ってギリギリでしたが、嬉しいことです。近隣の町内会からも、遠方からも、勿論地元新庄からと、入り乱れての会ですのであまりこういった感じの会は珍しいかも知れませんね。
宴たけなわの頃、今回は重大発表がされました。
小川博司頭が頭専用みこし特攻服を着て登場。御代替わりと飲もう会30回目の節目にも当たり、永年勤めた頭を引退すると発表。2代目頭を野村幸生(ゆきお)氏に指名ということで頭特攻服を脱いで2代目に渡しました。突然の出来事に皆初耳でしたのでビックリしたかと思いますが、2代目の野村氏は堂々と所信表明を語り、皆拍手にて承認戴きました。よかった、よかった。
顧みしますと、平成25年3月に第1回目のお宮で飲もう会を開催したと社報「鷹乃羽」に記録されていますので丸7年間、忙しい中を共に地域活性化、新川神社400年記念大祭の成功に導いて戴きました事は感謝の念に堪えません。
400年祭の計画段階で貫江奉賛会長(当時)と、「若い世代との関係が途絶えてしまっている総代会に如何に青年会を再興するか」との課題を相談していたときに丁度まだ若いのに町内会長になったばかりの小川君に相談してみよう、ということで最初に舩木家の座敷でお酒を飲みながら相談したことを今でも思い出します。
一番古い写真が平成25年5月17日のお宮で飲もう会。参加者10名ですよ。写真を撮ったのが私の弟ですので。本当の内輪ですね。しかも古い社務所で。今は倉庫になってます。なつかしいですね〜。
此の後、「寒中みそぎ・鎮魂作法錬成会」が始まり、愈々若鷹会が結成されまして今日に至るわけですが、小川さんにはその都度、参加者を集めるために行く先々で「新庄もん」をキーワードに集めて戴いた成果が今日に繋がっているのです。次第に「寒中みそぎ・鎮魂作法錬成会」や新川神社の春祭りの神輿担ぎの復活を試みる中で祭り好きな人々も参加して戴いて活気に溢れた神輿渡御、神社行事が出来るのはこの「お宮で飲もう会」の定期的開催が礎になっています。
そういう意味でも小川頭には公私に渡り、新川神社を新しい舞台に引き上げてくれたと感じております。
現在の参集殿は小川頭の経営する(株)オリバーの設計施工で、大勢の方々が居心地の良い建物ということで吸い寄せられるように集まってこられます。此の場所だから参加して戴いている方も少なくないと感じて居ります。中で使用する机と椅子はどうしても経費が及ばなかったので(株)オリバーに寄進していただきました。デザインがシックで参集殿に似合いますし、丈夫で使い勝手が良い物です。
若鷹会結成時も、400年祭に併せて神輿を人力で担ぐ事を復活させるに当たり、オリジナルのハッピを作る企画、そして経費を全て負担して戴きました。これもなかなか出来ないことだと思います。
平成28年の新川神社新庄御鎮座400年事業の「町新庄祭騒動」でも全町内神輿巡行の先導として、見事途絶えていた神輿担ぎを復活させてくれました。
その後も継続的に行事を進めてくれましたが最後の大事業としましてはやはり「次世代への継承」です。我々の先輩方が成し遂げられずに途絶えた青年団。次世代に繋ぐ事は新規に立ち上げたときのパワーを如何に持続させるか、これも大変な事です。
若鷹会の運営も年中行事が安定して次世代の若衆の頭ということで世代のひとつ若い野村君に特攻服が渡されたことが、実は一番大きな実績かも知れません。
小川初代頭、本当に7年間の長い間、ありがとうございました。
今後は顧問として2代目野村頭の相談役として吞みに来て下さい。
ということで第30回目の「お宮で飲もう会」は過去最高の参加者と御代替わりに併せて頭も世代交代というプレミアムな一時となりました。今後共新しい2代目野村頭共々若鷹会をご贔屓に。「お宮で飲もう会」にてお待ちいたしております。
次回は令和2年2月2日「寒中みそぎ・鎮魂作法錬成会」の直会になります。
特に厄年の方、新社会人を迎える方、今までの自分から新たなる自分へと生まれ変わりたい方、お待ち申し上げて居ります。